東浜駅【鳥取県】(山陰本線。2017年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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この写真は浜坂駅にて撮影。

 
今回の【駅】コーナーは、
鳥取県北東部に位置する岩美郡岩美町の北東端、兵庫県との県境に近い日本海沿いにある山陰本線の駅で、駅を出て1分で東浜海水浴場へ行ける、
東浜駅 (ひがしはまえき。Higashihama Station) です。
 
 
駅名
東浜駅
 
所在地
鳥取県岩美郡岩美町
 
乗車可能路線
JR西日本:山陰本線 
 
隣の駅
京都方……居組駅 (兵庫県)
幡生方……岩美駅
 
訪問・撮影時
2018年8月
 
 

東浜駅は地平駅で、北側(手前側)に出入口があります。駅の所在地は岩美町陸上(くがみ)です。
長らく国鉄時代からの鉄筋コンクリート造平屋建ての駅舎でしたが、2017年に駅舎が建て替えられました。しかし、新駅舎は実質的に待合室です(内部に時刻表と運賃表あり)。

尚、この新駅舎の完成式典には鳥取県知事の平井伸治氏と、自民党の重鎮で「鉄オタ」でもある地元選出の石破茂衆議院議員も参加しました。
当駅には改札口、自動券売機はありません。ホーム出入口部分に「きっぷ回収箱」があるのみです。

また、交通系ICカード『ICOCA』のエリア外です。
また、広大な駅前広場があります。東側(左側)にはバス停留所と待合所(陸上バス待合所)、そして「東浜駅設置の碑」があり、西側(右側)には駐輪場があります。
そして、駅構内にトイレと飲料自動販売機はなく、バス待合所にあるトイレ、飲料自動販売機を利用する形になります。
 
 

駅前(北側)の様子です。
駅前を東西に結ぶ道路(写真左~右)沿いに集落が形成されていますが、商店はほとんど見られません。
駅の正面(北)へ約170m進むと日本海で、高台にある駅前からも日本海を望めます。
  
 

東浜駅周辺の海岸は遠浅で砂浜も存在し、東浜海水浴場になっています。夏場は多くの海水浴客で賑わいます。
駅からとても近い海水浴場です。
また、京都府丹後半島から兵庫県北部、鳥取県東部にかけての日本海沿いの海岸は「山陰海岸ジオパーク」に認定されていて、この付近では西へ約3kmの場所にある浦富海岸が有名です。
 
 

東浜駅の駅名標です。
JR西日本の標準デザインで、下部は山陰本線のラインカラー(鳥取名産の二十世紀梨をイメージした黄緑色)となっています。
尚、東浜駅には駅ナンバリングは設定されていません。
ちなみに、東浜駅は鳥取県最北端の駅です。
 
 

東浜駅は相対式ホーム2面2線の地平構造です。
右(北)が1番のりば(上り浜坂・京都方面)、左(南)が2番のりば(下り鳥取・幡生方面)で、1番のりばに面して駅舎・出入口があり、両ホーム間は跨線橋で結ばれています。エレベーターの設備はありません。
1番のりばは4両対応ですが実際のホームはもっと長く、柵により両端部が閉鎖されています。
2番のりばは6両対応で、ホームの端から端まで立入可能です。
そして線路の有効長は国鉄時代に長大編成の列車や貨物列車が運転されていた関係で少なくとも10両分はあります。この「本線」にふさわしい設備が残されていたおかげもあり(?)、2017年より運転を開始した10両編成のクルーズトレイン「トワイライトエクスプレス瑞風」の当駅への停車が実現しています。
ホーム上屋は設置されていません。2番のりばには待合室があり、1番のりばは「駅舎」が待合室として利用できます。
写真は鳥取・幡生方を望む。
 
 

浜坂方・京都方を望む。
この先、山間部を東へ進み、トンネルへと入り兵庫県美方郡新温泉町に変わります。そしてトンネルを抜けるとすぐに居組駅へと至ります。
東浜駅は米子支社管内ですが、居組駅は福知山支社管内です。境港駅よりも北にあります。意外ですw
 
 

鳥取方・幡生方を望む。
この先、すぐに山間部へと入り、短いトンネルを4本抜けます。3本目のトンネルと4本目のトンネルの間には右前方に浦富海岸を遠望できます。そして4本目のトンネルを抜けると田園風景の中を南南西へ走り、右前方に住宅地が見えてくると浦富海岸や岩井温泉への最寄駅である岩美町の中心駅、岩美駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が東浜駅で下車(乗車)した事は、実はありませんw 2017年に近くをドライブしていた時に、実現できるかどうかは未知数ですが兵庫県の全駅を訪問する目的の一環とは別に、兵庫県に近い駅なので立ち寄りました。海に近いので明るい感じの駅で、すぐ北側に海水浴場がありました。しかし駅前は閑散としていました。
 
東京からですと東海道・山陽新幹線で姫路駅まで行き、智頭急行経由の特急『スーパーはくと』に乗り鳥取駅で下車。さらに山陰本線の浜坂方面行き列車に乗り換えて当駅下車です。タイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です(最大滞在時間:4時間半ほど)。
一方、大阪からですと大阪駅から前述の『スーパーはくと』を利用するか、福知山線~山陰本線のルートで普通列車を乗り継ぐルートもあります。しかし最速で11:38着(鳥取経由)で、距離の割に時間がかかります。こちらもタイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅前にコンビニは存在せず、駅前に気軽に入れる商店・飲食店はありません。必ず事前に用意して下さい!
 
東京・大阪とも到達難易度は高いですが、山陰本線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は風光明媚な東浜駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)