今日は結婚36周年です。

 私は「いろいろと問題のある男」だと自覚していますが、このような私にずっと付き添ってくれている母ちゃんにはいつも感謝しています。

 もちろん若い頃は「犬も喰わぬ」夫婦喧嘩をしたこともありましたが、喧嘩は長続きしたことがありません。

 もしかしたら長い間にわたって長距離トラックのドライバーをしていたから顔を合わせる時間が短かったこともあるかもしれませんが、内勤となってから既に8年が経過、管理職となってからでも6年が経過していて毎日帰宅するので顔を合わせない日はありません。それでも若い頃から全く変わりありません。

 ニュースでは「コロナ禍で夫婦の仲が良くなった」という人が増えているようです。その理由として「夫婦で過ごす時間が増えて会話が増えた」「一緒に食事をする時間が増えた」「支えになる人がいるという実感が出てきた」などがあるようです。しかし一方で夫婦仲が悪くなったという人もいるようで、その理由が「いままで見えなかった悪い部分が気になる」のだそうで…それは「相手のせいにしているあなたの目が節穴だったのでは?」とツッコミを入れたくなります。

 かつて「成田離婚」とか「熟年離婚」という言葉がテレビなどを賑わせていました。
 新婚旅行から帰ってきてそのまま離婚なんていうのも呆れたものですが、熟年離婚というのもどうなんでしょうね?
 よほどお互い我慢に我慢を重ねてきたのでしょうか…お気の毒としか言いようがないというのか、相手に対して「いつもありがとう」という気持ちが持てなかったのですね。

 私が従事する仕事に限らず、社会にはお盆も正月も土日も昼も夜も関係なく仕事している人々が多くいます。航空・鉄道・バス・ハイタクといった旅客輸送、運輸などの物流、警察、消防…どれが欠けても私たちの日常は成り立ちません。私が従事している仕事だって「家庭を全く犠牲にしていない」といえば嘘になります。普通のサラリーマン家庭のように土日は休みで、GWやお盆、正月には帰省したり旅行したりといったことはほとんどしてあげられませんでした。それでもそのことに関して母ちゃん息子も不満をただの1度も私に言ったことがありませんでした。私が現役のトラックドライバーだったときは長距離を走るということもあって決して家を出る前に不快な気分にさせることはなかったし、管理職として内勤をするようになってからも変わりありません。本当に恵まれていると思います。

 私たち夫婦は同年齢、20歳で結婚してから20代の前半で一回だけアメリカに海外旅行をしたことがありましたが、それ以降は泊まりがけでどこかへ行くのは長野の親戚宅に行くくらいでした。
 銀婚式のお祝いもしていなかったから、数年前に結婚30年を記念して久しぶりに夫婦での旅行を企画したときに「どこへ行きたい?」と訊いたら「秋田県の角館の武家屋敷通りに行ってみたい」と言ったので、初めて秋田県に連れていきました。
 私は若い頃に秋田へは仕事でよく行っていましたが旅行は初めて、母ちゃんは正真正銘初めての秋田旅行でした。
 その後は岩手県や秋田再訪などをしましたが、私が病気で入院と手術をしたり、昨年は父が倒れ、今年はコロナ禍もあって思うにまかせないところもあり、なかなか夫婦での旅行も出来ないでいます。今日の結婚記念日は私は病院の検査と診察、母ちゃんは仕事でした。

 本当は今年の今頃に私が小学生時代を過ごした広島県に連れていって、すっかり変わってしまっただろうけど少年時代の足跡を見せてあげたかったのですが、まてコロナ感染者が急増しているからやめました。


 雪景色になってしまうかもしれないけれど、せめて近いうちに長野の飯綱町のサンクゼ-ル・レストランにでも連れていってあげたいな…。

 あまりスイーツとか詳しくないけれど、今日は病院の近くでちょっと素敵な和菓子屋さんを見つけたのでささやかながらも結婚記念日を祝おうと、昭らしいお菓子を買ってきてあげました。




 本当はお店の前に「みかん大福」という幟が立っていたので(珍しい❗)と思って買おうとしたのですが、個数限定販売で売り切れていました。だから栗が入ったお菓子を買ってきました。