新潟駅万代口の駅名標、きょう「最後の夜間点灯」 ラストイベント11月末まで延長



新潟駅の万代口駅舎の屋根に設置されている駅名標の夜間点灯が、きょう11月11日限りで終了し、撤去される。

照明で「JR新潟駅」の文字が浮かび上がっている万代口駅舎の駅名標。【画像:JR東日本】

万代口駅舎は新潟駅の高架化工事の進展により、10月8日深夜に閉鎖。駅名標の夜間点灯はその後も行われているが、11月11日を最後に終了し、同日24時(12日0時)に完全消灯することが11月5日に発表された。駅名標は11月中旬に撤去される予定。

万代口駅舎の解体作業は現在、内装の撤去作業が中心。来年2021年3月頃から全体の解体作業が本格化し、1年後には完全に姿を消す見込みだ。

新潟駅の万代口駅舎。【画像:山と青空好き/写真AC】

JR東日本新潟支社と新潟市は9月7日以降、駅舎解体工事の仮囲いを使った写真展などのラストイベントを実施。写真展は当初10月末で終了する予定だったが、新潟支社と新潟市は好評につき掲出期間を11月11日まで延長することを決めている。

このほか、『機動警察パトレイバー』の実写映画版『THE NEXT GENERATION -パトレイバー-』と万代口駅舎のコラボ企画が11月末頃まで行われる予定。夜の新潟駅万代口駅舎を背景に『パトレイバー』主役ロボの98式AV「イングラム」が描かれたポスターが新潟支社エリアの駅で掲出されるほか、ポストカードなどのコラボグッズも11月30日まで新潟駅の売店で販売される。

『パトレイバー』とのコラボポスター(左)とコラボグッズのイメージビジュアル(中・右)。【画像:JR東日本】

『機動警察パトレイバー』は、「レイバー」と呼ばれるロボット(汎用人型作業機械)が存在する世界観で、警察用レイバー(パトレイバー)が活躍するSF作品。1980年代後半から漫画やアニメが発表されている。2014~2015年には『THE NEXT GENERATION』が公開。第6章「暴走!赤いレイバー」では、旧ソ連製の軍用レイバーRT-99「バウーク」が、万代口駅舎前の道路を暴走するシーンを描いている。