こんにちは。
前回の続きです。
出雲市駅からはレンタカーに乗り移動です。
まずは旧大社駅に向かいます。
出雲市駅から通常15分くらいで行けるそうですが道が混雑していて20分あまりかかりました。
こちらが旧大社駅です。
かつて出雲市駅からこの大社駅までを大社線という路線が走っていました。
1990年に大社線が廃止となり、大社駅も廃止となりました。
しかし、純和風建築の格調ある木造駅舎は廃止後も残され、2004年には国の重要文化財に指定されました。
中は無料で開放されていて見学することができます。
出雲大社は近いといえば近いのですが、徒歩20分ほどはかかりそうな感じなので、そのあたりの距離感が中途半端で利用客が伸び悩んで廃線になったのでしょうか。
こちらが駅舎の中です。
広々としています。
こちらは出札窓口になります。
木造となっていて重厚な雰囲気を醸し出しています。
こちらは入って左側にあるきっぷうりばです。
中はカーテンで閉じられています。
当時の発車時刻が残っています。
廃線になった路線にしては本数が多いように感じました。距離数も短いからでしょうか。
旅客運賃表も残っていて、あらゆるところへの運賃が記載されています。
出雲大社を訪れる観光客が多く利用していたのでしょう。
改札口を通り、ホームに入ります。
こちらがホームです。
線路もそのまま残っていて廃線から30年経っているとは思えませんでした。
駅の看板もそのまま残っています。
奥の駅長事務室は出雲観光協会の看板がついていたので観光協会の事務室となっているのでしょう。
ホームの精算所です。
精算所の文字が逆になっているのも雰囲気があります。
線路はホームの端のところまで残っていて、それより先は道路となっています。
駅舎と反対側のホームにはSLが保存されています。
ホームやSLの配置はこんな感じです。
駅舎の横には団体用の臨時改札もありました。
出雲大社を訪れる団体旅行の客はこちらを使っていたのでしょう。
改札の扉もそのまま残っていて閉じたり開けたりできます。
金属製なのもレトロ感がありますね。
駅舎に戻り、駅舎入って右側にある旧一等・二等待合室を見学します。
ここでは大社駅の歴史についてパネルがあったり、
こんな感じで鉄道グッズの展示もあったりします。
無料で中も見学できてとてもおすすめなのですが、2020年10月末から2025年まで保存修理工事を行うそうで、屋根ごと丸々覆いで囲われるそうです。
いまの外観はしばらく見られなくなる上、2020年12月からは内部観覧も工事終了までできなくなるそうです。
内部を見学したい方はお早めにどうぞ。
今日はここまで。
次回もお楽しみに!