【紅葉の木曽路をゆく②】浦島太郎ゆかりの地『寝覚の床』 | しなのは走るよ♩♫どこまでも☆♩♫♬

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シリーズでお伝えしている「紅葉の木曽路をゆく」。


前回は、真っ赤に染まる『かけはし』について触れさせて頂きました。


第2回目の今回は、前回と同じく10月30日に浦島太郎ゆかりの地である『寝覚の床』に立ち寄ったときの記録です。





 寝覚の床


『寝覚の床』とは?

画像:Wikipediaより抜粋

浦島太郎が竜宮城から玉手箱をもらって帰った後、この地で玉手箱を開けてしまい、老人と化してしまった。


と言い伝えられている場所であり、日本五大名峡の1つに数えられ、国の名勝にも指定されている上松町屈指の観光地です。


寝覚の床へ続く道は、国道19号線沿いにある『臨川寺』から向かいます。




浦島太郎ゆかりの地ゆえ、浦島太郎に関する石碑などがお寺の敷地に見られます。

肝心の入り口は・・・

こ こ !


ここを下って谷に降ります。

すぐ脇にはJR東海管轄の中央西線







ここは電車の写真を撮ってもよし。

眺めてもよし。


『鉄分』たっぷり


更に下ってみます。


左手には素敵な池。

更に進み、寝覚の床の対岸に到着です。


ここも紅葉がすごく綺麗。

もう少し近づいてみます。


こ こ だ!


写真ではスケール感が伝わりにくいですが、まさしく絶景!

対岸までの距離は200m位でしょうか?

写真の中央付近には『浦島堂』と呼ばれる祠があり、近くまで行くことができます。


写真を撮った地点のすぐ脇にある立て看板。

当日は一眼レフを手にしたカメラマンの方3人が写真を撮っていました。

最近のスマホのカメラは高性能ですが、こういう所で写真を撮る機会が増えると、やはりマイカメラが欲しくなります。


立て看板の場所から少しずつ更に先へ進みます。

写真右下の白い岩肌の地点に行ってみよう。





移動途中に山側を振り返ると小さな滝がありました。

紅葉に滝、そして木曽川が魅せる絶景。

木曽谷の美しい自然は訪れる者の心を豊かにしてくれますが、真冬は長野県内屈指の肌に刺さる様な寒さとなります。

ちなみに、ここ上松町の1月の平均気温は-2℃以下。


私は過去に3年間木曽で生活した事がありますが、木曽谷に住む人は温厚で紳士の人が多い印象。

それはこういった自然の豊かさと厳しさの両面を知っていて、その中で生活しているからなのです。



先ほどの写真で、白い岩肌の地点に下りてきました。

後ろを振り返ると・・・


河川に転がる無数の岩と紅葉した木々が織りなす独特の雰囲気。

ここは個人的に『もののけ姫』の中盤で、アシタカが山犬にカヤからもらった小刀を渡すシーンの河川を思い出します。

水面ギリギリまで近づいてみよう。













すばらしい。


思わず息をのむ。

何かの遺跡みたいで、探検をしたい子供心を擽られます。

ここでふと時計を見ると13:16でした。


・・・!?

すかさず『駅すぱあと』で時刻表をチェック。


河川から空を見上げて・・・




キターーーーーー!




特急ワイドビューしなの11号長野ゆきだ!

実はここを訪れたかった目的の一つがこれ。

空に浮かぶ線路を、流れる様に通過していく。

ダイヤにゆとりがあったのか、この時は速度を落として通って行ったので、恐らく車内では寝覚の床に関する車内放送が流されていたのではないでしょうか。

特急しなのを見送り、『浦島堂』へ近づいてみます。





ゴツゴツした岩肌を息を切らせて登らながら、道中で対岸を望む。






浦島堂は・・・

こ こ だ!





ここには『弁才天像』という仏教の守護神の1つである像が祀られたといわれています。

言い伝えでは、この場所で浦島太郎が玉手箱を開けたそうです。


祠の周りを木々で囲まれ、河川の真ん中ではありますが、ここだけ何か特別な雰囲気が出ています。

とても神秘的な場所だ。





最後は浦島堂のすぐ脇から、特急ワイドビューしなの12号名古屋ゆきを眺める。

ここはちょうど緩いカーブになっており、しなの号が綺麗な曲線美を描いて進行していく様は本当に綺麗。



以上、天下の名勝『寝覚の床』について触れさせていただきました。

写真だとどうしてもスケール感や壮大さが伝わりにくいのが残念ですが、美しい自然を堪能してもよし、河川から鉄道を眺めてもよしと、楽しみ方は色々あります。

そろそろ紅葉の旬を過ぎますが、みなさんも機会があれば是非訪れてみて下さい。


 次回予告


この列車をみなさんご存知でしょうか?

森林資源豊富な上松町では、日本屈指のとある鉄道がかつて述べ500kmに渡り延びていました。

次回はこの列車に乗ってみようと思います。