2020.11.3 秩父鉄道デキ108号車を撮る | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

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『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

11月3日に行われたちちてつ秋まつりで、メインとして展示されていたのが電気機関車デキ108。

もともとは岩手県を走っていた松尾鉱業鉄道のED502として1951年に製造され、同鉄道が廃止された
1972年に僚機ED501(→デキ107)と共に秩父鉄道に譲渡、デキ100形に編入された。
この車体塗装は松尾鉱業鉄道時代の塗装が由来で、譲渡後は一旦当時の秩鉄標準塗装に変更されたが
譲渡後新製されたデキ500から現行塗装を採用、一部形式を除き変更されたという逸話を持つ。
したがってこのデキ108は、松尾鉱業鉄道末期の塗装そのままということでも貴重な車両だった。
このほど、2020年12月で引退することが決まり、展示されたのだった。

この展示の送り込み回送は時間の都合で撮らなかったが、沿線はなかなかの盛り上がりだったらしく
それならば帰りの返却回送を撮るかと思い立ち、御花畑駅で西武線の直通列車とセットで撮影へ。

15:46。
秩父夜祭の時には山車通過のために架線が切られる名物踏切を通過するところを活写。

普段の貨物列車の威容を知る身としては、ヲキとヲキフが4両だけなのは少し寂しくも感じたが…
まぁそれでも、このご時世に走らせてくれただけ御の字とでも言うべきか。

なお秩父鉄道では、現在でもコロナ禍による減便ダイヤを実施中。
西武鉄道との直通列車は三峰口発着が西武秩父折返し、長瀞発着が御花畑折返しに変更されている。
ここ数日の情勢は厳しさを増してきている懸念は強いが、早く平時に戻って欲しいと祈りつつ。