<飾りじゃないのよお釜は                                  益子大仏>

関東北部山沿いは晴れ(ブログ版)その2

 投稿日時 2014/3/9(日) 午前 6:08  書庫 鉄道雑記  カテゴリー 鉄道、列車
 


発車間際に乗った水上9:47分発長岡行きのボックス席は当然皆埋まっていました。
でもドア横自由行動席は座り放題。うろつき放題。おちゃめし放題。
ドアには「レールが熱いので注意」と書いてあったので注意して触ってみたりしちゃいます。
閉まっているドアの下の方をペタ。ヒヤリ。
ドアそのものは熱くないんだ。
直接レールを触れない小心者です。



水上を出ると雪がズンと深くなりました。
降りるのは雪だけ?という感じの湯檜曽駅上りホームをかすめて地下駅ふたつに停まってまたの下をあっけなくくぐり抜けてしまった猫の後ろ姿は毛が生えていて、トンネル内で高度を稼いだせいか山頂も近く見え、全く別の山のようです。


(あれっ?これ耳じゃないのかな?)

架線柱が新潟色になって、やはり同色の土樽駅跨線橋からは雪が落ちてきそうでそちらの方が怖いです。

越後中里で古い客車とすれ違って



山を駆け下りれば越後湯沢。
ここで乗り換えです。
乗り継ぎ時間はわずかなのでちと忙しい。
そう、移動距離は大したことがないのですが、この先は18きっぷでは乗れないので乗車券を買う時間が余計にかかってしまうのです。
水上駅の時と違って同志らしき人たちと一緒に乗り換え口へと駆け足。でもちょっと出遅れ。(年のせい?)
この人たちの後で券売機、となるとちと辛いか、と思っていたら改札脇に清算所。先頭集団は改札外券売機を目指してか素通りして行ったのですかさずそちらへ。
切符購入後急ぎホームへ上ればちょうど列車が入ってきた所。でも、その列車はここでふたつに分割されて片方は目的方面ですが、もう一方はとんでもなくお金がかかる方まで行ってしまいます。(次の停車駅まで3500円!)
どうやら後ろの方が目的列車みたいでそちらへ歩み始めたら別方向列車の発車ベル。
初めて目にする新幹線分割シーン。



おおすごい、と眺めていたら、連結器カバーが閉じました。
「パコン」
ええっ!、ちよっと音が安っぽ過ぎない?軽自動車のドアだってもうちょっといい音するよ。新幹線なんだからベンツみたいにボスッとか音たててよ。

はい、今日メインの目的はガーラ湯沢です。
発車ベルにせかされてグリーン車だか指定席だかわからないデッキに飛び乗って惜しげもなく撒かれる水を浴びながらゆるゆると3分で240円の旅終わりー。
到着した駅は薄暗くていかにもという感じで保線車両なんかが停まっていて列車のすぐ前は行き止まりで降りた客もぱらぱらで。



なにはともあれ、これでのど元に引っかかっていたような関東近辺のJR未乗線区を1つやっつけました。
しかしガーラ湯沢。これほど乗りつぶしだけに訪れるべきではない駅は珍しいででしょうね。
改札を出ると正面は空港カウンターをも思わせる切符売り場ですが、これはスキー場のチケットカウンターでJRの切符売り場はその反対側にこじんまり。



きらびやかなジャケットでスノーシューズの人たちで賑わうなか、くすんだ防寒着にスニーカーというもっさりしたおっさんはとてつもなく場違い。
こりゃあかん、と急ぎ外へ出てみればそこはゲレンデ末端。シャー、と滑り降りてきた人の目が痛い。
あっ、ゲレンデって普通の靴で入っちゃいけなかったような気が。
逃げるようにきらびやかに戻ってきょろきょろ。
出口はこっちか?



ゲレンデ口?
ゴンドラ乗り場?
よ、読めねー!!

