突拍子な再生産 KATO 2018-1 D51 一次型(東北仕様) | 金屋代かずおのお部屋

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KATOのリニューアル版蒸気機関車で「D51 一次型」は現在この製品しかありません.

これ自体は待望の再生産と言えますので,早速筆者も購入してしまいました.

列車を選びません.

企画意図としては,8620牽引の花輪線貨物列車から・に継走する東北本線の列車と思います.

とは言え,それ以上に「KATO京都駅店」で扱う各種特製品(特に「D51 1」)の種車の供給である面が感じられます.「D51 1」は前回生産の際に追加パーツ(重油タンクがない交換用テンダーに,1号機などのナンバーが含まれていました)がホビーセンターカトー扱いで企画されていたことがありましたが,発売されることはありませんでした.

しかし,現在KATO京都駅店で「D51 1」を企画されると,それは非常に高額な商品になってしまいます.他社も含めると関西の車両が今後半年に集中して登場する中,この製品まで購入できる余裕はとてもありません.

他にも,TOMIXの東北本線貨物列車セットと組み合わせるのも良いのではと思います.残念ながら,こちらは発売延期となりました.

 

副灯つきD51一次型が急行「安芸」を牽引したことは,おそらくなかったと思います.

D51 1は山口線で動態保存させる案がありましたが,その煙突周りの形状から,1979年当時の事情で蒸気機関車を運行する際に,労働組合から(必須ともいえる)強い強い要望があった集煙装置が取り付けられず,断念されました.仮に現在運行されていればこんな感じでしょうか.

 

今回のロットは動力音が大きい個体が見受けられます.試走ができる実店舗で購入される場合はよく確認の上購入することをお勧めします.しかし,KATOではここまでしてこの製品を必死に生産する必要はあったのかと思ってしまいます.

旅客列車には「C62 2・3」がありますので,とりあえず地域によらず蒸気機関車列車を楽しむことができるようになりました.今後はC58・C60・D52・C63あたりが欲しいところです.

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  • TOMIXの223-2000系の試作品画像が公開されました.「N情報室」には「また、この幌が取り付けられるよう前面も新たに製作いたしました。」の一文があり,懸念していた金型改修は避けられたとみています.前面転落防止幌は装着した状態で出荷され,すぐに遊ぶことができますが,形の印象が異なる気がします.