長崎市の東側であります矢上地区へは、長崎県営バスが長らく運行されておりまして、長崎県営バスでは矢上営業所が設けられております。
この営業所管内では、長崎市内～矢上方面～各地への路線バスが運行されておりまして、実際に上の画像の車（画像１、Ｓ１５４・いすゞＬＫＧ－ＬＶ２３４Ｎ３ 画像２、４Ｍ５５・日産デＫＬ－ＪＰ２５２ＭＡＮ改）などと言った車が矢上営業所管内の各地へと運行されております。
尚、最近導入されております車はノンステップバスと言った低床車が主ではありますが、この中には画像２の車にもありますように東京都交通局（都営バス）などの事業者からの移籍車も多く見られているのが現状でもありまして、長崎市内をはじめとした各地で見る事ができております。
また、この路線バス停の中には施設の名称は変わっていましても、最近まで旧称で名乗っているバス停も見られておりました。実際に、画像の車（０Ｅ１４・三菱ＫＣ－ＭＰ７１７ＭＴ）の行先にもありますように「ジャスコ前」とありますが、これは「イオン東長崎ショッピングセンター」を表しているものでありまして、旧称で引き続き名乗っておりましたが、平成３１年の改正で「イオン東長崎店」に改称されておりまして、「ジャスコ」の名は姿を消しております。
（行先に「ジャスコ」あり）
（現在、４Ｅ６０・三菱ＫＬ－ＭＰ３７ＪＫ）～２段目に「イオン」と表示あり
さて、ここからご紹介しますのは、その矢上・東長崎方面へ長崎自動車（長崎バス）も運行されておりまして、実際に運行時及び東長崎営業所所属車両の姿を収めておりましたのでご紹介してまいります。
当ブログでもご紹介しておりましたが、長崎バスでは平成２４年に長崎県営バスと接続する形で長崎市内～矢上地区の路線を新設・参入しておりましたが、平成２６年に長崎県営バスの東長崎地区の一般路線バス撤退によりまして、長崎バスが矢上地区に本格参入した事に伴いまして東長崎営業所が設立されております。
東長崎営業所の車両に関しましては、後述のように市内各地の営業所から転属した車や新車、そして長崎バスでは珍しい移籍車も導入されておりまして、営業所自体は長崎バスでは最も小さい営業所ではありますが、変わった姿も見られるのがこの営業所の特徴でもあります。
これまでもご紹介しました、東長崎営業所所属車両のほんの一部であります。まずご紹介しますのが、「新急行色」でありますいすゞＬＶキュービック（２００２・ＫＣ－ＬＶ２８０Ｎ）でありますが、この車は平成１２年に長崎～大串～西海橋～佐世保間の急行バスの専用車として導入されたものでありまして、松ヶ枝営業所に所属しておりましたが、廃止後松ヶ枝営業所管内の路線バスとして運行されていたものの、東長崎営業所開設に伴い転属しておりまして、ハイバックシートも装備している事もありまして東長崎営業所では目立つ存在になっております。
（松ヶ枝営業所所属時代撮影）～東長崎営業所所属時は最後の画像
こちらの画像は、いすゞエルガ（１６７０・ＱＤＧ－ＬＶ２９０Ｎ１）であります。この車は、平成２８年に８台他の営業所とともに導入されていたうちの１台でありまして、ジェイバス新モデルの車も導入に至っております。また、翌平成２９年には同じボディであります日野ブルーリボンのハイブリッドも５台他の営業所に導入されたうちの１台（３７１４）で導入されておりまして、そちらも長崎市内～東長崎間の路線で運行されております。
そして、こちらの車はいすゞエルガミオ（２０２４・ＫＫ－ＬＲ３３３Ｊ１）でありまして、割合からしますとそう多くはない中型車両でもありますが、この車は京浜急行バスからの移籍車となっておりまして、先述のように長崎バスでは珍しい移籍車となっております。
尚、この東長崎営業所には他にも川崎鶴見臨港バスや南海バスからの移籍車も導入されておりまして、先述のいすゞエルガミオや日野レインボーＨＲと言った中型車両は長崎市内で、日野リエッセと言った小型車両は矢上・東長崎地区で見られるようであります。
今回皆様にご紹介しましたように、長崎バスの中では最も新しい営業所として存在しております東長崎営業所ではありますが、先述のように長崎バスでは最も小さい営業所として存在しております。それでも、この営業所ならではな姿としましては移籍車両まで見られておりますし、「新急行色」の車両まであるなど小さくても変わった所が見られる営業所である事には間違いないようですので、これからも長崎県営バスから継承された路線もあります東長崎・矢上地区の足として運行していただきたいですし、今後出向いた際にさらに収められればとは思っております。
