桜井駅【愛知県】(名鉄西尾線。2019年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
愛知県安城市南東部の住宅地に位置する名鉄西尾線の急行停車駅で、2008年6月21日に高架化され、その7日後の2008年6月28日までの駅名が碧海桜井駅だった、
桜井駅 (さくらいえき。SAKURAI Station) です。
 
 
駅名
桜井駅 (GN 05)
 
所在地
愛知県安城市
 
乗車可能路線
名古屋鉄道:西尾線 
 
隣の駅
新安城方………堀内公園駅 
吉良吉田方……南桜井駅 
 
訪問・撮影時
2019年4月
 
 

桜井駅は高架駅で、2008年6月21日に高架化されました。
高架下に駅舎があり、東・南(高架下)・西から出入りできます。
写真は西口側で、南西より撮影。
西口には広大な駅前広場が整備されており、南側のロータリーにはバス停留所が設けられています。
北側は桜井駅前公園になっています(後述)。
また、現在の桜井駅は相対式ホーム2面2線の構造ですが、線路の両側には待避線が敷設可能なスペースが確保されていて、その分駅前広場が広くなっています。
 
 

西口駅前の様子です。西を望む。後方に桜井駅があります。
駅前は区画整理事業により、整然とした街並みになっています。
周辺には幹線道路沿いを中心に商店や診療所などが点在しています。
駅から離れると一戸建て主体の住宅地になりますが、開発途上で空地も多く、田畑も混在しています。
西へ約650mには愛知県立安城特別支援学校があります。
 
 

西口駅前の様子です。北を望む。右後方に桜井駅があります。
駅前広場の北半分は桜井駅前公園として整備されており、芝生ゾーンや遊具が設置されています。
公園の向こう側には大型ショッピングセンター「アピタ安城南店」があり、駅からのアクセスは良好です。
店内にはフードコートやレストランが入居しています。
 
 

こちらは東口です。北西を望む。
西口と同じデザインで、西口同様に待避線敷設用のスペースが確保されています。
東口側にも駅前広場がありますが、こちらは歩行者用のスペースのみでロータリーはありません。
駅前広場の一角には桜井交番が設置されています。
尚、地平駅時代の桜井駅(碧海桜井駅)の駅舎・線路・ホームは高架橋の東側(手前側)にありましたが、駅前広場整備により綺麗に撤去されました。
 
 

東口駅前の様子です。東を望む。
左後方に桜井駅があります。駅前広場中央にはモニュメントがあります。
東側は古くからの桜井の住宅地で、新旧の一戸建て住宅、低層の集合住宅と商店が混在しています。但し、こちらは区画整理事業の途上で、今後、町の姿が変化すると思われます。
写真左側には名鉄協商のコインパーキングがあり、私の訪問時はほぼ満車でした。名鉄はパークアンドライドが結構浸透している印象で、クルマ社会の愛知県で鉄道事業を維持するには自動車との連携は不可欠です。
また、約600m南には安城市立桜井中学校があります。
 
 

高架下にある改札口の様子です。北を望む。桜井駅の改札はこの1ヶ所のみです。
左が西口、右が東口で、後方が高架下の南口です。
桜井駅は有人駅ですが、7:00~20:00を除き無人で、駅集中管理システムが導入されており、インターホンも設置されています。
交通系ICカード『manaca』などに対応の自動改札機が3通路あり、右端がICカード専用、窓口に面した左端が幅広通路です。
改札口の左側には出札窓口があり、その左手前には自動券売機が2台あります(ICカード(チャージなど)は右側の券売機のみ利用可能)。
改札内には『manaca』チャージ機と自動精算機(磁気券用)があります。
トイレ・多機能トイレは改札内1階と改札外の南口前(後方)にそれぞれ設置されています。
そして改札内には2階にある各ホームとを結ぶ階段(各2通路)と上りエスカレーター、エレベーター(各1基)が設置されています。
尚、桜井駅構内に売店・コンビニはありません。駅近く(東口側)にコンビニがあります。
 
 

