9月16日のことになりますが、JR東海は紀勢本線を走る「南紀」の編成を見直す(=減車)ことを発表しました
グリーン車の設定が廃止され、最短で2両編成での運行も始まることから、現行の編成をしかと目に焼き付けておこうと思い、10月11日に「南紀」の撮影へと行ってきました
本当は三重県内まで行きたかったのですがまるで土地勘がないため、新宮~三輪崎間で283系と共にグリーン車を連結した「南紀」の姿を記録してきました
▲3001D「南紀」1号&51M「くろしお」1号
三輪崎駅では、毎日11時40分頃にキハ85系と283系が離合するシーンを見ることができます
JR世代の車両ですが、両車共に”引退”の文字が見え隠れするあたり、既にベテランともいえる域に達しつつあります
なお、この日の51Mは1号車が貫通型先頭車だったため、キハ85系との非貫通型先頭車同士の競演は見ることができませんでした
▲74M「くろしお」24号
本当は王子ヶ浜の海と列車をワンフレームに収めることのできる高野坂カーブに行きたかったのですが、どうしても行き方が分かりませんでした
そこで、やむを得ず近大新宮高校横のストレートにて、カメラを構えることにしました
283系はHB601編成が長期にわたって運用を離脱しているため、この日の51M~74Mの運用は大阪方にパノラマ型グリーン車を連結した通称”逆イルカ”編成での運行でした
▲3003D「南紀」3号
そして、こちらが本命の編成中にグリーン車を組み込んで颯爽と終点の紀伊勝浦に向けて走る「南紀」です
2009年春のダイヤ改正からグリーン車の連結が復活し、10年以上にわたって見慣れてきたこの姿も10月いっぱいで見納めとなりました
確かに、いつかはグリーン車の設定が廃止になりそうな気はしていましたが、実際に現実を押し付けられると寂しいものがありますね
この記事を執筆している時点で、既に「南紀」のモノクラス2連での運行が始まっていますが、その姿からこの列車の明るい未来を想像することは容易ではありません