全4回でお伝えしている「飯田線秘境駅」号の乗車記。

その①(豊橋駅~新城駅)、その②(柿平駅~大嵐駅)の続きです。

 
今回は秘境駅ランキング3位小和田駅11位中井侍駅が登場する、旅のハイライトです。

 
■グッズの数々
ご紹介するグッズの数々は、この列車に乗車した方全員にプレゼントされるものです🎁✨
 
左上から、①緑色のバッグ  乗車証明書  ポストカード(豊橋駅にて)  ④秘境10駅見どころMAP  旅のしおり
 
 
そして一番のお土産が、⑥ヘッドマークタオルです🙌
 
 
ツアー参加者限定でのお土産ならあり得ますが、乗客全員に配ってくださるなんて、JR東海さんの大盤振る舞いには驚きです😄
 
乗車証明書は、グリーディングカードのように、中身が飛び出す仕掛けになっています。
イラストは今年から一部の上り列車が停車することになった伊那田島駅のもの。
駅名標の再現具合も、なかなか本格的です。
 
 
乗車証明書やお土産のグッズは毎年デザインが変わりますし、列車自体の魅力に加えて、ここまでのサービスを受けたら、リピーターが多いのも頷けます。
 
 
■小和田駅
秘境駅ランキング3位小和田(こわだ)では20分間の停車。
飯田線内では最も順位が高い駅なので期待が高まります😊
 
1993(平成5)年、現在の天皇皇后両陛下のご成婚の際に、雅子様の旧姓が小和田(おわだ)だったことで、当時は訪問する観光客で一時的に賑わった過去があります。
 
 
昔の駅名標が残されているのも、秘境駅のポイントを上げているのでしょう。
軒下に設けらえているために、状態も良く残されています。
 
 
ホームには三県境の碑がありますが、実際の三県境は駅の近くを流れる天竜川の上ですので、念のため😚
 
 
駅舎はこんな雰囲気。
なるべく人が入らないように撮影しましたが、約2名様写り込んでしまいました💦
 
駅前には、廃車になったスーパーカブが置かれています。
 
 
最寄の塩沢集落までは1時間との標識。
(もちろん徒歩でしょう🚶)
 
 
こちらの廃屋には、鍋や釜などが残されていて、人の営みがあったことをうかがい知ることができます。
屋根の波板が、取れかかっています
 
 
この建物の先には、小和田駅名物とも称される、三輪自動車のダイハツ「ミゼット」が取り残されています。
この廃れ具合がいいのでしょうね😉

 
塩沢集落へ続く道はこんな感じ。
明るい時間でも、一人きりで歩くとなれば、恐怖を感じます。

 
秘境駅第3位の名に恥じることない、秘境駅でした👍

ちなみに1位は室蘭本線の小幌(こぼろ)駅、2位は大井川鉄道の尾盛(おもり)駅だそうです。

 
■中井侍駅
小和田駅までが静岡県で、そこから1駅。
長野県最初の駅はランキング11位中井侍(なかいさむらい)
ユニークな名前の駅名だが由来には諸説あるとのこと。
 
 
急斜面の下にホームがある駅で、ホーム下には茶畑と天竜川を望むことができる駅です。

お茶の産地になっていて、その④でご紹介する平岡駅の物産市では、中井侍のお茶が売られているほど。
 
集落が近くにあるものの、ホームに降り立った感じは、まさに秘境そのものです。
 
 
駅の出入り口は前後に1ヶ所ずつ。

ウロウロしていたところ、長野放送さんの取材クルーに声を掛けられ、「飯田線秘境駅」号の感想などをインタビューされました。
「どうせ、カットだろうなぁ」と思っていたら、当日夜にしっかり放映されていました📺️



 
次回は最終回その④ では、残りの秘境駅を巡り、終点の飯田駅まで向かいます。

次回もお楽しみに👋