2番線ホームの壁面に設置されている吊下式の駅名標です。電照式ではありません。
名鉄の標準仕様で、駅ナンバリングも表示されています (GN 05)。
尚、駅ナンバリングの「GN」ですが、「G」は蒲郡線、「N」は西尾線を意味していると思われます。
「G」が先に来たのは、西尾線からですと「NG」になるので、イメージの悪化を避けたと思われます。
ちなみに当駅の旧駅名は「碧海桜井駅」で、南隣に南桜井駅が開業した2008年6月29日に「桜井駅」に改称されましたが、同日に北隣の「碧海堀内駅」も「堀内公園駅」に改称されました。解消前は「碧海古井駅」「碧海堀内駅」「碧海桜井駅」と3駅連続で西尾線の前身の社名かつ地域名である「碧海」を冠した駅が続いていましたが、現在、「碧海」を冠する駅は碧海古井駅のみになってしまいました。それでも1駅でも「碧海」を冠した駅を残した名鉄の英断(?)に感謝です。
 
 

桜井駅は相対式ホーム2面2線の高架構造で、概ね南北方向にホームが延びています。前述の通り2面4線に拡張可能な構造です。ホームは若干カーブを描いています。
右(西)が1番線で上り新安城方面・名鉄名古屋方面、左(東)が2番線で下り西尾・吉良吉田方面です。
ホーム有効長は6両分で、ホームドアは未設置です。ホーム幅は中央部こそ広いものの両端はかなり狭いです。中央部も階段・ES・EVや待合室により相当部分が狭くなっています。
上屋は各ホームとも吉良吉田方寄りの約4両分に設置されています。特急は新安城方の一般車2両が雨ざらしになりますので、雨天時に当駅で下車される際は注意が必要です。
各ホームの上屋下にはベンチ、飲料自動販売機、待合室(空調は?)が設置されていて、地平の改札階とを結ぶ階段・上りES・EVもあります。
写真は2番線より吉良吉田方を望む。
 
 

2番線より新安城方を望む。
これより終点の新安城駅まで単線区間が続きますが、写真の高架橋を含め大半の区間で複線分の路盤が確保されています。
この先、住宅地の中を高架区間で北へ走りますが、やがて地平区間になり、引き続き住宅地の中を北上すると堀内公園駅へと至ります。
 
 

2番線より吉良吉田方を望む。
これより南桜井駅の少し先まで複線区間となります。
この先、右へカーブして高架区間のまま新しい住宅地の中を南西へ進みますが、やがて田園地帯に入ると地平区間になり、しばらく走ると2008年6月29日開業の南桜井駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が桜井駅で下車したのは2019年の1度きりです。名鉄全駅訪問計画の一環で下車しました(2019年8月達成済)。急行停車駅で、新しくて立派な高架駅でした。駅前広場の北半分は公園になっていて、駅西側は整然とした雰囲気でしたが、駅東側は区画整理事業の途上で、空地が目立ちました。
 
東京からですと東海道新幹線で名古屋駅まで行き、隣接する名鉄名古屋駅から毎時2本の西尾線直通急行・吉良吉田行きに乗車して当駅下車です。この急行が当駅まで先着します。あるいは特急・豊橋行きに乗り新安城駅で下車。西尾線の普通・西尾行きに乗り換えて当駅下車です。尚、金山駅で名鉄に乗り換えても大丈夫ですが、着席確率が下がります。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
一方、大阪からは東海道新幹線で名古屋駅、または近鉄で近鉄名古屋駅まで行き、名鉄名古屋駅からは上記のルートで到達できます。こちらもじゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、駅東側約200mと駅北西約350mにコンビニが1軒ずつあり、飲食店は西口の北約200mの「アピタ安城南店」内に「スガキヤ」「ミスタードーナツ」「ファーストキッチン」「びっくりドンキー」など複数の店舗が、「アピタ」西側の道路沿いには「丸亀製麺」「ジョリーパスタ」があります。道路沿いには「ほっともっと」もあります。事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
 
東京、大阪とも到達難易度はやや高いですが、名鉄西尾線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は桜井駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:Google地図、Wikipedia)