閑話小話 227 北海道の冬を支えた石油輸送列車

皆さま おはようございます

週末は連休をいただきます。
つい先日に連休したばかりなので十分余力があるのですが、シフト制なんでヒマなうちに休んでおかないといけないんですよね・・・。どの業種も大変かと思いますが、少ない人数で回していますので仕事が入れば連勤です。仕事も休みもできるときにやってしまわないと、ですね。

さて今回ですが、タキ1000を出してみます。北海道で運用されていた時代を想定してDF200も登場です。室蘭の拠点から石油列車が出ていたのはもう過去のことなんですよね・・・。

北海道の石油輸送

タキ1000の並び 常備先は無視してください(笑)

1960年から、室蘭市の製油所で精製された灯油・ガソリンを本輪西駅から札幌・旭川・帯広まで専用列車で輸送していました。しかしながら、2012年に北旭川・帯広への輸送が、2014年には唯一残った札幌への輸送もトラック輸送に切り替わることになり石油輸送列車は廃止となりました。300両近くあったタキは古い初期車は廃車になったようですが、タキ43000/1000は青函トンネルを経由して本州へ25両編成で回送されました。

石油輸送の繁忙期は冬ですからね・・・
23両編成と長編成化され、ピーク時は1日9往復あった列車を極寒地である北海道で、約50年ものあいだ安定供給してきたのですからスゴいことです。この室蘭の製油所は、精油設備と鉄道輸送を廃し、石油製品の製造に替わり石油化学工場として再編され稼働しています。

模型で再現してみませんか?

DF200は登場時の赤スカート装着車

緑色のタキ1000には直流機が似合うような印象ですが、冬の北海道、つまり厳寒期にDD51やDF200が稼働していたのですね。これは再現してみたくなります。

タキ1000はKATOの8両セットを2つに、TOMIXのカンテラ付きを最後尾に連結した北海道風17両編成で楽しんでいます。カプラーは全て車間短縮に交換し、カンテラ部分はダミーカプラーですので実感的な見た目となっています。牽引機については、DF200が主担当ですがDD51更新機の重連でもやってみたいと思っていますが・・・まだ入手できていないんです。たまねぎ列車のプッシュプルもいいですね!

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冬の灰色の空の下、雪で真っ白な鉄路を駆けるDF200とタキ1000の列車のカッコ良さたるや・・・
EH200やEF210とは違ったような重厚感がタマらなくいいんですよ。愛知でもEF64-1000やDD51、DF200の姿が見られますが何かが違うんですよね。きっと、雪による照り返しで明るく見えたり、気象や風景が合わさって更にカッコ良く見えるのかもしれません。

残念ながら、トラック輸送に切り替わりましたが、約50年ものあいだ北海道のライフラインを支えたのですから誇りに思っていいですね。その勇姿は模型で再現して楽しむことにしましょう!

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

コメント

  1. クモハ489-901 より:

    おはようございます。
    石油輸送…。我々の暮らしのライフラインを支える輸送ですね。
    北海道…。って「石炭」のイメージですが、広い広い北海道の隅々まで、
    石油は必要不可欠ですね。
    昔はセキを何十両も牽引した石炭列車が鉄道雑誌の記事を彩りましたが、石油輸送の形態も変わってしまい、昔語りになってしまいましたね…。効率面では鉄道の方が勝っていると思いますが、厳しい環境面での輸送ですから、我々には解らない何かがあるのでしょうね…。

    • クモハ489-901さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      室蘭からタンカー列車が出ているのは知っていたのですが、
      まさか廃止されるとは思いもしませんでしたよ。
      車の方が効率がいいのでしょうか?
      極寒地ならではの何かがあるのでしょうね~