福岡県の平成筑後鉄道を走る「ことこと列車」に再び乗ってきました。
乗ったのは8月で、西鉄レールキッチンと共に、乗車しました。
前回に引き続き、今回も「ことこと列車」の話。主に食事の話です。
ことこと列車の食事は、他ではなかなか見られない創作料理なのが魅力です。
前回の記事はこちら↓
【1】ことことBOX
まず最初に出された品は、「ことことBOX」です。
地元の9市町村の食材を使った料理が、9品も提供されます。
ロゴ入りの風呂敷を広げると、ことことBOXが入っていました。
小さいお弁当箱のようです。
左の、ロゴ入りパンは、目立ちます。
キーマカレーのトマトファルシも鮮やかです。
料理は、季節によって変わります。
下の写真↓は、前回・3月末に乗った時の料理です。
3月の料理は、こちらにまとめました↓
【2】地元産ホワイトコーンのブランマンジェ
地元の食材を使ったホワイトコーンのブランマンジェです。
容器も斬新で、料理の名前も知りませんでした。
プルプルした食感で、冷たくて美味しいです。
【3】石炭リゾット あわびのソテー添え
しいたけの焦がしバターのエスプーマ
石炭にも見える黒いリゾットです。
個人的には、高い金払ってまで、あわびを食べようとは思いませんので、あわびの味を忘れていました(笑)
あわびって、こういう味だったんだ。それとも調理法が違っているのかな。
【4】和牛頬肉のパピオット
これは非常に素晴らしい料理です。
柔らかい牛肉のシチューのような料理なのですが、熱い状態で食べることができます。
「温かい」ではなく「熱い」のです。制約がある列車内で、熱い料理は拍手ものです。
写真↓の右は、一緒に出されたパン2切れ。
料理が出て、写真を撮った後、さて食べようか・・・・・と思ったのですが、そうそう温度を測りたくなりました。
デジタル温度計で測定したところ、64.6℃でした。
テーブルに届いた直後に測ったら、もっと高くなるハズです。
温度計を持ち込む客は、シェフから嫌われそうですが・・・。
同時に、熱い品がもう1品、出されました。
駅で加熱した料理を、人海戦術で届けるのです。
こういうローテク、素敵です。
【5】枡パルフェ
日本酒の枡に入った冷たいパルフェです。
パッと見たらなんだか分かりませんが、スプーンで掘ると、パインが出てきます。
驚きの創作料理です。
【6】ホットコーヒー
ホットコーヒーは、創作料理ではありません。
ですが、趣のある器を利用しています。
これでホッと一息です。
【7】メニュー一覧
読んでも理解しにくいメニューですが、分かる人が見ればイメージできるんでしょうね。
【8】飲み物
別に飲み物を頼みました。
★地ビール
地元の田川の元気が出るビールを頼みました。
キリンやサッポロも美味いけど、旅行先なら地ビールを飲みたくなります。
★福智町はちみつレモンジンジャー
冷たいソルベ(シャーベット)が入っていて、2度楽しめます。暑い8月ならおススメです。
★ビール
まだ料理が続いていたので、スーパードライを頼みました。
スーパードライは、料理を邪魔しないと感じているので、選びました。
メニューはこちらです。
なお、ペットボトルの水が、最初に配られます。
半年たたないうちに2回目の乗車となりました。
前回よりも、「安心して」「落ち着いて」「ゆったりと」食事を楽しむことができました。
理由は3つ思いつきます。
《1》2回目の乗車だから
メニューは一部、季節の食材に合わせているものの、料理に対するコンセプトは変わっていません。
ですから、驚きは少なかったのですが、安心して落ち着いて料理を楽しむことができました。
《2》写真撮影の時間が短縮
前回に比べて、撮った写真の枚数は、ほぼ半減しました。もし映りがイマイチでも前回の写真を使えるので、何枚も撮る必要がないのです。その分、食事をのんびりと楽しめました。
《3》接客水準があいかわらず高い
沢村一樹に似た男性責任者のもとで、女性アテンダントが伸び伸びと楽しそうに仕事をしていました。
凄腕アテンダントのオーラをまとった人はいませんので、普通のアテンダントさんがスゴ技を連発しているように見えます。
男性責任者曰く、いつも女性アテンダントにいじられている、とのこと。良い雰囲気の職場なんでしょうね。
昨日調べたら、年末までの2か月間、「ことこと列車」はすべての日が満席になっていました。
人気が出るのは、アテンダントさんは嬉しいでしょう。申し込む客にとっては辛いですが。