料金と設備の違う列車での乗継ぎ | 鉄道と仙南のイベントの事を語るブログ

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おばんでございます。いつも、ブログへ「いいね」をくださいまして誠にありがとうございます。今回は、料金体系と設備の違う列車での乗継の事をブログへ書いていきたいと思います。

 

まず、新幹線の特急料金は、「東京以外の駅で」「同一方向へ」「改札を出ない」という3つの条件を満たせば、別の新幹線列車を乗り継いでも「特急料金」というものが通算されており、それを俗に「ラッチ内乗継」といわれている。

 

例えば、わかりやすくいえば、東京から大宮まで「はくたか」号、大宮から「やまびこ」号と盛岡までを乗り継ぐ場合であれば、同一方向への乗継となるので東京から盛岡までの全区間の特急料金が通算される。この場合であれば、全区間を「自由席」であれば全区間に対して「自由席特急料金」、一部区間でも指定席利用となれば、全区間に対して「指定席特急料金」が適用される。

 

 

新潟から大宮までを「とき」号、大宮から福島までを「つばさ」号と乗り継ぐ場合は、この場合、逆方向への乗継となる事から、料金は通算されず新潟から大宮までと大宮から福島までのそれぞれの料金が通算となる。

 

ここからは、本題へと入ります。

 

 

さて、東北新幹線の列車では最速型ではない「やまびこ」と最速型の「はやぶさ」では、特急料金の体系というものが異なっており、「はやぶさ」の特急料金の方が、「やまびこ」の特急料金よりは100円から500円程度、割高に設定されています。今回は、最速型ではない「やまびこ」と最速型である「はやぶさ」を指定席とグリーン車を乗り継いで利用する場合の特急料金の事について解説してまいります。

 

 

例えば、大宮から「はやぶさ」の指定席と「やまびこ」のグリーン車を仙台で乗り継いで盛岡まで向かう場合、

 

大宮から盛岡までの「やまびこ」に対する特急料金(「通常期」の指定席)5370円から530円を差し引いた特急料金4840円(「自由席」と同額、通年同じ)に、仙台から盛岡までのグリーン料金(距離が183.5㎞となるので、101㎞から200㎞までのグリーン料金2100円)を加えた料金となり、そこに大宮から仙台までの「はやぶさ」号に対する料金から「やまびこ」の特急料金を差し引いた差額が加算したものが合計額となります。

 

①一部区間をグリーン車利用となるので、大宮から盛岡までの「やまびこ」の指定席特急料金(通常期)5370円から指定席料金530円を差し引く

②大宮から盛岡までの「やまびこ」の特急料金(通常期の指定席から530円を差し引いた料金)4840円に、仙台から盛岡までのグリーン料金(2100円)を加える

③大宮から仙台までの「はやぶさ」の料金5150円から「やまびこ」の料金4830円を差し引いた差額320円を合算する

 

上記の①と②と③を合計する。

 

計算すると、

 

4840円(5370円−530円)+2100円320円(「はやぶさ」の料金5150円−「やまびこ」の料金4830円)=7260円となります。

 

ここで、指定席料金の530円はというと、仙台から盛岡までのグリーン料金(2100円)に含まれているという事になるわけです。

 

要するにグリーン車を利用する場合の特急料金というものは、特急料金(「通常期」の指定席)から座席指定に相当している530円を差し引いた金額(シーズンを通して同じ)に、グリーン料金を加えたものとなる。それには、グリーン料金というものには、座席指定料金に相当する料金が含まれており、仮に指定席特急料金にグリーン料金を加えた額と計算すると、座席指定料金が二重取り(2席分)となってしまうためだと考えられるようです。