2018/5/5 最初で最後の機会 D51 200とC56 160の重連 | 金屋代かずおのお部屋

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周防大島町を拠点に鉄道旅行・鉄道もけいの活動を行っています.

(この編成は最初で最後)

 

C56 160は,山口線での運用の際に,DD51を補機で連結しないと5両編成の牽引ができない(単機の場合は2両まで),北陸本線の運用の際は「ATS-P」を搭載できないなどと言われる問題があり,ついに,本線運用から引退することが決まりました.そして,いよいよ最終運行となりました.最終運行に先立ち,最初で最後の機会となる,「D51 200とC56 160の重連運転」が,2018/5/5に組まれました.

 

その前に,2018/4/19〜21に,C56が新山口駅に送り込まれています.

往路

唯一無二の機会ゆえに,この日沿線に駆けつけた人々の数は,これまでの運転を遥かに超えるものとなっていました.過去に「サロンカーなにわ」などで運行された時よりも多い印象を受けます.

なお,史料上価値を優先し,「黄色い線の外側で撮影している」などのマナー上問題がある画像も,この記事では使用します.ご容赦ください.

D51(左)と連結します.

35系客車に直接C56 160が連結されるのはこの時が最初で最後です.

このようなカットでも貴重なものになります.

沿線各地では大変な賑わいとなりました.このような事態になることはわかりきっていたので,筆者は迷わず乗車を選択しました.

残念ですが,線路に近すぎる,線路際を通らないと行けないと思われる場所での撮影など,危険な撮影も若干見受けられました.

地福駅につきました.ここでまとまった撮影を行うこととします.

津和野駅に到着しました.

津和野駅での入れ替え

今回は入れ替えも見せ場の一つです.

先にターンテーブルに乗り,整備を受けるのはC56でした.

C56はD51の整備中,撮影しやすい場所に置かれていました.

C56とD51が同じ画面に収まる写真をとる機会も,今回が最初で最後です.

準備ができました.

復路

それでは,帰路に着くことにします.

「オロテ35 4001」に直接C56 160が連結されるのはこの機会のみでした.普通車でさえチケットの入手が困難であった今回の列車,グリーン車は尚更と言えました.

道中では熱烈な歓迎を受けます.

徳佐の跨線橋など,鉄道ファンが撮影地としての認識が薄い場所でも多くの地元住民の方々の歓迎を受けたのは印象的でした.

「缶焚きゲーム」の利用権が当選したので遊んでみました.意外と難しいです.

残念ですが,2020年現在は利用が停止されています.

(もう一つの運転シミュレーターゲームの席が,記念撮影用に使用できます.)

大歳では「スーパーおき6号」とすれ違います.

新山口駅に到着しました.

 

これほどまでの賑わいは今後ありうるのか,と思うほどのかなりの熱狂ぶりであった1日でした.

いや,1日では終わりませんでした.翌日の様子については近日紹介します.

(「鉄道模型コンテスト」配信でのKATO新製品の紹介が優先となります.)

 

当時の印象で率直に書いた「金屋代文庫」の記事はこちらをご覧ください.この記事に使っていない画像も使用しています.

「【特集】C56 160」は残り1記事を予定しています.

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