近鉄の今度の運用変更でスナックカーはいよいよ本数が限られてきたようだ。かつては来て当たり前の存在であったが。
そう印象付けられたのは、やはり50年前の大阪万博であろう。
1970年、その開幕に合わせるかのように近鉄特急網も充実がはかられた。近鉄難波(大阪難波)、鳥羽線開業と志摩線改軌による賢島直通により大阪、京都、名古屋、伊勢志摩への相互アクセスが大幅に改善した。それを担うスナックカーの増備が続けられたのである。12200系の初期の編成は万博を経験しているようだ。(京都直通は当初は18200、18400系)
スナックカーの行き先表示で、大阪難波、京都、名古屋、賢島などを見るとその当時を彷彿させることができる。



現役のスナックカーは万博後の増備と思われるが、団体用の15200系の3Fと4Fは当時を知っているかもしれない。

かつて団体用で使用された18400系は復刻されてラストを飾った。この15200系はどうだろう?このご時世であるから、それは神にしかわからないだろう。

参考「鉄道ピクトリアル」No.954 近畿日本鉄道