こんにちは。


どこでもドアきっぷの旅を更新中ですが、11/14に10周年飯田線秘境駅号に乗車してきましたので、鮮度の新しいうちに記事にしたいと思います。

どこでもドアきっぷの旅も並行して更新します。



急行飯田線秘境駅号は豊橋〜飯田間で運転されている列車で、普段なかなか寄ることのできない秘境駅である程度の時間停車して、秘境駅を見学できるという大人気の列車で、発売開始後、すぐに満席となります。

今年は飯田線秘境駅号運転10周年記念として、11/13〜15の上りのみ駒ヶ根発として延長運転されました。

今回はその上りの駒ヶ根発豊橋行きに乗車しました。






旅の出発は名古屋駅です。

今回はツアーで申し込んだので名古屋駅から始発の駒ヶ根駅までバスで移動、駒ヶ根駅〜豊橋駅まで飯田線秘境駅号、豊橋駅から名古屋駅までバスという行程です。





集合は名古屋駅の新幹線口のバスターミナル前なのですが、いろんなツアーの参加者が集まっていて密になっていました。


健康についてのペーパーをかき、受付を済ませます。





参加者の点呼が終わり、バスへと向かいます。





駅から少し離れたところにバス待機場があるのですが、スペースが限られていて先行するツアーのバスの発車が遅れた影響でこのツアーの発車も10分ほど遅れました。







車内はパーテーションで仕切られていてコロナ対策がされていました。


参加者は35人くらいなのですが、密を避けるためか、1台で入り切るところを2台のバスを用意してくれました






受付の際に見所マップや運行案内のコピーをもらいました。







バスは名古屋市街を走ります。






ここで添乗員の方からGotoキャンペーンの地域共通クーポンの配布がありました。2000円分です。
受け取りの際に署名をする必要があります。





中央道に入り、岐阜県まできました。
山が景色にたくさん入ってきます。







恵那峡サービスエリアで15分の休憩です。

ファミリーマートでコーヒー等を買いました。











中津川から県境にさしかかるにつれ上がっていきます。

ここで工事に対面通行が実施されていて渋滞で時間のロスが発生してしまいました。







岐阜県と長野県の県境の恵那山トンネルを走行します。長さ8649mもあり、開業当時は日本一の長さのトンネルでした。







飯田インターで高速を降り、元善光寺に向かいます。





飯田市街を20分ほど走り、




元善光寺に到着しました。

善光寺というと、本家はもちろん長野市の善光寺なのですが、そこから善光寺の信仰が広まるにつれ、全国各地に善光寺という名前のついた寺が増えていきました。

では、ここが本家ではないのにどうして“元”善光寺という名前なのかというと、本家の善光寺より前にご本尊を迎えたそうで、それで元がついているとされています。

本家善光寺には一生に一度は善光寺参りといわれていますが、こちらの元善光寺もおなじように、一度は詣れよ元善光寺 善光寺だけでは片詣り というふうにいわれています。
要するに、両方参ってこそ善光寺参りってことですね。


本来40分の観光時間なのですが、交通渋滞で10分しか観光時間がないので急ぎ足で観光します。






早速入ります。
元善光寺はもともと座光寺という名前で、建立自体は602年とされていて善光寺より古いです。







こちらが本堂です。


1788年に火災があったため、今の建物は再建されたものです。






お詣りをしました。




この元善光寺ではお戒壇巡りというものができます。
お戒壇巡りとは、仏様の体内巡りで、本堂の下に入っていき、御本尊様の真下にある御錠前にふれると開運されるといわれています。
コロナでしばらく中止していたそうですが、最近再開したそうです。


