皆さんこんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

昨日から晩年のキハ58系急行「きそ」編成の整備を行っておりましたが、無事完了しました。まぁ特に大きな改造もないので取りたてて真新しいレポートはありません。

 

↑昨日はKATO製キヤ28訓練車タイプセット車両の白帯消しを行い、編成に使用するタネ車が揃いました。

 

では小加工&整備を行います。

 

↑Tomix製の先頭車は、KATO製のジャンパケーブルを取り付けますので、既存のモールドを削り取りφ0.7mmの穴を開けます。

 

↑KATO製のキハ58 0番台とキハ28 2000番台(ともに元キヤ28訓練車タイプセット)はTN化の際に乗務員ドアステップが消失していますので、この銀河モデルのパーツを取り付けます。しかしこのパーツ市場で品薄なんですよね。家には在庫がありますが、とてもKATO製の全車分はありません。いつかは必ず尽きると思います。どうしよう…、再生産してくれないかな。

 

↑キハ58は、デッキ上に通風器が残っている姿を再現します。よって通風器を用意しておきます。また、キハ56のセットにはこの通風器取付用の穴を開けるための治具が同封されていますので、これを利用します。

 

↑こんな感じで使います。

 

加工内容は、ジャンパケーブルの取り付け、KATO製を使用したキハ58・キハ28及びTomix製キハ58 400番台前期車への乗務員ドアステップ(幅広)取り付け、キハ58 733・734へのデッキ上通風器取付、程度です。その他Tomix製車両の乗務員ドアステップを黒く色挿しします。

 

では完成です。

↑全車にジャンパケーブルが付くだけでかなり雰囲気が実感的になります。

 

では先頭(増1号車)から見てみましょう。

 

増1号車 キハ58 733(多客時は急行「つがいけ」)

↑美濃太田区のキハ58 733です。この車の特徴は冷房車ながら前位側デッキ上に通風器が残っており、しかも113系電車のような押込み通風器に交換されています。このような例は新潟や長野地区でも一部見られました。模型では単品のキハ58 400を使用し、デッキ上に113系用の通風器を増設しています。その他は共通メニューでジャンパケーブルの取り付け、乗務員ドアステップの黒色化くらいです。

 

増2号車 キハ28 2377(多客時は急行「つがいけ」)

↑美濃太田区のキハ28 2377です。わざわざ製品と同じロットの9次車である2377を選定しました。よって特に改造はありません。共通メニューでジャンパケーブルの取り付け、乗務員ドアステップの黒色化くらいです。美濃太田区には、給水口が車体中央付近に寄った10次車以降の配置が多かったのでこれを再現したいのですが、この形態は模型化に恵まれていません。

 

増3号車 キハ58 734(多客時は急行「つがいけ」)

↑美濃太田区のキハ58 734です。先ほどの733と1番違いですが、733は11次車、734は12次車です。12次車からは尾灯が外ばめ式になっています。しかし名古屋地区では尾灯が内ばめ式のロットの車の大半が外ばめ式に改造されていました。よって模型的にはほぼ差異がありません。734もデッキ上に通風器が残っていますがこちらはオリジナルの箱型通風器です。よって、模型でもデッキ上に箱型通風器を増設します。その他は共通メニューでジャンパケーブルの取り付け、乗務員ドアステップの黒色化くらいです。

 

1号車 キハ58 431

↑名古屋区のキハ58 431です。名古屋区には18両もの400番台前期車が居ましたので、急行「アルプス」セットのキハ58を使って再現します。基本的に模型のままで、加工共通メニューでジャンパケーブルの取り付けと、乗務員ドアステップの改造です。当車は新製時はドアステップが幅広なので、2位側は銀河モデルの幅広のパーツと交換します。1位側は、冷房化の際に機器箱が移動しステップが幅狭に改造されているので、模型のまま変更ありません。ステップを黒く塗るのみです。

 

2号車 キハ65 506

↑名古屋のキハ65です。これは急行「きそ」の運用が長野から名古屋へ移管された1975年3月改正で、長野から転入したものです。急行「アルプス」セットのキハ65をそのまま使います。加工は共通メニューでジャンパケーブルの取り付け、乗務員ドアステップの黒色化くらいです。

 

3号車 キハ58 111

↑名古屋のキハ58 0番台です。KATO製キヤ28訓練車タイプセット キハ58の白帯を消して用意した車です。名古屋のキハ58 0番台は1980年代にはほぼ全車乗降ドア下部の丸窓が開けられますので、この時代に丸窓があったかどうかは微妙です。模型では無かったことにしています。加工は、白帯を消した以外ではKATO車のTN化、製品付属のジャンパケーブルの取り付け、タイフォンの暖地用への交換くらいです。

 

4号車 キハ65 508

↑2号車と同じく名古屋のキハ65です。急行「アルプス」や「ちくま」にも言えますが、編成中にキハ65が2両も入っているのが山岳急行らしいです。加工内容等は2号車のキハ65と同じです。

 

5号車 キロ58 1

↑名古屋区のキロ58です。1975年3月改正で急行「きそ」の運用が長野から名古屋へ移管された際に、同改正で廃止された気動車急行「アルプス」から転用されました。製品のままで特に何も手を付けていません。

 

6号車 キロ58 3

↑同じく名古屋のキロ58です。経歴・加工内容等も含め5号車のキロ58と同じです。

 

7号車 キハ28 2088

↑名古屋区のキハ28 0番台(2000番台)です。名古屋区には1978年の時点でTomix単品の製品に該当する9次車(357~397)が配置されていません。よって多数派であった0番台を選定しました。模型は、KATO製キヤ28訓練車タイプセットのキヤ28を、白帯を消して使用しています。その他加工はKATO車のTN化、製品付属のジャンパケーブルの取り付け、タイフォンの暖地用への交換くらいです。

 

8号車 キハ58 1107

↑名古屋区のキハ58モデルチェンジ車です。名古屋地区にはモデルチェンジキハ58は1107・1108の2両しかおらず、1108は美濃太田にいました。模型はTomix製単品を使用し、加工は共通メニューでジャンパケーブルの取り付け、乗務員ドアステップの黒色化くらいです。但しジャンパーケーブル取り付けの際、ジャンパ栓納めの位置を名古屋地区標準の位置へ移設しています。

 

久しぶりに車両を編成で並べてみました。

↑基本8両付属3両の長大11連です。長すぎてスマホカメラの被写界深度では奥までピントが合いませんので良く分かりませんが…。

 

いかがでしょうか。編成的にはキロ58が2両入っていることや、キハ65も2両入っていることから急行「アルプス」に近い印象ですね。実際車両も急行「アルプス」から流れてきたものもいますし。しかし晩年急行「アルプス」専属区となっていた松本と違い、名古屋では広範囲の急行を担当しており、松本区よりは編成のバリエーションがありました。

 

これで中央本線の4大急行である「アルプス」「ちくま」「赤倉」「きそ」全ての整備が終わりました。また今月はKATOから客車急行「きそ」が発売されます。その際は一緒に並べて遊んでみようかなと思っています。

 

さて、大物急行の整備が一つ終わりました。次は何にしようかな。久しぶりに常磐無線アンテナ取り付け改造が必要なものから手を付けてみようかな。

 

では次回もお楽しみに!!

 

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