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鈍行のみで九州の全駅を制覇する旅。

ついに列車に揺られ続けること1週間超えの8日目。

前日に目標であった九州の制覇は成し遂げました。

 

なのになぜまだブログが続くかって?

家に帰るまでが遠征だからね。

とはいえ、もうあまり書くこともないのでサラッといきます。

 

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8日目 2月15日(土)

 

 

防府(JR山陽本線) 5:18

 

朝5時の防府駅におはようございます。

 

今日も当たり前のように普通列車に乗り、関東に帰ります。

埼玉の最寄り駅までは所要時間19時間です。

 

 

 

 

息をするように始発。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岩国(JR山陽本線) 7:08/7:12

 

岩国駅で最初の乗り換えです。

 

九州の移動中と大きく異なることは駅メモから解放されたこと。

駅メモは駅に着いた時にアクセスしなければならないため、事実上ひたすらスマホとにらめっこしていることになります。

 

その地獄から解放されたため、ただひたすらに寝て過ごすことができます。

岩国まで一切の記憶なく到着しました。

鈍行も寝ていれば早いものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広島(JR山陽本線) 8:08/8:11

 

 

広島駅は相変わらず乗り換え時間が短すぎて写真を撮る暇がありませんでした。

もうこの埼玉⇔福岡の鈍行遠征も、気づけばこれが11回目。

今さら写真を撮る必要性も感じられません。

 

 

 

車内ではおじさんたちがこんな会話をしていました。

 

 

「福山まで1時間半か~」

 

 

「遠いよなあ」

 

 

「新幹線なら1時間半あったら大阪行けちゃうよ」

 

 

 

ちょっと何言ってるかわからない。

この人たちはほんとに何を言っているのでしょう。

大阪までは5時間半かかるってのに。

だいたい広島から福山の1時間半なんて、防府から池袋のほんの一区間に過ぎません。

都城から吉松に行くよりも短い。

 

 

新幹線は甘え。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

糸崎(JR山陽本線) 9:30/9:31

 

糸崎駅でも1分乗り換え。

11回目の鈍行福岡、当然11回ともこの時間の電車に乗っているわけで、もう乗換案内を見るまでもありません。

機械的に目の前に止まる相生行きに乗り換えます。

 

 

 

終点の相生までは3時間弱。

駅で一息つく暇もないので、何時間もトイレをどうするのか心配してくれる心優しい読者さんもいるかもしれませんが、それは大丈夫。

鈍行遠征で使うような路線のほとんどにトイレは備わっています。

魔の静岡県では、トイレのない車両にぶち当たることもまれにありますがね。

安心して相生行きに乗り込みます。

 

 

 

「お客様へお知らせいたします。この電車のトイレは故障のため使用することができません。ご了承ください。」

 

 

 

 

ああああああああああああ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相生(JR山陽本線) 12:19/12:21

 

幸いにも急な尿意、便意は訪れず、無事に終点の相生に着きました。

ここでも安定に2分乗り換え。

そもそもコンビニに行くような時間すらないので、何も口にしていません。

これまでに10回もこの行程で行っているのに、なんであらかじめ買っておかなかったのでしょうね。

 

 

何も食べないで鈍行に乗り続けるのが鈍行遠征の醍醐味。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

姫路(JR山陽本線) 12:40/12:57

 

姫路駅は旅情。

なんたって17分も乗り換え時間があるのだから。

改札内にコンビニも存在するので、しっかり朝ご飯を確保しました。

 

あれ、もう昼ご飯か。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米原(JR東海道本線) 15:23/15:30

 

新快速によるボーナス区間を乗り通し、終点の米原に到着しました。

年末年始の18きっぷ期間では、エスカレーターを逆走してまで着席しようとする輩がいるなどカオスな駅ですが、この日は2月。

平和に時が流れていました。

 

東海道線に乗り換え、大垣へ向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大垣(JR東海道本線) 16:05/16:11

 

大垣で再び乗り換えです。

 

 

...はい、乗り換えました。

それ以外に言い様がありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蒲郡(JR東海道本線) 17:27/17:35

 

豊橋行きの電車でしたが、途中の蒲郡で乗り換えます。

 

 

 

自分の記憶では今まで蒲郡で乗り換えた覚えはないのですが、どうやらこの浜松行きが豊橋から先、浜松に行く一番最初の電車らしいので、ここで乗り換えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浜松(JR東海道本線) 18:37/18:39

 

出発から半日以上が経過しましたが、まだ静岡も始まったばかり。

機械的に目の前の静岡行きに乗り込みます。

 

 

 

 

 

ゲホゲホゲホッッ!!

