東武隅田川橋りょう「インフラカード+乗車券」全国初の発売 併設歩道橋50万人達成で



東武鉄道は10月30日から、「すみだリバーウォーク 乗車券付き橋カード」を浅草駅ととうきょうスカイツリー駅で発売する。伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の隅田川橋りょうに併設した歩道橋「すみだリバーウォーク」の通行者が50万人を達成したことを記念したもの。

「すみだリバーウォーク 乗車券付き橋カード」のイメージ。【画像:東武鉄道】

カードの表に隅田川橋りょうの写真をデザイン。デザインは浅草駅発売分ととうきょうスカイツリー駅発売分で異なる。券面のQRコードを読み取ることで、隅田川橋りょうの歴史などの情報を得られる。橋やダムなどのインフラ構造物をデザインしたカード(インフラカード)と同じサイズ。

裏は浅草・とうきょうスカイツリーの各駅から150円区間の大人片道普通乗車券になっている。発売額は各150円。発売期間は10月30日から来年2021年4月10日までの予定だが、合計2000枚の限定発売で、売り切れ次第販売を終了する。東武鉄道によると、鉄道の乗車券とインフラカードを組み合わせたカードの発売は全国初という。

隅田川橋りょうに併設された歩道橋「すみだリバーウォーク」。【画像:東武鉄道】

東武スカイツリーラインの隅田川橋りょうは1931年に完成。隅田川の景観や列車の窓からの眺めを考慮し、トラス桁を低くした中路カンチレバーワーレントラスを採用しているのが特徴だ。鉄道専用橋だが、浅草と東京スカイツリーを結ぶ新しい歩行者ルートを確保するため歩道橋の設置が計画された。

歩道橋の「すみだリバーウォーク」は今年2020年6月18日から使用を開始。10月21日に歩行者数が50万人を突破した。