毎度!おばんです!
今週の「ゆる鉄」は、神戸市にありながらめったに見れないものを見に、
「元祖」でもあり「本家本元」の神戸線で・・・
王子公園駅へ・・・
最近、ここの上りホーム東端で「撮り鉄」さんが結構居るんですが、
「何でこんな場所で構えるか?」(あくまで「個人の見解」です)と思えます。
ま、各自のポジションですからどうでもいいのですが、目指したのは・・・
パンダを見に行くつもりではないのに、神戸市立王子動物園!
今回、園内で目指したのは・・・
もう「ネタバレ」していますが、「動物とこどもの国」の中にある、
保存機関車「D51 211」です。
国鉄から神戸市に無償譲渡されて、ここにやって来たのは1971(昭和46)年。
来年でここに来て50年経ってしまうんですね。
何せ、このカマはご存知のように・・・
生粋の「神戸っ子」!
生まれが、当時の「鉄道省・鷹取工場」ですから。
しかも、「製造番号 1」ですから、今考えると、こちらの方が「元祖・神戸のD51」なのかも。
現状「神戸のデゴイチ」で市民権を得てしまっているのは・・・
(昨年10月13日撮影)
東海道本線・神戸駅の南側に展示されている1072号機の方が、
ボランティア活動の成果もあって、目立ってしまっています。
(こちらは、日車生まれの北海道育ち)
ところが、211号機は「鷹取生まれの関西育ち」ですから。
(配置が、姫路→吹田→梅小路→奈良だったとか・・・)
ですが、211号機の方はなかなか整備が行き届かないようで・・・
運転台とかは「立入禁止」にしているので、機器類の損傷はないですが、
ボディが「野ざらし」状態での保存なので、どうしてもサビが目立ってしまっています。
今後の整備に期待するとして、打って変わって入園者がフリーで入れるのが、
「青いヨ太郎」ですよね。
この2両の「ヨ太郎」ですが、一部文献では「D51と同時期に展示」のような標記ですが、
実際は違うような記憶があります。
気付けば「ヨ太郎が増えていた」みたいな印象ですが、これは調査していくとして・・・
まずは、ヨ6692号から・・・ 「広ヒソ」の所属標記が復元されているところを見ると、
最終配置は、広島操車場(今の広島貨物ターミナル駅)だったようです。
「58-12 広島工」の標記があるってことは、1983(昭和58)年12月に、
全検出場していますね。
大概の保存車の場合は、保存関係なく直近の検査標記を残したり復元しているので、
それを信じることにします。
内装は思いっきり「客車」!ボックスシートにロングシート!
こりゃ、国鉄末期の貨物合理化の時の余剰貨車販売で、
内装変えて販売してたことを思い出しました。
それより、車端部のクロスシートの「小さいサイズ」が渋い!
何かの制御器が残ってますが何やったっけ?
あと、ハンドブレーキですが、残念ながら回りません😓アーララ・・・
で、次位が「ヨ14542」号です。
こちらは、ヨ5000形ですが、ルーツはヨ3500形の改造編入車。
「秋アソ」の所属標記が復元されていますが、「秋アツ」では?なんて話もあります。
今でいうと、秋田貨物駅の所属だったってことでしょうかね。
こちらの検査標記を信じるとしたら、1982(昭和57)年6月に、
土崎工場(今のJR東日本秋田車両センター)出場ってことになります。
で、内装ですが・・・
こちらはかなりの「オリジナル感」はあるようですね。
で、残ってたブレーキ圧力計。
要検までは受けていたようですね。
で、ヨ太郎の南側のデッキ全部に付けられている柵ですが・・・
ウサギをモチーフにしたのでしょうか?
あと「神戸市マーク」を挟んで「JR」の表示・・・
となると、このヨ太郎2両は・・・ JR貨物になってから購入したのか?
なんて推測も出来ますが、実際はどうなんでしょっかね?
あくまで推測ですが・・・
国鉄末期の貨物列車車掌乗務の廃止・・・ と言うよりも1984(昭和59)年の貨物合理化で、
一気に車掌車が余剰になった時に「黒いまんま」展示されて、
国鉄がJRになったタイミングで柵を付けてブルーに塗り替えた?となりますが、
実際は追跡調査が必要かもしれませんね。
動物園入園者の休憩室にも使われている2両の「ヨ太郎」は、
D51 211と共に、賑やかな余生を過ごしています。
で、この向かいの「カピバラ」のブースでは・・・
阪神青胴車、阪急電車とあれは207系?をモチーフにした、ベッド?が置かれています。
今日は青胴車がよかったようで・・・
ということで、今日はこの辺で・・・ 明日からまた「通常モード」に戻ります。
あ!甲種ウィークか! ほな! ドテテン!