■駅舎
JR木次線の出雲横田(いずもよこた)は、神社を模した駅舎があることで有名な駅です。
また、宍道方面の列車はこの駅での折り返しが多く、この先、備後落合方面には「奥出雲おろち」号を除くと1日3本のみです。
 
 
神社を模した駅舎も立派ですが、それ以上に目を引くのは大きなしめ縄です。
しめ縄が飾られている駅は他にもお目にかかったことがありますが、ここまで大きなしめ縄は、出雲大社を連想させます。
 
ちなみに、現在のしめ縄は昨年架け替えられたばかりのもの。
高校生を含む地元の有志の方が、近くにある稲田神社の社殿で作られたものだそうです。
 
 
思わず手をあわせて参拝してしまいます🙏
駅の神様、鉄道の神様がいらっしゃるのかもしれません😉
 
 
建物財産標によると、1934(昭和9)年開業当時からの駅舎です。
 
 
あちこちかんさつしていると、細かいところにも格式が感じられます。
 
 
 
■待合室
駅は委託駅になっており、日中が出札窓口が開いています。
 
お花が生けてあったりして、地元の方に愛されていることがうかがい知れます🌺
 
 
引き戸を開けると改札口がお目見えします。
改札口にもしめ縄があります。
 
改札口に掲示されている「のりば案内」を見て、何か違和感を感じましたが、お気づきになりますでしょうか。

 
私が感じた違和感とは、ホームの番号の振り方。
一般的には駅長室(駅本屋)に近い方から、1番線、2番線というように番号を振るのですが、この駅では逆になっています。
 
おそらく、列車交換が可能な他の駅(加茂中駅、木次駅、出雲三成駅)で上り列車(宍道方面)への列車が発着する番線が1番線なので、それに合わせたものと推測します。
 
 
■便所も立派
ホームから駅舎を眺めます。
 
 
駅舎の奥にある校倉造り風の建物は「便所」です。
 
 
このホーロー看板。
なんでも鑑定団に出品したいくらいです。
(出しません🙅‍♂️)
 
 
出雲横田駅では、夜間滞泊(車両基地以外の場所で、夜間に列車を留置すること)があるので、乗務員さんの宿泊設備も完備されています。
 
 
■ホーム
ホームは2面2線の対向式ホームです
木次・宍道方を望みます。
 
 
こちらは反対側の、備後落合方です。
上りホームへは、備後落合方にある構内踏切で連絡しています。
 
 
その構内踏切ですが、随分と遠くに作られています。
バリアフリーでスロープになっているのはありがたいですけどね。
 
 
線路と踏切の間にはスキマが大きく、気をつけないと足を取られそうです。
 
 
ホーム中程には、かつてこの場所で線路横断できたであろう痕跡があります。

 
こんな歴史を垣間見て、過去に思いを馳せるのも、駅巡りの楽しみですね🤗
 

■観光案内所
また、駅前の観光案内所には、熱心に木次線のPRをされているブロ友さんが勤務されています。

せっかくなので、ごあいさつをさせていただこうかと計画したのですが、あにくご不在との情報。

残念ですが、足跡だけ残して出雲横田駅を後にしました😅
 

単行の備後落合行。
いつまでも元気に走り続けてほしいですね😉