一週間の出来事とか | 黄金色の電車工房から

黄金色の電車工房から

2019.8.15 yahooブログ「16番鉄道模型と鉄道写真の部屋」より移転してきました。
1/80真鍮キット工作の楽しみを広めるべく更新してまいります。
一応、旧型国電が専門です。


こんにちは。
もう11月にはいりましたね。
例によって、この一週間の出来事ですとか細かな工作の様子など綴っていきたいと思います。


まずはこちら、タニカワの京成青電750系。
大手私鉄の新性能電車ながらその圧倒的な地味さと影の薄さからかあまり注目されない存在なのですが、ワタクシこの750系も含まれる「京成青電」スタイルの電車が大好きなのです。

上に乗っかっているのは真鍮工作を始めた当初に製作したものなのですが、久しぶりに同キットの入手が叶いましたので、とりあえず1箱だけ引き取ってきました。


オデコの整形を始め、我ながら今見てもかなり頑張った作りになっていると思うのですが、やはり経験を積んだ現在の技術でリメイクしたいんです。
この車両については過去の当ブログ記事をご参照いただければと思います。

更にもう1セット手に入る予定なので、実物どおりの4連が揃い次第、時期を見て着手していきたいと思います。


さて次の話題。
エコーモデルの電車用床下機器セットを買うと必ず入っている真鍮鋳物のエアータンクですが、そのままではドレンコックとその保護用ガードが再現されておらず、別売りのソレを取り付けようとしても穴を開けるのが至難の技なのでした。

いつも作っている73系の床下改革ということで従来までの基本構造を変えるべく、試作という形にはなりますが、エアータンクにドレンコックガードを付けるための穴開け治具を開発してみました。

構造については上の写真をご覧いただくのか早いと思いますが、要はこの台座にネジ留めでタンクを拘束して、ピンポイントでドリル刃を打ち込めるようにしたのです。


治具に従って2箇所の穴を開ければドレンコックガードがスポッとハマるようになっています。
あとはもう一発、2点間の間に開口してやればドレンコックそのものも取り付けられます。

車輌の床下に吊す際の台座パーツも含めて、今後に向けて検討していきます。


久しぶりの塗装となった73系の床下機器については、第二段階として主抵抗器をグレーに塗り分けました。
こんなガッチガチなマスキングなんかも久しぶりです。


そして、いよいよ新発売となる床下機器表記を一つ一つ転写してゆきます。
かなり文字が小さい上に、下地となる塗装の仕上がりにも左右されますから上手くいくか緊張の一瞬でした。


↑エアータンクまわり


↑空気側の各機器
床下機器についてはどのハコがどんな役割をしているか勉強していないので、例えばC Mなんか何を表しているのかわかりません。
B Fは、〇〇フューズ、でしょうね、きっと。


遮断機の上部の斜めになっているところは特に苦労しました。
デカールではなくインレタですから、転写シート(台紙)をどこかに固定しなくてはならず、グリグリやっているうちにズレないよう注意しました。

床下機器表記については電動車の分はこれにて完了ですが、更にクハ、サハ用もあるのでまた今度試してみようと思います。


モーターをLN15に換装した動力車モハ72のほうは、ようやく床下機器を取り付けてやる事が叶いました。
写真をご覧いただくとわかるかもしれませんが、これまで搭載していたLN12モーターと比べ2mm程度か直径が太いため、その傍らに配置される床下機器取付板も従来の10mm幅では収まらなかったのです。

先日訪れた二子玉川のいさみさやさんにてなかなか流通していない8mm幅×1.0mm厚という真鍮板の入手が叶いましたので、早速カットして使用しました。

主制御器、コンプレッサ、一部のエアータンクについてはモーターや動力伝達部との干渉を避けるために糸鋸で割って薄くしてあります。


さてそんなモーター換装した73系を手に運転会へ持参したのですが、ここではプロの方のお話やアドバイスをたくさんいただくことができ、新たな発見や情報を持ち帰ることができました。

とりあえず、カプラーを他社製に交換、動力伝達のシリコーンチューブはユニバーサルジョイントに交換、それからこの73系キットの先天的な問題点と言われる車体強度の補強、この3点については早急に改善していきたいと思います。

これTwitterにも書いたのですが、ホント、プロの方とお話させていただく事は自分自身の固定観念をどんどん壊してくれて新しい発見がたくさん得られます。本当にありがたい機会だと思います。


こちらは、ちょっと見せていただいた13mmゲージのDT13。
16.5mmの大柄な台車に見慣れていると、物凄い違和感というばかりにスマートに見えますよね。

日光モデル製と比べてエンドウ製のDT13は、その台車枠が奥行き方向に立体的に造形されているので13mmの短軸に合わせても丁度良い感じの見た目になるんですね。

問題は、これと連結するモハ72やクハ79に装備されている、DT17やTR48については立体感が無く薄っぺらく作られているので13mm化すると少し不格好になってしまうというのがあります。
JMゲージ、魅力的なんですけどね。


最後に…
何度も告知してきた東武1720系DRCは既に着手し割と進んでいますので、次の水曜日くらいになるでしょうか、ひと段落したタイミングで連載記事をスタートさせますのでぜひご期待ください。

6両貫通編成かつ流線型の特急車を作る、というのは私もはじめての試みなのです。



本日は以上になります。
いつもご覧くださりありがとうございます。