仙台市営地下鉄乗りつぶし(東西線) | 乗りつぶしに行ってきた!

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JR全線完乗が目標!(現在は99%乗車済)

2020年4月26日(日)

14時 仙台駅

 

ひたち3号で12時半に仙台に入り、ひたち26号で16時すぎには仙台を後にする日帰り旅をこの日は行っていたわけですが、牛タン屋で昼ごはんを食べてからもまだ2時間くらい仙台に滞在できる時間があって、この当時だと緊急事態宣言が出されていた時でカフェは軒並みしまっているので、休憩することなんてできなかったわけですね…

駅前のヨドバシは開いていましたけど、あんな密閉された空間で長時間過ごせないなぁ…と思いながら、

駅に戻るとまだ乗ったことのない仙台市営地下鉄の改札が見えたので、早速1日乗車券(620円)を購入。

 

 

仙台市営地下鉄仙台を中心に東西線南北線の2路線が開通しています。

時間の都合上、今回は東西線だけ乗車してきました。

東西線は2015年12月開業ということで比較的新しい路線です。

まずは一番東端にある荒井へ。

 

仙台14時8分→荒井14時22分

車両は2000系。全駅転落防止用のホームドアが設置されているので、駅のホームで車両全体を撮るのはかなり困難でしたね…

 
 
車内はオールロングシートで手すりが中央部に付いているんですが、まっすぐではなく湾曲しているのが特徴的。
 
 
座席は伊達の粋を感じさせる紺青系となっています。
 
 
ほとんど乗客のいないまま荒井に到着。
 
 
地上にある改札を出て、駅舎を出ると広々としたロータリーが広がっていました。
 
 
駅舎の外観も内観も2015年12月にできたこともあって、かなり綺麗。
 
 
運賃表はゾーン制が敷かれていて、初乗りで210円で仙台までは310円。

1日乗車券が620円ですから仙台荒井を往復するだけで十分元は取れるわけです。

 
 

荒井14時37分→八木山動物公園15時3分

次は一番西端にある八木山動物公園へ。

車内ディスプレイはよく見かけるタイプですが、

 
 

このディスプレイがかかっている場所が特殊。

普通は乗降扉の上に設置されていますが、2000系はロングシートの端席の上に設置されています。

これはあんまり見かけたことがなかったですね。

 

 

一番混み合いそうな仙台でもガラガラの状態で西へ。

大町西公園国際センターの間には広瀬川が流れているんですが、このときだけ地上に出て橋で川を渡ることになります。

仙台市交通局のHPに東西線が開通するまでのことが書かれていますが、西に行けば行くほど標高が上がっていて、

西の終点、八木山動物公園の2つ前の川内(かわうち)から青葉山にかけてはかなり急な登り勾配となっていて、

両駅間の高低差は70メートルにも及んでいます。

青葉山を出ると列車はさらに登りつつ左にカーブを曲がりながら急に地上に出て綺麗な渓谷が見えたと思ったらまたトンネルに入り、右にカーブを曲がると終点の八木山動物公園に到着します。

この渓谷が見える地点も滝の口橋梁という2階建ての橋なんですが、下は線路で上は道路の鉄道道路併用橋になります。

この構造を取っているのは日本では瀬戸大橋と関西国際空港連絡橋に次いで3例目になります。

瀬戸大橋や関西国際空港連絡橋は有名で旅行や出張のついでに渡れますが、滝の口橋梁は地元の人以外だと意識的に乗りに行かないと一生渡ることはないでしょうね。

ちなみに上層の道路はまだ開通しておらず、東西線が開通したのが2015年12月ですからもう4年以上は放ったらかしになっているわけですね。

 

 
 
八木山動物公園は標高136.4メートルにある地下鉄駅で日本の地下鉄駅の中では一番標高の高い駅だったんですが、2020年6月に北神急行電鉄北神線神戸市営地下鉄に移管されたことで標高244メートルに位置する谷上に一番の座を譲っています。
 
 
駅舎内は荒井よりかは使い込まれている印象。
 
 
駅名の通り、歩いて5分くらいで動物園にいける他、道路を渡ったところには八木山ベニーランドがあるので、
利用客はそこそこ多そう。
 
 

広告板に書いてある合言葉「はずむよ、はねるよ、ころがるよ♫」はベニーランドのCMの歌詞の一部でメロディーに中毒性があり、東北地方でしか流れないCMなので、東北在住の方には馴染みがあって、プロ野球の東北楽天イーグルスのチャンステーマでも使われるほどです。

 


自分もテレビでイーグルスの試合を観てた時に初めて聴けたわけですが、結構頭に残るメロディーでした。

なので、こうやってベニーランドの前まで行けるのは楽しみだったんですけども、新型コロナの影響で終日休園だったのは残念でしたね…