 

 

途中の駅から、それはもう気持ちよさそうなくらいに咳をするくそじじいが乗ってきました。

マスクはせず、口を抑える気もさらさらなく、まき散らすかのようにゲホゲホやっています。

 

このときは2月中旬なので、人々の意識も少しずつ変わってきたタイミングではありましたが、大半の乗客は見て見ぬふりといった感じ。

コロナうんぬん関係なく、近くで咳をされたらイライラするので、車両を移動しようかなと思ったそのとき、1人のおじさんが動き出しました。

 

 

「おい、咳してる奴誰だ?」

 

 

車内に緊張が走ります。

くそじじいも面倒くさい奴きちゃったよって感じの渋い顔に変わりましたが、相変わらず気持ちよさそうにゲホゲホやっています。

 

 

動き出したおじさんは、近くにいた別の乗客のところへ行き「咳してる奴あいつか?」と尋ねました。

誰が見たってあいつしかいないのですが、この乗客は「んー、これだけ乗ってるから誰が咳してるかわからない」と答えました。

 

 

 

 

はぁぁぁぁぁぁぁぁ???

こいつの目は節穴か?

これだけ乗ってるって両手で数えられるくらいしか乗ってないわ。

 

 

 

 

長時間鈍行で揺られていると、ついつい他人の会話にツッコミを入れたくなってしまいますね。

あぶないあぶない。

 

 

おじさんはJKにもくそじじいのことで何か聞いていましたが、相変わらずそっけない対応。

また別の乗客は、車掌さんに「車内トラブル起きそうだよ」と忠告しただけで下車、その車掌さんも特に車内の様子を見ることもなく、何事もなかったかのように魔の静岡県を走り続けます。

 

 

 

もうこの十数分の間で日本人の性格がよーくわかりました。

トラブルに巻き込まれたくないから余計なことは言わない、関わらない、他人任せ、見て見ぬふり。

クソか。

 

13時間以上電車に揺られて精神に異常がきている鈍行遠征魔は、おじさんから何か聞かれたら一緒にくそじじいを成敗しに行くくらいのノリでしたが、相変わらず相手にされませんでした。

鈍行遠征魔って近寄りがたいオーラを出しているのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静岡(JR東海道本線) 19:51/20:04

 

結局大きなトラブルには至らずに静岡駅に到着しました。

このときも大半の人はマスクをつける生活になっていましたが、健康な人はともかく、一番ああいう人がつけるべきなんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熱海(JR東海道本線) 21:23/21:28

 

帰ってきた、関東に。

1週間ぶりの関東、久しぶりすぎる。

 

 

 

 

この1週間何をしていたのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

品川(JR山手線) 22:52/22:57

 

帰ってきましたね。

山手線に乗り換えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大崎(JR埼京線) 22:59/23:03

 

大崎で埼京線に乗り換え、池袋まで飛ばします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

池袋(東京メトロ有楽町線) 23:21/23:27

 

11回目の関東~九州鈍行旅も、大きなトラブルなく無事に池袋に着きました。

有楽町線に乗り換えて埼玉に帰ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和光市(東武東上線) 23:47/23:53

 

1週間ぶりの地元路線。

せっかく帰ってきたというのに、出迎えるように11分遅延していました。

 

埼玉に帰還して早々の満員電車。

これにてトータル131時間の鈍行旅が終了です。

お疲れ、自分。

 

 

 

 

 

 

 

別荘快活はGo To トラベル顔負けの7泊9,700円。

快活しか勝たん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー完ー