こんにちは。
今日はNゲージ鉄道模型、先日来整備していたKATOの583系リニューアル製品(10-1237~1239)の整備が終了しました。
今回整備した編成(左)は寝台特急”はくつる”の設定で早速走行、昼行特急”はつかり”設定の旧製品(右)とすれ違いです。グレー屋根になってシックリ来るようになりました。新旧編成でクーラーの色合いがだいぶ異なりますが...
旧製品記事で連結順を間違えたので(汗)、リニューアル製品の編成表を作ってから組成しました。構成は旧製品と同じ2モーター仕様の13両編成です。DCCのID番号(車両アドレス)は旧製品で”583”を使ってしまっているので、”5831”として区別しています。
KATOの最新仕様設計車なのでDCCフレンドリー、先頭車(上下の2両)にはFL-12基板を、電動車(中間2両)にはEM-13基板を差し込むだけでDCC化出来ます。中段寝台表現が搭載された13両なので、Assyで動力ユニットを追加して2モーター車としています。1モーターでも運転は可能ですが、余裕を持たせた形です。4階層へ急坂を上がったりすることもあるので...。上から2番目、4号車のモハネ582はゴムタイヤを外して運行しています。登坂性能はこれで十分ですし、足並みの微妙なズレを気にしなくて済みます。
全車行先表示”特急 はくつる 青森”行と号車札、更にサロを除く12両全てにブラインド表現を入れ終えました。ブラインド表現入れは結構な作業量でした。
”13号車”札。もう実車で見る機会は無いかも知れませんね。ホーローサボを使う国鉄型車両でこんな長い編成での運転 もう無いでしょう...
10号車 モハネ582-93です。これと11号車は10-1298増結セットを2つ使う都合上ナンバーが重複するのでレのリューションファクトリーのインレタで改番しています。オリジナルの-98は4,5号車へ入れています。余談ですが、KATOの本製品説明書には13両の編成表が載っていますが、10,11号車だけシレっと車番が書かれていません(笑)。
前回の(2)記事で書いたブラインド、開、半開表現は各車ランダムに入れました。
583系は寝台電車ということで屋根が高いですが、このモハネ582の屋根にはパンタグラフや高圧機器搭載のため、低屋根部があります。
この低屋根部の件も含め、色々な車両形態に対応するためテープLED室内灯は4種類のバリエーションが必要でした。上から..
・クハネ583用 小さいブリッジダイオードを使うなど全長を短くして運転台部干渉を回避。
・モハネ583、サハネ581用 標準タイプ。抵抗は1kΩとし、明るめの設定。
・モハネ582用 低屋根部があるため基板の薄いテープLEDを使用。
・サロ581、サシ581用 抵抗を2KΩとして、少々暗めの設定。
寝台車両はブラインドや中段寝台表現で遮光されるので、寝台の無いサロ、サシの明るさが目立ってしまうと思い、抵抗値を上げて暗めの設定にしました。
この辺カスタマイズが効くのが自作の良いところです。
その中段寝台パーツ、(1)の記事でも書きましたが、結局ブラインド表現を入れないと夜行列車としては違和感...入れると今度はブラインド開、半開の窓から僅かに上から被さっているのが見えますが、殆ど存在が分からない...んー、アイディアはいいなと思ったのですが、ブラインド表現を入れる方が製品の工夫としては面白かった気がします。User目線で勝手なことを言ってますから、可能なのかどうか分かりませんが..。
これでもブラインド”開”部の光り方が強い気もします。基本廊下側にカーテンがかけられて遮光されている筈ですよね。
そこで、12号車 サハネ581のみ試験的に廊下側カーテン表現を付けてみました。一番下が中段寝台パーツを裏返したところ。これに、紙に青系の印刷を入れた”カーテン”を形状が合うように切って貼っています。印刷はとりあえず片面、廊下側は白いですが、組んじゃえば見えないので..(笑)。
中段寝台パーツを床下パーツに取り付けたところ...カーテンがズレたスリット表現を入れています。実車のカーテンはマジックテープで止めるようになっていたので、隙間ができることはよくありましたし、暑くて意図的に少し開けていたこともありました。
左が廊下側カーテン入りサハネ、右が無しのクハネ...どっちが良いのかなー?
実感的には左かもですが、模型的にどんどん室内灯の存在が薄れて行くのがどうも...
ブラインド部からも中、上段寝台の小窓からもほのかに光漏れはありますが..
暫く1両のみの試験施工で運転してみます。
7号車サシ581、食堂車は寝台特急では営業されなかったでしょうから、テーブル部にブラインドを入れています。モハネ583用のものを転用しようと思いましたが、窓間寸法が合わなかったのでサシ581用を新たに作ることになっちゃいました..LEDを暗めにしていますが、中段寝台パーツが入っていない分室内の光漏れが強いですね。
6号車サロ581にはブラインドを入れませんでした。座席グリーン車だから...ですが、夜行で全開は無いかも、この先”開”を多くして入れても良いかな とも思います。
C62ニセコ号撮影に向かう時だったか、混んでいてB寝台が取れずグリーン車が1回、一時期1両だけ設定されていた座席指定席が1回、青森まで乗った記憶があります。寝台に比べるとだいぶ体はキツかったと思います。
こんな感じで整備終了です。旧製品と共に昼行、夜行の583系を楽しみたいと思います。
中、上段寝台小窓の遮光でいい感じになりました。苦労しましたが、昼行と夜行で車内の光具合が違うのもそれっぽい?。
自作室内灯未整備は残すところ2編成26両です。次の編成に着手します。
最後までご覧いただきありがとうございました。