閑話小話 217 JR東日本 近郊型の礎 E217系

皆さま おはようございます

昨日は水槽の掃除してから昼から知人オススメの日本酒を試飲(と言いながら1本飲んだ・笑)、午後は息子がスライム造りを手伝えと言うので付き合い結構忙しい日となりました(笑)
今日はどうしようかなぁ~・・・

さて今回ですが、E235系1000番台が着々と配給されていると記事を見て、E217系がどうしているか気になりました。本記事が217回ってことは後から気付きましたよ・・・。

横須賀・総武快速線 専用車

爽やかな色調のスカ色となったE217系

横須賀・総武快速線用の新型E235系1000番台のF-04編成が、新津から鎌倉に配給されたと記事を見ました。F編成はグリーン車が組まれた11両の基本編成となります。この路線への新型投入は26年ぶりとなっており今後も着々と(あっという間に)増備が進むことと思います。置き換えられるのは、現在主力として活躍中のE217系ですが、1994年に登場して以来、一貫して横須賀・総武快速線として運用されてきました。一時期東海道線の113系置き換えのために転属したことがありましたが戻ってきています(湘南色のE217系のインパクトは大きかったですね!)。

JR東日本初の近郊型車両として様々な設計思想を見ることができます。横須賀・総武快速線としてだけでなく、外房線・内房線・成田線・鹿島線と長距離に及び、行楽客もあることから3扉クロスシートの113系が長く使われてきましたが、通勤利用客が郊外でも増えたことにより3扉クロスシートの113系では乗車効率が悪いとされてきました。そこでE217系は、大胆に設計思想を変え全車4扉、座席はロングシートを主にクロスシートは3両のみ(基本11両編成中)としています。

トラックと衝突し運転士が死亡する事故が発生したことから、運転席周りにクラッシャブルゾーンを設置し事故時の生存率を高める工夫がなされています。運転台が高めに置かれているのはそのためです。この思想は後のE231/233/235系にも採用されており、JR東日本車の特徴と言えるものですね。

また、横須賀・総武快速線は長大な地下トンネルに入ります。E217系にはJR東日本の近郊型車両と唯一の前面貫通扉を備え非常脱出時の使用が想定されていました。しかしながら省令改正と、この総武・東京トンネルは車両の脇にも降車できるようスペースが設けられていることから、1998年製造の7次型より貫通扉の機能は廃止されています(扉の造形がある非貫通車)。

動力や台車は基本的に209系のを踏襲していますが、120km/h運転を行うために加速度は低めとなっています。また、基本編成と付属編成とではMT比が異なるために15両編成で運用する際は出力を切り替える機能が備わっているのも面白いところですね。

模型はTOMIX・KATOより

シャクレ気味の強化スカートが勇ましく見える

やはり首都圏で走る通勤・近郊型は人気がありますね。
両社から製品化されています。登場時のスカ色から強化スカートを装備し新しいスカ色となった車両まで幅広く展開されています。登場時の前面デザインと一体感のあるスカートが好きだったのですが、角ばった(先端が尖った)形状の強化型に換えられました(E231系なども換わりましたね)。

スカ色の帯については好みが分かれそうですね。当区にはKATO車が15両編成で所属していますが、更新時は新旧スカ色の混成編成が見られたので真似ていたことがあります。しかし旧色を転属させ新色で揃えてしまいました。今となって旧色が恋しくなっています(汗)

整備は取説通りとし室内灯もKATO純正クリアを装着しています。連結器はフック付き電連もどきから1段電連付き(青灰)に交換しましたので実感的になりました。このパーツは本当にオススメです。

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JR車のグリーン車はダブルデッカーが似合う

湘南新宿ライン開業時は、新宿発着の横須賀線系統に運用され、約3年くらいでしょうか・・・新宿駅に顔を見せていました。今は見られないので懐かしい感じがしますね。しかし、ダイヤ改正において湘南新宿ラインが増発され、運行系統の見直しにより同線から撤退しています。ごちゃ混ぜ感のあった湘南新宿ラインでしたが面白い時期でした。

E217系は機器更新を行った際に帯色の色調が変わったこともトピックスの1つです。
同じスカ色でも明るい色調となり印象が大きく変わりました。前述した模型でも両方を再現できますので気になる方はチェックしてみてください。

約750両が製造されたE217系も、いよいよ新型E235系1000番台に置き換えが始まります。着々と試運転が行われていますが、どのタイミングで運用入りするのでしょうね・・・楽しみです。このE235系は、4扉ですがクロスシートは設置されず全車ロングシートとなります(グリーン車を除く)。混雑緩和のためにクロスシート車を減らしたE217系でしたがE235系ではさらに強化されます。E217系の設計思想は運用で得た知見でE231系やE233系へと発展し、そして今回のE235系へと昇華しました。

脈々と受け継がれる思想がこの先どうなっていくのか見守りたいですね!

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

コメント

  1. クモハ489-901 より:

    こんばんは。
    土曜日「鬼滅」見て来ました…。
    イヤイヤ…。申し分なしですね。
    閑話217話、さすがです。(笑)
    私は東京~久美浜まで乗りましたが、クロスシートの快適さ(当時レベル)は格別でした。その帰りに南部支線と鶴見線乗車しました。(笑)
    横須賀線だけで活躍したE217系、
    置き換えで他の線区に行くのでしょうか?通勤ラッシュで酷使されて
    もうヤバいのでしょうか?
    E235系シリーズになってから
    グリーン車も増備傾向ですね。
    上京したらちょっとグリーン車に乗りたいかも…。(笑)

    • クモハ489-901さま

      おはようございます
      コメントありがとうございます

      「鬼滅の刃」ご覧になりましたか~
      私は最後に目頭が熱くなりましたよ・・・息子は好きな煉獄さんだけに号泣でした。
      クモハさんは如何でしたか?
      さて217回だけにE217系です(笑)
      最近乗っていないので乗りたくなりました。のんびりとグリーン車で逗子・鎌倉あたりまで。
      ただ乗ってるだけ、そこに居るだけで楽しめそうです。