本家善光寺にもお戒壇巡りはあり、500円かかるのですが、こちらは無料でできます。






階段を降りて中に入ります。





中はこんな感じで通路になっています。
手すりがついているので、それをたよりにすすんでいきます。
これは照らして明るくしているのですが、





実際はこんな感じで真っ暗です。
なにも見えない中を進んでいくことになります。

進んでいき、御錠前に触れることができました。
手すりのきれたところにあります。






お戒壇巡りですが、それほど長くないので5分くらいあればできると思います。


善光寺でもお戒壇巡りをしたことがあるのですが、ルートが長いのと、人が多く途中で渋滞がおきたりして15分くらいかかりました。



時間がないのでバスに戻ります。





元善光寺の前には土産物屋や饅頭屋が少しありますが、あまり観光地という感じではなく落ち着いています。


元善光寺を出発し、秘境駅号の始発駅、駒ヶ根駅に向かいます。
















高速で松川インター〜駒ヶ根インターを走行します。
途中紅葉がとてもきれいでした。



駒ヶ根駅前の商店街でバスを降ります。
このバスは秘境駅号終点の豊橋まで回送されるそうです。




駒ヶ根駅です。
ロータリーは綺麗に整備されていました。







駅舎の前で、くじを引き、秘境駅号の座席を決めるというイベントがありました。
こういうのは平等で良いと思います。









早速中に入ります。
すでに秘境駅号が止まっていました。






地元観光協会の歓迎と、




JR東海の方の出迎えがありました。

何もしていないのにまたのお越しをお待ちしておりますというのも変な感じでしたが笑、本来は観光した後にこの秘境駅号に乗るのが地元に貢献する観光の仕方だと思います。







秘境駅号は1番線から発車です。













駒ヶ根駅は構内に2,3番線ホームにいく踏切があるので、そこからこんな感じで撮影ができます。








反対側からも撮影しました。
秘境駅号おなじみの373系3両編成でした。






ヘッドマークは急行10周年飯田線秘境駅号と専用のものになっています。

列車と紅葉が水面に反射していてなかなか凝ったヘッドマークになっています。








列車横の幕は臨時となっています。









早速乗車します。





このようにドアが両開きのタイプで、乗降口が広いのが特徴です。こういう列車は珍しいと思います。






車内の様子です。
発車10分ほど前なので座っている人は少ないですが、ほぼ満席でした。



座席自体はそれほど特徴のない普通の座席ですね。



いよいよ発車です。


駒ヶ根 11:47発 急行 10周年飯田線秘境駅号 豊橋行き








駒ヶ根発車時、先程の方々の見送りがありました。





発車してまもなく、ワイドビューチャイムと共に車内放送が始まります。

動画をご覧いただければと思いますが、最初はごく普通の車内放送といった感じなのですが、この後は他の観光列車とは全く違うテイストの案内になります。








車内放送で喋り倒すというフレーズや、「いまだけ、ここだけ、あなただけ」「ずっと、しばしば、いやほんの少しだけ」とくどい案内はなかなかないと思います笑
また、秘境駅号の運転士が山より海が好きというのも面白いです。
ここまで面白い車内放送は初めてです。






続いて、秘境駅号に乗務できなかった運転士と車掌が挑戦状をかかげてまっているとの案内がありました笑

どうやら秘境駅号と車で勝負が始まるようです。






車掌から飯田線の自虐が始まります笑
急行なので勝ちますというアナウンスがあった後、安全運転で勝ちましょうという業務連絡がありました笑
このあたり台本が練られてあって面白いですね。









横断幕を掲げて手を振っているのが見えました。反対側ではっきりと文字までは見えなかったです。







ここでツアーの弁当を食べます。
駅弁でおなじみ、名古屋だるまの幕の内弁当でした。

飯田から先は秘境駅がこまめにあって食事の余裕がないのでこのあたりで食べておくのがおすすめです。










両側にアルプスを眺めながら秘境駅号は進みます。
晴れていてとても良い景色です。



列車は伊那本郷駅に差し掛かります。

果たして乗務員、運転士はいるのでしょうか??




今日はここまで。



次回をお楽しみに!