今月前半に予定していた鹿児島行きが台風によりキャンセルになってしまい、その後しばらくは仕事が立て込んだこともありおとなしくしていましたが、10月も下旬になりようやく時間が取れたことで、久々に1泊旅行に行ってくることができました。思えば9月の初旬に岐阜へ行って以来、およそ2か月ぶりの旅行となります。今回の行先は東北仙台。ここ数年西方面にばかり繰り出していた私ですが、本格的な冬の到来を前に、久々に東北へ行ってみたわけです。この時期は私の旅の相棒ともいえる青春18きっぷは適用外。ですが新たな相棒として、『GoToトラベル』という強い味方が登場しています。今回もキッチリその恩恵に預かり、非常にお得に、そして有意義に旅をしてくることができました。
利用したのはJR東海の宿泊付きフリープランと、仙台地区の鉄道が2日間乗り放題となる『仙台まるごとパス』。前者は毎度恒例ですが、後者に関しては初めての利用となります。\2,720と決して安くはなかったものの、2日間仙台地区を満喫し、じゅうぶん元を取ることができたかと思います。購入時や使用時に、若干の問題こそありましたが、それはまぁご愛嬌。あとで記すことにします。
10月26日(月)出発当日。午前6時過ぎに起床し、いつものように身支度を整え、愛車デミオに乗り東静岡駅へ向かいます。
通常私の旅は夜明け前に始まりますが、今回は指定された新幹線が、静岡発7時58分のこだま700号のため、完全に明るくなってからの出発に。本当は始発で出かけたかったのですが、乗車列車に指定できなかったので仕方ありません。
通勤通学の時間帯と重なり、早朝は閑散としているコンコースもだいぶ賑わっています。
やってきた東静岡発7時31分の列車に乗り静岡駅へ。通勤ラッシュとあってさすがに座れませんでしたが、意外とギュウギュウなわけでもなく、大した混雑ではないなと若干拍子抜け。といってもここ最近は、首都圏や名古屋など、大都市のラッシュに身を置くことが多かったので、感覚がマヒしていただけかもしれませんが。
この列車は島田行きですが、ほぼすべての乗客と共に静岡駅で下車し、新幹線ホームへ向かいます。
静岡駅から上りの新幹線に乗るのは本当に久々で、いつ以来かも思い出せないほど。
ふと在来線ホームを覗くと、特急型車両373系を使用したホームライナーが顔をそろえて停車中でした。
そういえばこの車両にもしばらく乗っていません。また『ふじかわ』や『伊那路』に乗って、身延線沿線や飯田線に出かけたいなと改めて思いました。
指定された席に陣取り、発車を待ちます。12号車は各列どこも窓側には乗客がいて、乗車率にして50%は越えている感じ。自由席の状況は不明ですが、新幹線通勤にはやや遅いこの時間帯、まずまずの乗車率といえるのではないでしょうか。前方には高齢の団体ツアー客が占拠しており、添乗員さんが忙しそうにしています。嫌な予感が頭をよぎりましたが、意外にもおしゃべりは控えめで特に騒ぐこともなく、その団体も小田原駅で下車していきました。おそらく箱根にでも向かったのでしょう。
時折睡魔に襲われつつ、終点東京駅には9時21分の到着。
本当に久々の『東京』の文字。旅に出た実感がいよいよ高まってきます。
次は9時40分発のやまびこ55号に乗り継ぎ、仙台へと向かいます。