ほうほうの体でやっと反対側出口から日常っぽい世界へと出れば目の前に湯沢駅方面への無料シャトルバス。
居合わせた案内係らしき人に徒歩での湯沢駅までの所要時間と道をたずねて歩き始めたら親切な方が写真撮ってあげましょうかと声をかけてくれました。
で、撮ってもらったものを見たら、もう情けなくなるくらい場に似合わないトホホな姿。
案内の人が「このバスでも行けますよ」とおくびにも出さなかったのもうなずけるよなー。スキー客に便宜を図るためのものだものなー。

歩きだした道路の歩道はうずたかい積雪。なので車道を進んだのですが、そちらはほぼ雪は無いものの、ところどころにその名残が溜まっていて、通る車のうちには盛大にしぶきを上げるのがいて辟易。
おっかなびっくり歩いていて、交差点でふと見ると反対側の歩道もうずたかい雪の山、ではなくてそれは車歩道を分ける雪の壁になっていたのでした。
うわー、ごめんなさい。そっちが歩くべき場所だったのですね。完全分離で危なくないし車の方も余計な気を使わなくていいし。



多くの家で屋根の雪下ろしをしています。久々の上天気ゆえか今まで忙しくて出来なかったのか。
歩道が切れた場所でしたが、二階の高い所から雪を落としている家があったのでちょっと立ち止まって見物。そこへ天気が良くて仕事がない、という感じにのんびりと除雪車がやってきました。
こりゃあいい絵になるわい、と写真を撮っていたらちよっと向こうで除雪車停車。
お、観光客向け撮影タイムサービス。



じゃ、ないよね。
あわてて道路反対側に移ると間もなくガーという音が響き始め、私が立っていた辺りの道路が1mほど広くなりました。



またしてもスンマセーン。邪魔でした。

歩きだして30分ほどで越後湯沢駅到着。
駅前は笹団子の看板を出した土産物屋がちょろっとある程度。あまり賑わってはいません。
でも一歩駅舎内に入ったら意外と多い観光客。その人たちに混ざって土産物街「がんぎ通り」をぐるっと物色。
あれっ?笹団子が130円?駅前の土産物屋では100円だったよ。
という訳でとって返してそれを手に駒子さんに見送られて12:00発水上行きの乗客になります。



入ったきた列車は結構混んでいましたが、下車客が多かったのでボックス席ゲット。
雪原に優雅に弧を描くこれから進む線路を眺めながら一杯といきますか。よい風景プラス本物のつまみもあるし、昨日となんと違う事でしょう。



この先、越後中里から湯檜曽までの上り列車の進み方はグルングルンです。ドッカとボックス席に腰を降ろしてしまいましたが、そのままですと反対側風景を見逃しますので空いているのをいいことに時おり立ちあがってウロウロ。でも、みんなループ線とかに興味無いのかな。そんな事しているのは私だけ。特に隣のボックスを占拠している人なんかずっとグーグー高いびき。もったいないよー。

てな事しながらいよいよハイライトの湯檜曽ループ。
おお、下に駅が見える。
絶景だ。写真撮らなきゃ。
パシャッ。



ジャストミート!

ならば下の段から見上げた所を。
トンネル出たらすぐだからな。
おっ、見えた。


ビンゴ!!

え、駅からだ。
上から見えたんだから下からも見える。
それに停車していればゆっくり撮る事も可能だ。
「湯檜曽です」
プシュ~。



ヤーネ!!!

電柱なんて20mごとに建っていたとして、その太さ30センチとすると、ど真ん中に来る確率は300分の1くらいだし、信号機なんてそうそうは無いし、湯檜曽駅の屋根なんてホーム全体の15分の1くらいだし、それらが全部合わさる確率は……ヨーシ、今年は宝くじ当たるぞ!!!!

水上からは107系高崎行き。



ロングシートだし人もどんどん乗って来てもう「お山が見えない」(涙 by ハイジ気分)。

新前橋で両毛線に乗り換え。



こちらもちょっと混んでたけど前橋、伊勢崎と進むにつれて空いていってボックス独り占め状態となったので、朝も寄った売店での購入物で本日の締め。
あんなにくっきりしていた山々は霞み始めてしまって、直近の赤城山すらボワンと弱い西日を跳ね返すばかりになっていました。



 コメント(2)
 

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私も結構「架線柱ハンター」?だったりしますが、なかなか『連チャン』はいかないですね(笑)

新潟の115系、しつこいくらいに?「熱い」表示されていますよね。
同じ115系1000番代の新前橋や長野のクルマでは見かけた記憶がないのですが。。  
2014/3/11(火) 午前 9:29  哲ちゃん+Mc169
 
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哲ちゃん+Mc169さん、
なんで架線柱とシャッターはこんなに相性がいいんですかねー。
不思議です。(笑)
新前橋や長野は「ぬるい」なんですかねー。
機会があれば勇気を出してその違いを体感してみます。  
2014/3/12(水) 午前 6:27  NEKOTETU