キハ47形2000番台 所属:米トウ キハ47-2018

 

 この車両はJR西日本が保有しているキハ47形気動車です。国鉄から引き継いだ気動車で現在山陰本線山陰地区では主力となっています。

 撮影時はちょうどご投稿上から出場してきたばかりのようで足回りがかなりきれいになっています。JR西日本は妻面の検査記録は省略しバーコードで管理しているようです。

 

JR西日本では現在塗装の単色化を進めていますが後藤総合車両所の所属車両は以前より国鉄色だった首都圏色を標準色としていました。この編成は以前は安来節のラッピングでしたがリニューアルの伴い解除されています。
 JR九州と異なり番台は変わっていませんがエンジンはコマツ製のSA6D125H-1Hに換装されています。このエンジンはJR九州の一部の車両でも使われている系列のエンジンで330PSほどあります。

 

 また近年車体更新が行われています。車体更新によって戸袋が埋められ窓が上段上昇下段固定タイプのものに交換され印象が大分変わっています。屋根の上のベンチレーターは電車と同様撤去されていますが雨樋は張り上げられていません。熱交換器が屋根の上に移ったためクーラの機器は良くなったのではないでしょうか。
 広島地区の車両は側面にLED式方向幕を追加していますが山陰地区は設置されておらずサボも使用されていません。そのため横からは行き先が分かりません。その代わり前面の種別幕の部分が行き先幕になっています。
 

 車内はこの編成は2000番台のためロングシートの増設が行われています。ただし、全ては撤去しておらず中央部に4ボックスほど残っています。床や壁などはリニューアルに伴い張り替えられており更に最近では出入口の部分のステップに注意喚起のゴムがしかれるようになったようです。