10月から運行を開始したばかりの新しい観光列車「etSETOra(エトセトラ)」の乗車記です。

前編 では車両についてお伝えしましたが、後編では出発後の様子をお伝えしていきます😉


■広島駅
やってきたのは広島駅。
etSETOra(エトセトラ)」は、出発の10分前くらいに入線してきました。
 

 
出発時には、横断幕を持った駅員の方がお見送りしてくださり、まるで運行開始の記念式典のような豪華さです🎉
 
せとうち広島デスティネーションキャンペーンの期間中だけかもしれませんが、、😅
 
 
広島駅を出発して左側にある、広島運転所の屋上でも盛大なお見送り👋👋
 
 
広島地区はRED WING というきれいな車両が中心ですね。
 
 
■記念乗車証
車掌さんから専用のチケットホルダーが、アテンダントさんから記念乗車証としてヘッドマークを模ったコースターが配られました。
 
 
私の席ですが、前編 でおすすめした1号車4A席です。
1ヶ月前の10時には満席でしたが、その後空席が出て確保できたものです。
 
 
■瀬戸の小箱
etSETOra」では、往路(広島→尾道)のみ、事前予約制のスイーツがあります。
スイーツは呉~竹原間で配られますので、その区間を含んだ座席予約をしないと受け取ることができません。
座席確保後、3日前までに専用のサイトから事前予約することになります。
(クーポン類は送られてこないので、座席番号を間違えないように予約しましょう)
 
「瀬戸の小箱」は呉駅を出発後、アテンダントさんが座席まで配達してくれます。
その間30分ほど、車内販売は中断されます。
 
私の席にも「瀬戸の小箱」が届きました。
 
 
和菓子と洋菓子がありますが、私は洋菓子のコースを予約。
スイーツには、宮島の「伊都岐コーヒー」または「TEA FACTORY GEN」の無農薬の煎茶が付いてきます。
 
洋菓子は広島市東区の「カスターニャ」さんのもので広島県産の食材を使用しています。
チョコレートケーキ、柑橘チーズケーキ、ピオーネとライチゼリーの3種類で、食べ比べには程よい量です。
 
 
スイーツは別腹とも言いますし、午前中からスイーツタイムです🍰🍩🍮✨
 
 
■車内販売カウンター
1号車には車内販売カウンターがありますが、アテンダントさんがワゴンを押して車内を回ってくれます。
飲み物の他、etSETOraのオリジナルグッズも販売しています。
 
 
復路は、ここがバーカウンターのようになるのでしょう。
棚にはお酒がディスプレイされていて、雰囲気は出ていました。
 
ここの窓だけ、ロゴマークが入っていてオシャレです👍️
 
 
スイーツを完食した後に、オーダーしたのは、「とびしまビール レモンセゾン」。
お値段330mlで770円(高っ😅)!

とびしま海道の大崎下島産の無農薬レモンを使用した、火入れをしていないクリアなビールだそうです。
 
 
飲んでみた感じは、レモン味のフルーティーな地ビールです🍺
 
他にも、真っ黒な広島オイスタースタウトというビール(550円)や、瀬戸田レモンCHU-HI(180円)もありました。
ソフトドリンク派の方には、戦艦大和のラベルの大和ラムネ(200円)や瀬戸田レモンケーキ(250円)などもおススメです。
※車内販売では、お弁当類の取扱いはありません。
 

■駅弁
尾道着は12:32。
それまでに、車内で昼食を済ませようと、広島駅で買い込んだ駅弁は「ミタイケンひろしま弁当」🍱
ミタイケンひろしま」とは、今年10~12月に開催されている「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」のキャッチコピー。
 
メニューは、じゃこ飯、穴子飯、カキフライ、小鯵の南蛮漬け、産亜麻仁牛の牛肉煮、出汁巻玉子、茄子のお浸し、レモンゼリー、もみじ饅頭の天ぷらで、全て広島県産の食材を使っています。
 
 
広島駅の在来線側にはコンビニしかない為、わざわざ入場券を買い、新幹線改札内にあるお弁当屋さんで購入してきました。

地元の名物が盛り沢山で、観光客には嬉しいお弁当です😉
デスティネーションキャンペーン期間終了後も販売してほしいですね。

 
■丸窓からの車窓
往路(広島→尾道)は、呉線を走行しますので、途中いくつものポイントで瀬戸内海と島々を眺めることができます。

こちらは、安芸幸崎駅付近にある今治造船広島工場のあたり。
 
 
絵になるのが、丸窓からの車窓です。

席が近い方々と交代で撮影していましたが、なかなかベストな写真を撮るには難しいです。
 
 
まるで海の上を走っているようですね。

呉線は、「Twilight Express 瑞風」がわざわざこの景色を見るために立ち寄る路線で、それだけの価値があるということです(上りのみ)。
 
 
■尾道駅
のんびりと瀬戸内海の車窓を眺めながら、約3時間。
ほど良い乗車時間で、終点の尾道駅に到着します。
1つ手前の三原駅で降りて「SEA SPICA」という観光クルーズ船に乗るのもおすすめです。
※「SEA SPICA」は後日ご紹介します。
 
 
尾道駅は昨年(2019年)リニューアルされたばかりなのですが、来年(2021年)2月にはテナントが撤退してしますという寂しいニュースがあったばかり。
 
また、サイクリングのメッカと言われるしまなみ海道の玄関口になっており、駅の2階にはレンタサイクルも営業しています🚴‍♂️
 
 

正直なところ、呉線の車窓は絶景でしたが、欲を言えばもうひと工夫ほしい観光列車でした。

復路の「etSETOra」ではアルコールやおつまみメニューが充実し、海沿いの呉線ではなく、山陽本線経由で尾道~広島・宮島口を運行しています。