こんばんは。この週末は東北まで電車を撮りに行っていました。
今回のお目当ては仙山線で運転された快速 仙山線紅葉号です。個人的な注目点はED75が12系客車を牽引する点とHMが掲出されない(という噂)点でしょうか。今は見れなくなった客車急行の雰囲気を僅かにでも感じられそうです。
◆はじめに
ED75+12系という組成は近年でも何度か運転されていますが、都合がつかなかったり行かない理由を探したりお金が無かっと言い訳を続けて一度も撮影していませんでした。そして今年。巷で噂のGoToキャンペーンとやらを使えば実質半額程度で東北まで行けるということでついに重い腰を上げることになりました。
行くからにはカット数は稼ぎたいので2020/10/23(金曜日)から前乗りします。初日のお目当ては12系客車の送り込み(と岩切ロンチキの廃回)です。
■初日(2020/10/23)|送り込み
勝つ見込みが全くない天気予報に意気消沈しながらも一応ロングの廃回を記録。それについては今回の話題ではないので割愛いたします。宿に荷物を置き、仙台に到着する12系を迎え撃ちます。
回9141レ EF81 98 + 12系3両 仙台にて
欲を言えばレインボーがよかったですが、これはこれで嫌いではない編成です。赤い機関車に青い客車は良く似合います。
仙台始発のE721系との並び。これがいなければバルブ出来たのに…。
出発を見送って翌日に備えます。
■2日目(2020/10/24)|試運転
仙山線でイベント列車が走る際、毎回、前日にハンドル訓練が行われているということで撮影に向かいます。
回9871レ ED75 759 + 12系3両 陸前落合駅にて
思った以上に空が明るくなってしまいましたが、夜明けの夜行列車の雰囲気が出てよかったかなと思います。
同駅にて
同上 山寺-高瀬にて
到着した時には内閣発足ぐらいの段数で雛段が組まれていてびっくりしました。場所取りもしていないので妥協してサイド寄りにするか迷いましたが、ダメもとで最前列の方の下に入れないかお願いしてみると快く了承してくださり被り付きで撮影することが出来ました。その割には悪くないかなと思います。
ここから山形までと折り返し便も含めて停車時間は割とありましたが、山寺に向かう途中に晴れを少しだけ確信したので一気に作並に向かいました。
作並到着は通過3時間前だったかと思いますが、すでにベストポジションは三脚で一杯でした。知り合いの知り合いに確保していただいていた場所にセッティングして待ちます。
時間が経つにつれ、僅かな隙間もドンドン埋まっていきました。天気が不安定なこともあり、現場は少し緊張感がありましたが、ある陽気な撮り鉄が「集合写真撮ります」と一声。綺麗に整列した雛段を撮影したのち「iPhoneの人!エアドロで送ります!」「Twitterに#(ハッシュタグ)作並であげます!」と場を和ませたのが今となっては良き思い出です。
回9871レ ED75 759 + 12系3両 作並-熊ヶ根にて
通過直前に小さい雲が横切りひやひやしましたが、文句なしの光線の中を走り去っていきました。
ちなみに通過後のお空の様子。本当に間一髪でした。
この日はここで撮影を打ち切り、曇りの露天風呂を上機嫌で満喫しました。
■3日目(2020/10/25)本運転
前日の晴れカットがあるのでこの日は気楽にカット数を稼ぎに行く方針にしました。まずは仙山線というとここ行きたいなという撮影地で。
回9871レ ED75 757 + 12系 作並-奥新川にて
本運転は流石に人が多そうだから露出が厳しい送り込みで済ませようと考えましたが、それでもびっくりする人数が未明の山中に集結していました。雰囲気で言うと抜群だなと思います。そういえば、初日と機関車が変わっているのですね。山形駅が機回し、仙台駅がPPの関係でしょうか。
この後は北山形駅発車まで追いかけましたが、見事なマンダーラでなかったことにしました。
気を取り直して山寺界隈へ。ここの鉄橋は両側から俯瞰できるのですが、せっかくなので高い方へ。入山料300円を支払い、必死に駆け登りました。この寺院の教えに従い1段ずつ登ったので本当に疲れました。
9872レ ED75 757 + 12系3両 山寺-面白山高原にて
山寺(立石寺)の五大堂からの俯瞰です。ここも割と良かったかなと家に帰って写真を見ても思います。
同上 熊ヶ根にて
車は流して走っていましたが、作並のバカ停で追い越したのでシンプルな造りの駅舎を通過する様子が撮れるここで一枚。この駅では噂を聞きつけた地元住民の方々が多く、通過後に声をかけられて「あれは珍しい列車なのか」など興味津々の様子でした。順光の編成写真をビシッと決めるのももちろん大好きなのですが、こんな風に自分の撮った写真を後で見返したときに「ここにどんな人がいたな」とか「ここでこんな会話したな」とか思い返せるような写真もまた悪くないなと思いました。
◆おわりに
今回は自身の備忘録も兼ねているので珍しくしっかりと文章を書きました。初めて買ってもらったNゲージがED75(貨物機)なぐらいは好きな機関車なので、こうして色んなシーンを撮影出来て非常に楽しい遠征となりました。ED75が12系を牽引する姿もいつか見れなくなるのでしょうけど、次回、もしも走ることがあればきっとまた撮影に向かいたいと思いました。以上です。