気ままな 汽車好き

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近江鉄道各駅停車  駅名標の旅 1  貴生川 ⇒ 桜川

◇ 統一デザイン ◇

 開業120周年を機に統一デザインとなった駅名標、全駅集めてみた。でも実は注目したのは枠の方。思ったより変化に富んでいる。ところで、駅名標って何を差す言葉? 記事を書くにあたり、此処に躓いてしまった。どれが正式なのかは判らないが、この記事においては以下のように書き分けた。あぁややこしい。
 駅名板駅名が書かれた板
  駅の正面に掲げられたもの等は別とする(性格が異なる)
 駅名標:駅名板が取り付けられる枠と駅名板とのセット
  壁等に取り付けられている場合は、枠が無いので駅名標=駅名板
 それにしても統一デザインなのに、微妙に水色(琵琶湖?)の大きさが異なるのは何故だろう?
 あまり前置きが長くなってはいけない。早速スタート。今回は南から順に ご紹介。

◇ 貴生川-水口城南-水口石橋- ◇

 スタート駅は、過去に2社のレールバスが寄り添う珍しい光景が見られた貴生川駅。いきなり枠無しで駅名板のみ。平仮名は読み仮名というわけでは無いらしく、漢字の位置とは対応していない。続く水口城南駅近江鉄道でよく見掛ける駅名標に見えるが、実は少数派だったりする。
f:id:hato_express:20201120033448j:plain 続く水口石橋駅は、またもや駅名板のみ。実はホームが狭いので、駅名標を建てるスペースが無い。

◇ -水口-水口石橋- ◇

 この2駅の駅名標を見比べると、何かに気付かれるであろう。いや、色の事や無いで。
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 そう、枠の形状が異なる。水口駅が従来の駅名標枠の形状であり、水口松尾駅の方は最近の角丸形状。これには なかなか気付けなかった。水口城南駅も同様に最近の形状だったわけだ。そして水口松尾駅駅名標枠が色違いなのは、錆びて傷んだ箇所を補修したため? よりによって橙色で?

◇ -日野- ◇

 統一デザインの駅名標とキャラクター入りの駅名標の2種存在する。キャラクターは鉄道むすめに最近加わったトヨタセリカ…では無く、日野せりか。
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 キャラクターの名前を書いとかなくてイイのかな? 駅名標枠は従来タイプ。

◇ -朝日野-朝日大塚- ◇

 どちらも同じ従来タイプの駅名標枠だが、傷み方がえらく対照的。朝日野駅駅名標に付いている広告は水口店のものだと思われるが、他に広告が付いた駅名標は無かったので取り忘れか。ある意味貴重な存在。
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◇ -桜川- ◇

 従来タイプの駅名標枠だが、白く塗られている。最近の補修では枠は白く塗られるようだ。
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 桜川駅は今年2020年に開業120周年を迎え、地元の方の手で駅名標枠や上屋等が塗装された。白く塗られた柱には、桜の花びらが描き込まれていたりする。そして桜川駅だけの特別な駅名板も存在する。(「巛」=「川」)

 ⇒ 駅名標の旅 2 に続く