マサテツ〜食べ鉄旅日記〜

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JR上越線「土合駅」の駅舎カフェ「駅茶モグラ」|ホームまで462段!?[駅巡り]

鉄道コム

ホームまでなんと462段の階段がある『日本一のモグラ駅』JR上越線の「土合駅」。そんな土合駅の駅舎内に今年の夏、カフェ「駅茶mogura (エキッサモグラ)」がオープンしました。

日本一のモグラ駅

土合駅までのアクセスは、電車のほかに上毛高原駅または水上駅から発車するバスを利用するルートがあります。今回は「SLぐんま みなかみ」に乗車し、水上駅からバスで土合駅を目指します。

着きました!ここが「土合駅」です。

三角屋根が印象的です。想像以上に立派な駅舎でびっくり!
早速駅舎の中へ入ると…

三角の窓からの木漏れ日がなんとも素敵。

土合駅から発車する電車は、たったこれだけ。

土合駅は谷川岳へ登山の入口になっているようで、駅内には登山カードを記入するところもあります。この日も登山の格好をした人を何人も見かけました。

気分は駅長!駅務室が喫茶店に

そんな土合駅の駅務室だった場所に、今年(2020年)の夏にオープンしたのが「駅茶mogura (エキッサモグラ)」です。

駅務室の面影はそのまま。先ほどの写真はきっぷ売り場、そしてこちらは精算窓口だったんですね。

L字型のカウンターでオーダー。中は広々としていてます。大きなテーブル席やカウンター席もあるので、おひとり様でもグループでもゆったり過ごせそう。

店内をよーく見ていると、駅務室だった頃の面影があちこちに残されています。料理を待つ間に探してみたらおもしろいかも。

駅長さんの帽子。

帽子を被って、かつてはきっぷ売場だったカウンターに座れば、まさに気分は駅長さん!

きっぷ売場だったカウンターで頂いたホットコーヒー。モグラ印のマグカップがかわいい!
コーヒーは、谷川岳の麓にあるおにぎり屋さん「futamimi」のオリジナルブレンドで、中浅煎りの「トマノミミブレンド」と中深煎りの「オキノミミブレンド」の2種類。みなかみの美味しい水で、オーダーを受けてからドリップしています。

コーヒー豆も発売していました。とっても美味しかったのでおみやげに1つ購入!
コーヒー以外にもドリンクメニューがありました。「みなかみのクラフトビール 」てのもあったので、登山帰りに一杯飲みたい人にもおすすめ!
フードは、自家製のヨーグルトケーキやホットサンドなどがありました。この日はあまり時間がなかったので、今度はゆっくり来たいと思います。

462段の階段を降りてホームへ

コーヒーを頂いたあとは、電車に乗るためにホームを目指します。
「こっちでいいの!?」というぐらい、薄暗い通路を進んでいくと…

出た!階段!下まで見えない!
上越線「土合駅」の下りホーム(越後湯沢・新潟方面)は「新清水トンネル」の途中にあります。トンネルの全長は1万3500m、群馬・新潟県境の山岳地帯を貫くために地中深くを走るので、駅舎からホームまで462段の階段があるのです。

踊り場には、ご親切にベンチが置かれています。今日は下りなのでへっちゃらですが、階段を登るとなると大変だよこりゃ。

ベンチがある踊り場から上を見てみました。登りだったら絶望しちゃいそう。

駅舎からホームまで、標高差は70.7m。所要時間は約10分と案内されていますが、早めに行くことをおすすめします。(私は発車15分前にお店を出て、ギリギリでした…)

しばらくすると、暗闇の向こうから電車がやってきました。

ここから電車に乗れば越後湯沢、そして長岡へ抜けることができます。皆さんもぜひ『日本一のモグラ駅』そして「駅茶mogura」に足を運んでみてはいかがでしょうか。