こんにちは。

今日はNゲージ鉄道模型 KATOの583系特急電車リニューアル品整備の話の2回目です。

 

今回は完全自作のベネシャインブラインド表現の話が中心です。前回の583系記事で作りたいと書いていました。実車同様だいぶ細かい表現のものを入れました。上、中段の覗き小窓もほのかに光が漏れる程度に遮光しています。写真はモハネ582、モハネ583の連結面です。

 

こちらはクハネ583、”特急 はくつる 青森”行の行先表示シールも貼っています。KATO製品(10-1237~1239)に付属のものを貼り付けています。号車札は全車整備が終わってからにします。

ブラインドは上のリンク記事で書いたように、折角付いている中段寝台パーツをいくらかでも見えるようにしようと結構”開”、”半開”の表現を入れています。

 

さて、そのブラインド表現はどうやったかというと..

まず窓ガラスパーツをスキャナーの反射原稿モードでScanしてデジタル画像にします。写真はPCの画面です。

 

窓のブラインド表現は完全自作、Photoshop上で長方形をいくつも組み合わせて作っています。実車の写真より完全閉で約20段ほどに見えたので、これに合わせています。583系の窓は2重窓、内と外の間にブラインドが来ます。熱線吸収ガラスだったのか、少し青めに見えた記憶があるので薄青い色を付けています。

 

これを窓の場所に合わせて貼って行きました。窓パーツをScanしたのは位置合わせのためですね。小窓の部分は下段ブルー、上段グレーのべた塗りを入れています。

出来た窓パーツ画像をCopyして行き7両分をインクジェットシールフィルムに印刷したのがこの写真です。最下部の緑色は他意はありません(単なる消し忘れです。笑)

 

必要な部分を切り出して、更に裏から半透明のシールフィルムを貼って不要部分をカットします。窓と反対側が粘着層になるので窓ガラスパーツには貼り付かず、裏側がべとべとすることになるのでこうしました。粘着層同士を貼付け、裏の半透明を多く残して、この粘着力で窓パーツに貼り付けることを考えました。ブラインド半開部にはカッターを入れて半透明フィルムごとカットしています。この段階では見てくれはあまりよくありませんが、貼ってしまえば窓部分以外は見えなくなります。

 

半透明フィルムの粘着力が弱かったので、窓と窓の間などに両面テープを併用して貼り付けました。自作テープLED室内灯化も行っています。

 

これを組めば終了です。ブラインド部からも小窓部からもほのかに光が漏れますが、やはり中段寝台パーツの存在は殆ど見えなくなります..また、下段から漏れる光が強すぎるかなー。廊下側にカーテンがかかってもっと遮光されている筈、でもこれやると何のための室内灯なんだか分からなくなるかなー(笑)。

 

この写真の右側、モハネ582の窓からほんわり光が漏れる感じはお分かりいただけるでしょうか?模型上はこの位がイイ感じかと。

この作戦、遮光を入れていない他の寝台車両などにも今後応用できそうです。

 

さて、窓ガラスパーツを外してブラインド表現を入れているうちに、、

写真右上、サハネ581の上段小窓1つが折損して無くなっているのが発見されました(泣)。

ボディー上端に小窓..窓パーツをはめるのに引っかかるので慎重にやってはいたのですが..

 

さてどうしよう?で白羽の矢が立ったのは、余った旧製品のモハネ582です。583系旧製品整備の記事で書いた最古の製品、中心2つのピンでパンタグラフを固定する仕様のボディーに自分で穴を開けて碍子表現のあるパンタを取り付けていましたが、穴位置が合っておらず...(本件リンク記事最後尾に記載)、記事を書いた後オークションで碍子表現付きパンタ製品があるのを見つけて落札し、取り換えたので1両余っていました。この窓ガラスパーツから小窓を1つ切り出して補修しました。

 

矢印部が補修部分です。ちょっとサイズが大きくHゴム表現のグレー色が濃いと差がありますが、現状これで行きたいと思います。Assyパーツでも見つけたらボディー交換するかもですが。

 

ブラインドをどうしよう?と、あれこれ考えたり試作したりしたのと。小窓折損事件などもあって、まだ未整備車両が結構残っています。この編成についてはもう1度書きたいと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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