前回の続きです。
当ブログでは度々歴史が動いていますが、昨日も大きく歴史が動いた1日となりました。まずは越中島貨物駅へ。
ちょっと早く着いてしまったので、まずはしおかぜ橋から全景を眺めます。中央の2線にはレールの積まれたロンチキB編成と定尺チキが留置されていました。
奥にはロンキヤことキヤE195系LT-1編成の姿も。15日に東京レールセンターにやって来たLT-1編成。荷台には150Mレールが1本積載されています。
資材センターの方にはロンチキA編成のものと思われる器具が置かれていました。検査の時はここに置いておくんですね。
そして編成表記の消されたロンチキ。このロンチキこそがこの日の本題になります。
入換が始まりそうだったので、再びしおかぜ橋へ。
スイッチャーに牽かれ、先ほどのロンチキが登場。
編成中央の発電機には「C」の文字。越中島の異端児、ロンチキC編成です。
時間的には午後発送の時間になるですが、レールが1本も積載されていません。
この謎の列車、正体は貨車の側面に書かれていました。
「仙セン」「岩切駅常備」の文字…。なんとロンチキC編成が仙台車両センターに転属することになったのでした。
東北地区のロンチキと言えば、この鳶色の「岩切ロンチキ」を思い浮かべますが、実はこのロンチキは既に郡山車両センターへと回送され、廃車となっています。ロンチキ不在となった東北地区、ロンキヤ稼働までの繋ぎとして越中島のロンチキC編成が駆け付けることになったようです。
着発線に移動すると、高崎操から帰ってきたチキの入換が行われていました。
そして、この日の越中島貨物線の運用を受け持つDE10 1752の入換がスタート。幾度となく牽引してきたロンチキC編成を牽くのも、これが最後になるのでしょうか。
組成が完了したところで、後ろから1枚。C編成の特徴とも言える黄色い器具が夕日に照らされ、実に綺麗な光景です。
住み慣れた越中島貨物駅ともいよいよお別れ。列車は新小岩信号所に向けて発車していきます。
ということで、自分も新小岩信号所にやって来ました。
同僚のA・B編成とは若干仕様が違い、なかなかにクセのあるC編成。このままの仕様でいくのか、あるいは…?
そんなことを考えているうちに牽引機が登場。やっぱりEF81 81でした。3年前の岩切チキを使用した古レール輸送も、2年前の旧岩切ロンチキを使用した補填輸送も、今回の転属配給も81号機。本当に岩切絡みは81号機がよく登板します。
ここだけ見ると、いつもの夜発送ですね。
発車待ち。
ついでに2年前に先代の岩切ロンチキが来た時の写真も貼っておきます。
配9545 EF81 81+旧ロンチキC編成13車 新小岩信
そして信号が開通。遠く離れた岩切の地へ向けて発車していきました。
去る者追わず、ここで追っかけは終了です(おなかすいただけ)。ロンチキC編成に関する記事はまた改めて特集として書く予定ですので、今回はこのあたりで。
ではでは。