こんにちは。

ED75型電気機関車 JR化後に走った171両を1両づつピックアップする”機番シリーズ”、ようやく第100回(100両目)を迎えました。いつもご覧いただきありがとうございます。ということで語呂合わせで100号機を取り上げます。ヒサシ付き50~100号機のラストナンバー、101号機からは細かい仕様が変わり、ヒサシは無くなりました。この機関車も貨物列車牽引の姿を多数記録していたので、2回に分けてUpします。前編では1990年代までの写真です。

 

ED75 100[仙]→[長] 1967年落成

落成時は仙台の配置、私は記憶が無いのですが、落成時に[仙]の区名札が入った姿が雑誌に掲載されていると友人から教えてもらいました。翌年には長町所属となっています。

仙台地区所属生抜きで国鉄民営化を迎え、JR貨物へ継承されます。

 

最初の撮影はこの1枚でした。下り列車を待っていた所、反対側からやって来た上りを撮影したものと思います。ローカル貨物のスジでしたが堂々の重連牽引でした。ヒサシ付き、窓周りにはツララ保護枠取付のための突起あり、連結器右の重連用ジャンパ栓は古いKE63のまま、これら特徴を有するラストナンバーということになります。

1990/03 東北本線(特記以外以下同様) 北白川-東白石 1450レ

 

この列車はコキが短めで編成が乗っかりました。この100号機だけ唯一3桁機番のヒサシ付き車です。2桁機番の印象が強いので何となく違和感..(笑)。下り方にはKE77及び開放栓、ケーブルが付きます。KE63は上り方と逆、連結器左側になります。

1990/08 白河-久田野 4089レ

 

ワムハチをズラズラ従えて峠道を上って来た100号機、単機牽引では何か重そうなイメージです。実際坂を上がれなかったことがあり、後に重連運用になったと聞きました。

1991/02 奥中山駅付近 5261レ

 

この時は撮影しているうちにジャンジャン雪が降りだして...ここから奥中山駅までの帰り道(徒歩)、真っ暗でみるみる積もってちょっとヤバいぞ と思った記憶があります。結局歩きに時間がかかって予定の列車に乗れず、翌日は風邪ひいて熱を出したのを覚えています(汗)。こういう厳しい気象条件は撮れさえすれば絵になっちゃうんですけど..

1993/01 奥中山-小繋 3067レ

 

これも重連の高速貨物列車が驀進..キリリと引き締まった感じのヒサシ付き、いい顔立ちと思います。貫通扉の”感電マーク”は無くても良かったですが..(笑)。

1994/12 東白石-北白川 3085レ

 

郡山工場にスノープロウが外された状態で留置状態の100号機、まさか廃車?と思って撮影したんだと思います。

1995/05 

 

どうやら上の留置状態は全検入場待ちだったようです。パンタの銀色は既に失われていますが、綺麗に整備された100号機が貨物を牽引してやって来ました。”感電マーク”が無くなって貫通扉窓がスッキリしました。

1995/11 新白河-白坂 4088レ

 

重連運用になった車扱5261レを牽引します。この日は短い編成でしたが..。

よく見るとこの下り方だけ、貫通扉のツララ保護枠取付の突起が無くなっています。削られたのか、貫通扉を取り換えられたのか?全検整備でこうなったんでしょう。ナナゴーに保護枠が付いた姿はこの100号機に限らず見ることは無かったので、不要だったんでしょうけどね。

1996/02 目時-三戸 5261レ

 

奥羽本線の運用に入る100号、短編成のローカル貨物を牽引して雪の中を行きます。

他の貨物列車に増結でも事足りた感じもしますが..パーイチ牽引主体の奥羽線貨物の中で貴重なナナゴー運用、いい被写体でした。

1997/01 奥羽本線 白沢-陣場 1655レ

 

今頃の季節、紅葉の山間を赤い機関車重連が行きます。ドン曇りでしたが..

1997/11 三戸-目時 3092レ

 

車扱貨物を牽引して行きます。貫通扉の突起が無くなって、いくらか大人しい表情になった気がします。次位は塗装が色褪せた132号機、その後ろには青いワム380000が繋がります。整備したてだったでしょうか?ピカピカに見えます。

1997/12 東白石-北白川 5673レ

 

磐西へ入るタキ1900の貨物列車です。120号機(機番シリーズ094)でも類似のアングルを掲載、この時は次位がシロガマでしたが、100号機先頭は赤赤で揃いました。

1998/10 郡山駅 5293レ

 

赤赤が確認できれば始発の磐西列車に乗って、先回りして撮影です(笑)。100+120の重連でした。タキ1900も住友(黒)4+CT(セメントターミナル 緑)11の貨車15連、フル編成でした。

1998/10 磐越西線 更科(信)-磐梯町 5293レ

 

国鉄時代からの(ほぼ)オリジナルの100号機を撮影したのはこれがラストになりました。

陽の長い時期、朝5時台の通過です。岩手山もくっきりでいい光線、水鏡にもなって..だけど次位がシロかった(泣)。

1999/05 好摩-岩手川口 2077レ

 

機番表です。白抜きの機番はUp済です。サイドメニューのテーマ”ED75機番シリーズ”をクリックいただくとこれまでの記事が一覧表示されます。


後編では再び全検を通った後、2000年からの写真をUpします。
以上ED75 100 機番シリーズ第100回前編 最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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