東塩釜発14時24分の列車に乗り、松島海岸駅には14時33分の到着。

 

観光にはやや遅い平日午後の時間帯にもかかわらず、私を含め乗客の8割ほどが下車していきました。さすが日本三景松島の玄関口、さすがの集客力です。

 

 

 

ここまで乗ってきた列車。

 

 

沿線に所縁のある漫画家、石ノ森章太郎氏にちなんだラッピングが施されています。JR四国アンパンマン列車もそうでしたが、鉄道とマンガは相性がいいのでしょうか。

 

これから軽く松島を観光しようと思います。安芸の宮島天橋立と共に日本三景の1つとして知られる松島。他2ヶ所はすでに訪問済みなので、これでコンプリートしたことになります。

 

 

駅舎は工事中で、木造の仮設通路が設置されていました。

 

 

 

『GoToトラベル』効果か、周囲はかなりの賑わい。それにしても行き交う人たちのマスク装着率は驚異の100%! 日本人の民度・意識の高さ、改めて思い知らされます。まぁ同調圧力が厳しいということもありますが、とにかく世界に誇れるものではないかと、個人的には勝手に思っています。

 

そろそろ本格的に散策を始めることにします。目指すは瑞巌寺円通院、そして五大堂です。駅からの道を歩いていると、ものの数分で円通院に到着。ここは仙台藩藩祖伊達政宗公の嫡孫光宗公の菩提寺で、地元では『縁結び寺』としても知られているとのこと。

 

受付で御朱印帳を預け、拝観料を支払い中へ入ってみることにします。

 

 

 

 

 

紅葉に石庭、こうしたものを見ると自然と心が穏やかに落ち着いてきます。齢40を超え、こうしたものの魅力が、素直にわかるようになりました。今の精神を保ったまま、京都奈良の神社仏閣を多数めぐった高校時代の修学旅行にタイムスリップしたなら、心の底から楽しめたことでしょう。

 

 

 

境内を一周し、預けていた御朱印帳を受け取り、続いては国宝瑞巌寺へ。

 

 

 

松島における一番の名刹といえる瑞巌寺は、創建は平安時代の828年(天長5年)。その後伊達政宗公が中興の祖となり発展、現在に至っています。

 

 

 

 

 

 

ここでも御朱印をいただき、続いて少し離れたところにある五大堂へ行くことにします。

 

 

 

 

 

日本三景の名に恥じない風光明媚な海沿いを歩き、五大堂が見えてきました。

 

 

 

 

 

五大堂は、小島にある先ほど参拝した瑞巌寺の境外仏堂で、本土とは橋で繋がれています。立ち入りは自由で参拝料不要ということもあり、ひっきりなしに観光客がやってきていました。『密』になりやすい環境で、写真だけ撮ってそそくさと退散。

 

橋の上から海を見下ろします。

 

 

それほど高いわけではないハズですが、かなり恐怖を感じました。

 

さて、駆け足で手短に済ませた松島観光となりましたが、これは私の性分。そろそろ仙台方面へ戻ろうと思います。往路と復路は可能な限りルートを変えるのが私のポリシー、そんなわけで少し遠いですが、東北本線松島駅へ向かうことにします。