前回NO.2386より、高架化されました長崎駅の話題をご紹介しておりますが、前回後半では改札口より先のホームへの姿に関しましてご紹介しておりました。
長崎の玄関口でもあります長崎駅は、今年3月の改正より高架化されましたが、それによりまして画像1にあります長崎駅としての機能は商業施設であります「アミュプラザ長崎」以外なくなっておりまして、長崎駅としての機能は画像2の高架化されました西口に移っております。
また、令和4年には九州新幹線(長崎ルート)が開業する事が予定されておりまして、現在高架化されている所の東側にあります新幹線ホームの工事も進行しているのが現状でもあります。
さて、前回後半では改札を出ましてホームへ向かいますホールまでの部分をご紹介しておりましたが、1・2番ホーム及び3・4・5番ホームへはエスカレーター・エレベーター・階段それぞれを利用しまして行く事ができております。この中でも、エレベーターまで利用できるようになっている所を見ますと、バリアフリーに対応している事も伺えるのではないかと思います。
(改札)
(1・2番ホーム行きエスカレーター)
(1・2番ホーム行きエレベーター)
(1・2番ホーム行き階段)
(3~5番ホーム行きエスカレーター)
(3~5番ホーム行きエレベーター)
(3~5番ホーム行き階段)
そして、改札口を入った所には、アイドルグループ「HKT48」のメンバーで、長崎県出身の森保まどかさんのサイン付きパネルが置かれておりますが、現在JR九州では、「HKT48」と「みんなの九州プロジェクト」を行っておりまして、各県出身の方がそれぞれの所をアピールしておりまして、森保さんも長崎県出身でもありますので、実際に長崎県をアピールされております。
さて、ここまで前回後半の内容を改めましてご紹介しましたが、今回はエスカレーター・階段・エレベーターをのぼった所にあります高架ホームに関しましても発着シーンなども含め収めておりましたので、皆様にご紹介してまいります。
(今回はエスカレーターを利用)
新しくなりました高架化されました長崎駅は、2面5線のホーム配置となっておりまして、1面に1・2番ホーム、もう1面に3~5番ホームと分かれておりまして、画像にもありますように屋根付きのホームとなっているのが特徴でもあります。
このホームには、西側から4両対応の1・2番各ホーム、6両対応の3番ホーム、3両対応の4番ホーム、そして8両対応の5番ホームと分かれておりまして、特急「かもめ」は基本的に3番ホームと5番ホーム(787系電車運行は基本的に5番ホーム)となっておりますし、4番ホームは切欠きホームとなっている事から諫早方にホームが設けられております。
(1番ホーム)~YC1系気動車
(4番ホーム)~キハ66・67系気動車(3番ユニット)、切欠きホーム
(5番ホーム)~885系電車、長崎駅で最も有効長が長いホーム
また、長崎駅には諫早方に留置線が2箇所設けられておりまして、長崎駅寄りには給油スペース付きの気動車留置線が、浦上駅寄りには電車も留置できる大きな留置線が高架上にそれぞれ設けられておりまして、かつて地上時に設けられておりました留置線を高架化となりましても見る事ができております。尚、気動車留置線の場合、ホームから留置線へは1・2番ホームでしたらつながっております。
(気動車留置線)~北側、奥に見えるのが電車留置線
(気動車留置線)~南側
(1・2番ホームよりつながっています)
こちらは、長崎駅南側の車止めであります。ここが終端である事を伺わせておりますが、この両端には柵が設けられておりまして、しかもその柵の先が、先に見えます旭大橋の方向に向けている事がお分かりいただけるのではないかと思います。この姿を見ましても、いずれは旭大橋につながるのでは?という印象さえもありますが、改札を必ず通らないといけない事を思いますとなぜこのような形に?とも思う所ではありましょうか。
(いずれは旭大橋につながる?)
ちなみに、旭大橋の下には長崎県営バスの尾上車庫も設けられておりまして、長崎県営バスの車両の姿を見る事ができております。正直、その下の画像にもありますように長崎県営バスの車庫と直近になる訳ですので、今後西口発着のバスが本格的になればこの車庫の存在も大きな存在になるのかなとも思う所ではあります。
さて、ここからは列車の入線・発車・入換のシーンをご紹介してまいります。まずは、885系電車「かもめ(SM7編成)」が長崎駅の6両対応でもあります3番ホームに入線してまいりました。
以下画像は、上の画像の柵の所から収めたものであります。ちょうど5番ホームにはSM9編成が留置しておりましたので、ホームを越えてのツーショットを収める事ができておりました。本当に、その柵の部分もホームから少々高い位置となっている事もありまして、そう言ったツーショットの姿を収めやすくなっております。
この後、対岸の2番ホームでは、YC1系気動車(206番ユニット)によります長崎駅止まりの列車が静かにやってまいりました。先述のように、長崎駅も屋根下にありますホームでもありますので、YC1系気動車特有のLED照明が目立っていたのも印象的でもあります。
長崎駅止まりの列車は全ての列車が同じ停目の位置に停車するようになっております。そのため、隣の3番ホームに停車しております885系電車との並びも先述の柵の所から収める事ができておりました。それにしても、上の画像にもあります柵も両側がつながっておりますとわざわざ下へ行かずに済む事ができるだけに、その点は残念かなとも思います・・・。
さて、1番ホームでは、停車しておりましたYC1系気動車204番ユニットによります佐世保行き列車が静かに発車して行きました。静かにと言うのも、ハイブリッド気動車でありますので、スタートも「静かな」というのもわからなくはないのではないでしょうか。
その後、今度は3番ホームに停車しておりました「かもめ」が、博多駅へ向けて発って行きました。先述のように、3番ホームは6両編成対応ではありますが、以下画像を見ますと特に6両編成対応である事がお分かりいただけるのではないでしょうか。
(博多駅へ向けて発って行きます)
この後、切欠きホームであります4番ホームに、長崎駅止まりの817系電車(VG25編成)が入線してまいりました。この4番ホームも、画像のように3両対応でありますので、短編成向けのホームとしてはふさわしいのではないかと思います。ただ、ホームが北側にありますので、他のホームよりも少々遠いと言うのが私個人の印象・感想ではあります・・・。
そして、先述のように2番ホームに停車しておりました長崎駅止まりの列車が気動車留置線へと向けて発って行きました。それにしても、画像からもお分かりいただけますように、この長崎駅には所々に大きな柱が設けられておりますので、場合によりましては撮影には不利な部分も見られる場合もあるようであります。
今回は、その2としまして長崎駅ホームの姿をご紹介しましたが、2面5線のホーム配置と言う事で、高架化前の3面6線からしますとコンパクトになったのではないかと思います。しかも、7両編成以上対応が5番ホームのみ、6両編成対応でも3番ホームのみとなっておりますので、2両~4両編成の割合が多い長崎線からしますと短編成対応が主となっている事も伺えるのではないかと思います。それだけ大きく様変わりしている長崎駅ではありますが、長崎の玄関口である事には変わりない訳でもありますので、これからも様々な姿を見せていただきたいと思います。