列車は夕張支線に別れを告げ、新夕張駅からは石勝線。

※写真1:今となれば懐かしい新夕張駅4番ホーム(※現在は未使用)

 

夕張発千歳行普通列車(2628D)は、午後1時3分、新夕張駅を発車。

発車するとすぐに、列車は深緑の森のトンネルへ吸い込まれる。

※写真2:ミーン・ミーン・ミーン♪

森から響く真夏を感じる蝉の大合唱(新夕張~十三里信号場)

 

トンネルを通過し少し走ると、十三里信号場で停車。あれ? いったい何だろう?

お~!札幌発釧路行「特急スーパーおおぞら5号」が、高速で目の前を通過!

 

7月27日の乗り鉄旅では新夕張駅で通過していった「おおぞら5号」。少し遅れているのかもしれない。(9月29日)

※写真3:「特急スーパーおおぞら5号(キハ283系)」と列車交換(後方から撮影・十三里信号場)

※写真4:新夕張駅を通過し夕張川橋梁を渡る「特急スーパーおおぞら」(新夕張~占冠)

 

十三里信号場付近の進行方向右側には、夕張メロンのビニールハウスが広がるね。

※写真5:ハウスを見ているだけでメロンの甘い香りがしそう・・じゅるる・・(十三里信号場~滝ノ上)

 

昼飯抜きの乗り鉄旅のせいか、頭の中をよぎるのは、これ!

こんな魅力的なメロンパンが、世の中にあったとは!笑

阿部菓子補さんのお店は、新夕張駅前の「道の駅」にあります。詳しくは掲示板のとおり。

※写真6・7:私のイチ押し~ころころ夕張メロンパン~

 

最初の出会いは、今も忘れませんね。

お店を訪れたのは土曜日の夕方で、メロンパンは残り一つ! 

「ラッキ~遂に買える!」と思ったその時、遠くから子ども大きな声が・・

「ママ~メロンパ~ン!」・・断念

翌日再度お店に行き、やっとゲットしたメロンパンなんです・・笑

 

乗り鉄旅を続けましょう。

午後1時11分、滝ノ上駅に到着。(跨線橋からは9月に撮影)

 

 

 

おっ!貨物列車がやってきた!

嬉しいね~石勝線ならではのシーン。

 

長~いコンテナ貨車を牽引するディーゼル機関車は、北海道で活躍するDF200・レッドベアー!馬力ありそうだな~

 

キハ40日高色とのツーショット!

 

※写真8~15:本州と道東を結ぶ貨物列車。9月中旬から約1か月間は、十勝産の新鮮なジャガイモを本州に運ぶ「じゃがいも列車」が活躍!

 

ちなみに駅近くには、10月下旬に紅葉の見頃を迎える「滝の上公園」があります。(「北海道ローカル線旅日記!夏秋の石勝線→夕張支線④」でご紹介中)

 

午後1時12分、列車は滝ノ上駅を発車。

 

 

※写真16~18:2024年3月のダイヤ改正に伴い廃止となる滝ノ上駅。いろんな思い出があるので、とても残念です。ありがとうございました。(2023年12月12日追記)

 

次の川端駅までは、ビューポイントが続くお勧め区間!車窓の景色を楽しもう。

 

列車が森から抜け出すと、突如、夕張川が現れた!ここは「竜仙峡」と呼ばれる景勝地。10月下旬の紅葉の季節が一番の見頃です。

※写真19:夕張川橋梁を渡るキハ40(滝ノ上~滝ノ下信号場)

 

夕張駅へ行く途中、川端駅で列車交換した釧路発札幌行「特急スーパーおおぞら4号」も通過!

※写真20:夕張川橋梁を走るキハ283系(滝ノ上~滝ノ下信号場)

 

川端駅での列車交換は「北海道ローカル線旅日記!夏秋の石勝線→夕張支線③でご紹介しています。では動画をどうぞ。

(撮影時間:17秒・北側の国道から撮影)
(撮影時間:22秒・10月上~中旬)

 

これが紅葉の竜仙峡。綺麗だな~

コンクリート建造物は急峻な斜面を活かした滝下発電所。沼ノ沢地区の夕張川から取水し約7kmの導水管で川水をここまで運び、水の落下で発電するシステム。豊富な雪解け水を活かしているね。

※写真21:紅葉映える竜仙峡(10月下旬・石勝線北側の国道から撮影)

 

夕張川橋梁を通過した列車は、「難所」竜仙峡の連続カーブを進む。

※写真22:晩秋を迎える竜仙峡を走るキハ40(滝ノ上~滝ノ下信号場・11月上旬)

 

いよいよ来た~一番のビューポイント!

※写真23:鉄橋へ突入!

 

うわ~いいね~満水の川端ダム湖!

湖水色はシューパロ湖に似て、夕張川独特のカラー。

紅葉の季節はどんな景色になるのかな?

あ~もう終わってしまった・・鉄橋通過(9月29日)

※写真24~26:いつ見ても満足!川端ダム湖通過シーン(滝ノ上~滝ノ下信号場)

 

いいね~曲線好きには、たまらないこのカーブ、変かな?(笑)

※写真27:満足!滝ノ下信号場通過

 

そして最後のスポット!この区間3度目の夕張川渡り。

キハ40北海道恵みシリーズ「道央・花の恵み」との2両編成は、石勝線ではもう見れないかもしれません・・残念。

 

夏の大雨の影響で濁っている夕張川。濁りやすい地質も夕張川の特色です。

次の写真の右側に見えるのが放水している川端ダム。千歳・札幌行き列車からは進行方向左側に見えますが、一瞬です。

 

※写真28~31:この旅10回目の夕張川渡り(滝ノ下信号場~川端)

 

これが川端ダムの全容。左奥から流れる夕張川がダムで堰き止められ湖になり、先ほど渡った鉄橋は、ダム湖の中流付近を横切っていたんだ。納得!

※写真32:値打ちの高い「川端ダム」のダムカード(令和2年11月1日(配布再開初日)現地事務所にて入手)

 

夕張川を渡ると、列車は背の高い松林(鉄道防雪林?)の側を走り、まもなく川端駅に到着。

※写真33:石勝線・車窓の景色お勧め区間(滝ノ上~川端)は、ここで終了です。

 

 (つづく)

 

※追伸

「北海道ローカル線旅日記!夏秋の夕張支線→石勝線」をご訪問いただきまして、ありがとうございます。

この区間の紅葉は、今、見頃を迎えています。