九州は熊本、南阿蘇鉄道の駅である高森駅そばに展示されているC12 241号機。小柄なC12は当時国鉄高森線で活躍していたカマです。そして3セクの現在、南阿蘇鉄道になってからは高森駅そばで長年保存されていました。

 

 今回、高森駅舎と付近の整備の関係で保存施設も取り壊しになり、あわや解体か!?と思われていましたが、福岡県直方市のNPOに引き取られ、新たな場所で展示されるようになったとの事。ある意味、ラッキーなカマでありますね。

 

 C12型蒸気機関車は大井川鐵道で活躍しているC11型機関車とほぼ同じサイズのカマで、後ろに水や石炭をのせるテンダー車がないカマです。比較的小柄なカマですが、されどSLだけに”鉄の塊”でるのは事実。移動の際トレーラーに乗せるには分割して運んだようですね。そして最期に見る高森の駅に何を思ったのでしょうか?そんな11月のとある日の引っ越しの様子からです。

 

          まずは長年の住処であった展示場の解体のシーンから。

             さらば高森駅。   ※撮影は全てたかぽんさんです。