筆者が最初に導入したNゲージのブックケースものセットは,これです.
現在は出番が減っていますが,長い間「金屋代鉄道」(この言葉もまだありませんでした)の顔でした.
本日は,TOMIXのキハ181系「はまかぜ」を紹介します.京都総合車両所(現:吹田総合車両所京都支所)を拠点に大阪〜姫路〜和田山〜香住・浜坂・鳥取を運行,2010年11月6日の運行でキハ189系と入れ替わり,引退しました.あれから10年になります.
「はまかぜ」は鳥取砂丘の「浜風」ですが,現在の運行区間と,但馬地区と姫路市・神戸市を結ぶという列車の役割を考えると,「甲子園の浜風」という感じがします.
キハ181系はまかぜのキモは2号車の「キロ180」にあります.
多数のキハ180を編成します.
2002年に発売されましたが,実車の引退に合わせて2011年に再生産されています.
その際,色合いが異なるものになりました.
実車は最大7両編成で運行されました.なかなか壮観です.
いまだに,はまかぜといえば7両編成のような気がします.
現在は絶版となっています.TOMIXとしてはこの金型は現代でも遜色ないという判断がされているのか,フライホイール動力になって一部バリエーションモデルの生産が続いています.
その後,KATOから,ATS-P対応の屋根板が新規製作された製品が登場しています.
これも長らく再生産されていませんが,そろそろ再生産を期待します.
「6両セットで10%税込メーカー希望小売価格17,820円」は現在の感覚でいうと破格でしかなく,生産費の上昇を鑑みて「4両基本セット」「7両増結セット」でも良いのではと思います.7両増結セットがあると,キハ181型を1両含み,「金光臨」などを模して10両編成を組んだ際に,車番がバラバラになります.
(黒谷商店の「JR特急チョコ」です)
キハ189系はポポンデッタでのNゲージ鉄道模型製品化が発表されていますが,そうでなくてもキハ189系のグッズは少ないです.現在では餘部鉄橋の顔でありますので,もう少し注目されても良いのではと思います.
少しでも良い製品になることを祈ります.