こんにちは。
前回の続きです。
温田駅を出て、車窓からは紅葉が広がります。
沿線でも特にこの辺りは色づきがよくきれいでした。
温田駅の次の駅、為栗駅に停車します。
為で『して』と読むのは難しいですね。
秘境駅ランキング14位の駅です。
駅のすぐ東側に人家が2軒あるのですが、それだけで周りには他に家はありません。
昔は集落があったそうですが、ダムの完成により集落のあったところは水没して居住者がへったそうです。
駅前には天竜川が広がっています。
山々の間を蛇行していて美しい景色です。
待合室です。
ベンチ右端には駅ノートがありました。
このあたりの秘境駅にはどの駅にもありますね。
乗客が降りて皆向かっているのは、
奥に見える、天竜川にかかっている橋です。
名前はそのまま天竜橋です。
為栗駅から5分かからないくらいで来れます。
停車時間が12分あるので橋まで見に来ることが可能です。
結構立派な橋なのですが、歩行者専用となっています。
これが為栗駅につながる唯一の道なので車で駅前までくることはできません。
橋の上からの北側の景色です。
奥には飯田線の橋梁がみえました。
秘境駅号停車中の為栗駅も見えます。
南側の景色です。
この先で川が大きく蛇行します。
ここで、ダムができる前は急流が岸壁とぶつかりあって、川の流れを上流に押し戻すような流れとなる変わった場所です。
まるで信濃の国が恋しいといったごとく、天竜川を下っていた筏が上流に押し戻された伝説があることから、信濃恋しと呼ばれているそうです。
発車時間が迫ってきたので戻ります。
為栗駅から少しの間前面展望を見に行きました。
単線なのでトンネルも小さく感じます。
線路沿いが紅葉しているので綺麗です。
次の停車駅の平岡駅の手前の線路沿いで観光協会らしき人とキャラクターが歓迎しているのが見えました。
平岡駅に到着しました。
この駅は秘境駅ではありませんが、16分停車します。
伊那路号も停車する駅なので、このあたりの主要駅になります。
こちらが駅舎です。
伊那路号が停車するのですが、2012年にきっぷうりばが廃止され、無人駅になります。
街のジオラマもありました。
奥は山ばかりですね。
ここでお腹がすいたので五平餅(300円)を買いました。
車内に戻り食べたのですが、冷めていて固くあまり美味しくなかったです笑
上り列車もここで40分近く停車していたので、その時に作った残りなのかもしれません。
平岡駅を発車します。
平岡駅と、次の駅の鶯巣(うぐす)駅間は以前は7つのトンネルを通っていたのですが、1982年に線路を変えて1つのトンネルに集約されました。
伊那小沢駅に到着しました。
秘境駅ランキング75位の駅です。
秘境駅なのですが、2面2線の駅になっています。
ホーム間を移動するには踏切を通ることになります。
この踏切が列車発車の2分前に遮断機が降りるシステムになっていて、係員がはやめにホームに戻ってくださいと周知していました。
写真のとおり駅の上に道や何軒か家があるため、順位としては下がっているのでしょう。
反対側のホームに渡ると、天竜川と、水神橋という橋が見えます。
この駅の一番の特徴は駅前に公衆電話があることです。
使う人はいるのでしょうか。
そして何の目的で置かれたのでしょうか。
秘境駅号のホームに戻ってきました。
ここでようやく人がいない秘境駅らしい写真が撮れました笑
発車前に遮断機が降り、伊那小沢駅を発車します。
続いての秘境駅、中井侍(なかいさむらい)駅に到着します。
日本の鉄道の駅の中でもこの駅の名前のインパクトはトップ10に入ってくるくらい特徴的な駅だと思ってます。
ちなみに、地域の名前からとった駅名だそうです。
駅名板の後ろにみかんの木があるのが特徴的です。
中井侍駅は秘境駅ランキング11位なのですが、上位ランクインの大きな要素なのがこの断崖絶壁です。
ホームが大変狭く、高い壁の威圧感があります。
駅北側からはトンネルがみえるのですが、トンネルの左にもう1つトンネルらしきものがあるのがわかりますでしょうか。
こちらが中井侍駅につながる車道なのですが、舗装されておらず、先が山で奇妙です。
秘境駅らしいですね。
洗濯物が干してあったのでお住まいのようでした。
車が通れない歩道が伸びているのですが、これも山につながっています。
中井侍駅で7分ほど停車し、飯田線一の秘境駅、小和田駅に秘境駅号は向かいます。
今日はここまで。
次回をお楽しみに!