2回目の《ことこと列車》後半~~斬新な創作料理 | 車内販売でございます。

車内販売でございます。

車内販売を13年半で10000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 各地の観光列車に乗り鉄しています。

福岡県の平成筑後鉄道を走る「ことこと列車」に再び乗ってきました。

乗ったのは8月で、西鉄レールキッチンと共に、乗車しました。

 

前回に引き続き、今回も「ことこと列車」の話。主に食事の話です。

ことこと列車の食事は、他ではなかなか見られない創作料理なのが魅力です。

前回の記事はこちら↓

 

 

【1】ことことBOX

まず最初に出された品は、「ことことBOX」です。

地元の9市町村の食材を使った料理が、9品も提供されます。

ロゴ入りの風呂敷を広げると、ことことBOXが入っていました。

小さいお弁当箱のようです。

左の、ロゴ入りパンは、目立ちます。

キーマカレーのトマトファルシも鮮やかです。

 

料理は、季節によって変わります。

下の写真↓は、前回・3月末に乗った時の料理です。

 

3月の料理は、こちらにまとめました↓

 

 

【2】地元産ホワイトコーンのブランマンジェ

地元の食材を使ったホワイトコーンのブランマンジェです。

パッと見たら、素人には何だか分からない料理でした。

容器も斬新で、料理の名前も知りませんでした。

プルプルした食感で、冷たくて美味しいです。

 

【3】石炭リゾット あわびのソテー添え

しいたけの焦がしバターのエスプーマ

石炭にも見える黒いリゾットです。

個人的には、高い金払ってまで、あわびを食べようとは思いませんので、あわびの味を忘れていました(笑)

あわびって、こういう味だったんだ。それとも調理法が違っているのかな。

 

【4】和牛頬肉のパピオット

これは非常に素晴らしい料理です。

柔らかい牛肉のシチューのような料理なのですが、熱い状態で食べることができます。

「温かい」ではなく「熱い」のです。制約がある列車内で、熱い料理は拍手ものです。

写真↓の右は、一緒に出されたパン2切れ。

料理が出て、写真を撮った後、さて食べようか・・・・・と思ったのですが、そうそう温度を測りたくなりました。

デジタル温度計で測定したところ、64.6℃でした。

テーブルに届いた直後に測ったら、もっと高くなるハズです。

温度計を持ち込む客は、シェフから嫌われそうですが・・・。

 

同時に、熱い品がもう1品、出されました。

駅で加熱した料理を、人海戦術で届けるのです。

こういうローテク、素敵です。

 

【5】枡パルフェ

日本酒の枡に入った冷たいパルフェです。

パッと見たらなんだか分かりませんが、スプーンで掘ると、パインが出てきます。

驚きの創作料理です。

 

【6】ホットコーヒー

ホットコーヒーは、創作料理ではありません。

ですが、趣のある器を利用しています。

これでホッと一息です。

 

【7】メニュー一覧

読んでも理解しにくいメニューですが、分かる人が見ればイメージできるんでしょうね。

 

 

【8】飲み物

別に飲み物を頼みました。

★地ビール

地元の田川の元気が出るビールを頼みました。

キリンやサッポロも美味いけど、旅行先なら地ビールを飲みたくなります。

 

★福智町はちみつレモンジンジャー

冷たいソルベ(シャーベット)が入っていて、2度楽しめます。暑い8月ならおススメです。

 

★ビール

まだ料理が続いていたので、スーパードライを頼みました。

スーパードライは、料理を邪魔しないと感じているので、選びました。

 

メニューはこちらです。

 

なお、ペットボトルの水が、最初に配られます。

 

半年たたないうちに2回目の乗車となりました。

前回よりも、「安心して」「落ち着いて」「ゆったりと」食事を楽しむことができました。

理由は3つ思いつきます。

《1》2回目の乗車だから

メニューは一部、季節の食材に合わせているものの、料理に対するコンセプトは変わっていません。

ですから、驚きは少なかったのですが、安心して落ち着いて料理を楽しむことができました。

《2》写真撮影の時間が短縮

前回に比べて、撮った写真の枚数は、ほぼ半減しました。もし映りがイマイチでも前回の写真を使えるので、何枚も撮る必要がないのです。その分、食事をのんびりと楽しめました。

《3》接客水準があいかわらず高い

沢村一樹に似た男性責任者のもとで、女性アテンダントが伸び伸びと楽しそうに仕事をしていました。

凄腕アテンダントのオーラをまとった人はいませんので、普通のアテンダントさんがスゴ技を連発しているように見えます。

男性責任者曰く、いつも女性アテンダントにいじられている、とのこと。良い雰囲気の職場なんでしょうね。

 

昨日調べたら、年末までの2か月間、「ことこと列車」はすべての日が満席になっていました。

人気が出るのは、アテンダントさんは嬉しいでしょう。申し込む客にとっては辛いですが。