どうも、たいしょ~です。久々のアメブロ本体への投稿となります。

 

実は昨日、インスタグラムで【6763m】の記事を作成していた際、だんだん文章が長くなってきたので、これはアメブロとして投稿するのもありかなという考えに至り、急遽投稿することにしました。

ちょっと乱文気味となるかもしれませんが、お付き合いいただければ幸甚に存じます。

 

池袋線西所沢駅に入る西武40000系による地下鉄有楽町線直通・新木場行き

 

西武池袋線と相互直通運転をしている東京メトロ(以下、地下鉄と標記します)有楽町線・副都心線では新型車両17000系の導入とそれに伴う7000系の引退で話題が持ちきりとなっていますが、その波は西武線にも波及しているようです。上の写真の40000系は西武池袋線~地下鉄有楽町線直通座席指定列車「S-Train」用として導入された車両です。

ちょっと話が本題から反れますが「S-Train」は平日と土休日では運転経路が全く異なっており、平日は早朝と夕方に西武池袋線小手指駅から地下鉄有楽町線豊洲駅まで、土日祝祭日は西武秩父線西武秩父駅から池袋線・地下鉄副都心線・東急東横線を経てみなとみらい線元町・中華街駅まで走ります。

40000系は走行するどの線区でも最高の力が発揮できるように設計されているのはもちろん、私鉄の通勤車両としては珍しくトイレが設置されている形式です。

 

拝島線西武立川駅付近を走行中の40152F「あなたとご縁!~小江戸・川越にビスケ&うさぎが出会った~」電車

 

ここで本題に戻して40000系は「S-Train」運転時は座席は車端部を除きオールクロスシート、データイムは一般列車として運用できるようにクロスシートの背もたれを窓側に向けることでロングシートになるといういわゆる「デュアルシート」を装備した0番台車とオールロングシート・トイレなしの50番台の2タイプが存在します。つまり0番台は平日の早朝と夕方は「S-Train」に、それ以外の時間帯は一般列車として運用可能になっております。土日祝祭日も基本的には平日と同じ考え方で朝に西武秩父発元町・中華街行き「S-Train」として日中は元町・中華街と和光市の間を行き来する、みなとみらい線・東横線~地下鉄副都心線直通列車に、そして夕方に今度は元町・中華街発西武秩父行き「S-Train」としてホームグラウンドである西武線に戻って来るという運用をこなすマルチな車両というわけです。一方、50番台は池袋線内折り返し運用や地下鉄有楽町線・副都心線・東急東横線・みなとみらい線直通列車で活躍しております。

 

池袋線保谷~ひばりヶ丘間の大カーブを走る40000系0番台車(池袋線内折り返し運用)

現在40000系はデュアルシートタイプの0番台が6編成、オールロングシートの50番台が4編成存在しております。このうち、0番台2編成と50番台1編成は新宿線所属となっており、池袋線に在籍するのは0番台4編成と50番台3編成の計7編成となっています。ただ50番台のうち新宿線に所属している1編成(40152F)は去年の今頃に落成し、西武線入りした際に新宿線の終点である川越をPRするラッピングが施され、新宿線に配属となりました。そしてこのラッピングは今年の12月いっぱいまでの予定なので、ラッピングが解除されると池袋線に転籍する可能性が大いに考えられるところです。そうなれば池袋線には8編成が在籍することになります。単純計算をするとこの8編成すべてが池袋線~地下鉄~東横・みなとみらい線直通中心の運用になると、6000系が7本から8本が池袋線~地下鉄~東横・みなとみらい線直通運用から外れることになります。これが地下鉄有楽町線と副都心線の車両の世代交代が西武線にも波及しているという私の考えです。

池袋線西所沢駅を通過する「Fライナー快速急行」元町・中華街行きの西武6000系

それでは地下鉄・東急直通運用から6000系が外れるとどうなるのか?

これまた私の予想ですが、新宿線に転属し2000系の置き換えに充てられると考えています。

2000系は新宿線のみに在籍するいわゆる「初期型」が登場から40年近く経過し、来年度以降置き換えが本格化するものと思われます。そして池袋線の4ドア化推進のために投入された「新2000系」と呼ばれるグループも登場から30年近く経過しているので予断は禁物ですね・・・。

 

6000系によって置き換えられるのだろうか?2000系初期型(拝島線東大和市付近にて)

6000系は西武池袋線と地下鉄有楽町線の連絡線的な支線である「西武有楽町線」が1994(平成6)年に新桜台から練馬駅まで単線による暫定開業となった際に地下鉄乗り入れ運用を開始、2008年の副都心線全線開業、2013年の副都心線~東急東横線・みなとみらい線との相互直通運転開始で活躍の場を拡げ、以来26年にわたりその役割を1形式で担ってきています。

ここへきて40000系がデュアルシート車も含め本格的に地下鉄・東急直通運用に重きを置くようになれば地下鉄・東急直通運用から外すという選択肢は十分に有り得るでしょう。

2000系は新宿線や池袋線の幹線運用から拝島線や多摩湖線などの短距離の支線運用もこなす柔軟な運用が組めるように固定編成は2両・4両・6両・8両で製造され6両と8両の長編成の中間車両はすべて電動車でありあまり経済効率も良くありません。またJR中央線とライバル関係にある新宿線・拝島線は10両編成での運用もありますが、その内容も日によってバラバラで2両+8両、4両+6両、4両+4両+2両といった運用効率重視といった感じで、編成当たりの輸送力はとてもではありませんが中央線に太刀打ちできないのが現状です。さらに新宿線はほぼ全線にわたり東武東上線・JR埼京線ともライバル関係にあります。JR埼京線はE233系7000番台とりんかい線70-000系による10両固定編成、東武東上線も9000系・10000系・10030系・50000系・50070系・50090系に10両固定編成が存在しており、西武としてはやはり10両固定編成はもう少し増やしたいところでしょう。20000系と30000系に10両固定編成が存在していますが、拝島線との共通運用のため、こちらも2000系を運用せざるを得ないのが実情。やはり輸送力で大きく水をあけられてしまっています。

池袋線西所沢~小手指間を疾走する6000系急行飯能行き

現状の西武新宿線系統でのウィークポイントである「10両固定編成が少ない・・・」その弱点を解決できるのが6000系ではないかと私はひそかに睨んでいます。

2000系の廃車加速とともに6000系に新しいステージが用意されるのか・・・?来春以降の西武の車両動向には注目ですね。特急車両ばかりではありませんよ(笑)。

長文・乱文にお付き合いいただきありがとうございました。