皆さんこんばんは、備前国鉄道です。

昨日のことになりますが、岡山県倉敷市内を走る水島臨海鉄道で、キハ30形車両の特別運行が実施されたので撮影して来ました。

今回の特別運行は、指定の期間中に臨鉄グッズを5000円以上購入した人の中から抽選で40名が招待され、運行区間や時刻については、"密"回避のため事前公表されませんでした。

結局、倉敷貨物ターミナル~水島(方向転換)~東水島間を往復するというのが今回のルートでした。

まずは、倉敷貨物ターミナル~三菱自工前間の直線で2時間の待ちぼうけ。

7:30に到着した時点では5名ほどでしたが、9:30の通過直前には20名以上の撮影者がおりました。


↑水島本線 倉敷貨物ターミナル~三菱自工前間にて。奥に見える建屋は、電気自動車の生産工場として知られる三菱自動車工業の水島製作所です。

このキハ30-100は、もともと千葉県の房総半島にあるJR東日本 久留里線で使われていた車両で、キハ37・38とともに2014年から水臨での活躍を開始しました。

今回は、一緒に撮影されていた方(友人の知り合いの方)が自動車に乗せて下さり、港東線内でも撮影をすることができました。

キハ30が水島駅で折り返しをしている間に、ビューンッと先回りです。



↑港東線 水島~東水島間にて。列車の速度が非常に低速でしたので、横と縦で構図を変えて撮影してみました。水島臨海鉄道は昼間は基本的にライトを点けないのですが、今回の運行では往復ともにライト点灯でした。

港東線は、水島本線と分岐する水島駅から、貨物駅である東水島駅までを結ぶ全長3.6kmの貨物列車専用の線路です。

終点・東水島駅の周辺には、三菱ケミカルや東京製鐵、エネオスといった大規模な工場があり、1日に3往復の貨物列車が発着しています。

上の写真で列車の背後に写っている建屋も、それらの工場のうちの1つ(おそらく東京製鐵)になります。


↑今回キハ30の両側に取り付けられたヘッドマークです。例年ですと10月14日の「鉄道の日」前後にイベントが開催されていますが、今年は新型コロナウイルスの関係でこのような形となりました。

先ほどの場所から少しだけ移動して、東水島から折り返して来るところを狙います。

前面には陽が当たりませんでしたが、1両編成でトコトコ走る姿が印象的でした。

水島臨海鉄道に在籍している旧国鉄型車両は基本的に1両編成では運行されないため、今回はかなり珍しいケースでした。

また、このキハ30-100は冷房を積んでいないため、秋冬しか運行されません。


↑港東線 東水島~水島間にて。

最後に、はじめ撮影したのと同じ地点に戻り、倉敷貨物ターミナルに入区するところを迎えて、追っかけは終了しました。

参加者はこの後、ターミナル構内での車両撮影会があったようです。


↑水島本線 三菱自工前~倉敷貨物ターミナル間にて。お顔が真っ暗になりましたが、こればかりは仕方がないですね。

気持ちの良い秋晴れの下、全国でここにしかない人気車両の臨時列車を撮影できてとても満足です。

自動車に乗せて下さったMさんをはじめ、各所にてお会いした皆様、お疲れ様でした。

今回はこの辺で。

最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。