今回は、仙台市交通局の大型車のうち、2010年度から2016年度にかけて導入された車両を取り上げます。これまでとは違って同一車種が大量導入されるようになり、車種の統一が進みました。

1014 (1)
仙台230あ1014
LKG-LV234L3
2011年式
前年度に引き続き導入されたいすゞエルガ。この年からLKG-に変わりました。1990年代末期までの仙台市営は4メーカーの車両をまんべんなく導入していましたが、この頃からサイズごとに同一車種を導入するようになり、この年だけでエルガが18台も導入されました。CNG車やハイブリッド車も導入されなくなったので、バリエーションは減少しています。

1018 (1)
仙台230あ1018
LKG-LV234L3
2011年式
姉妹都市バス「アカプルコ号」のエルガ。仙台市の姉妹都市でメキシコ合衆国にあるアカプルコ市のラッピング車になっています。このほかに、アメリカの「ダラス号」や韓国の「光州号」などもあります。

1117 (3)
仙台230あ1112
LKG-LV234L3
2012年式
LKG-のエルガは2010年度と2011年度にあわせて40台以上導入されました。以前は4メーカーの車両を導入していたので、たまには日野車やふそう車も入れたら?とは思うのですが、入札制になってしまったので、こればかりはどうしようもなく…。日野車は中型車がしばしば導入されていましたが、ふそう車に至っては10年以上導入されなかった時期がありました。

1265 (2)
仙台230あ1265
QPG-LV234L3
2013年式
2012年度からはQPG-に変わりました。本来であれば希望ナンバーの数字は1201から始まりますが、宮城ナンバー時代の数字を継承している2006年式の車両と被らないように、1251から付番されています。

1323 (3)
仙台230あ1323
QPG-LV234L3
2014年式
2013年度の車両から、前面のノンステップバスの表記が目立つものに変わりました。それ以外は仕様に大差はない模様。

1401 (2)
仙台230あ1401
QPG-LV234L3
2015年式
モデルチェンジ前最後の導入となった2014年度のエルガ。QPG-でも60台近くが導入され、一気に多数派に躍り出ました。市営らしくノンステで統一しているのはいいとして、KC-までは標準尺(N尺)が基本だったのに、ノンステ化以降は短尺(L尺)しか導入しておらず、輸送力は足りているのか心配になります。

1504 (3)
仙台230あ1504
QKG-LV290N1
2016年式
2015年度からはモデルチェンジしたエルガを導入。やはりまとまった数が導入されています。L尺がラインナップから消えたので、N尺に切り替わりました。

1606 (2)
仙台230あ1606
QDG-LV290N1
2017年式
2016年度もエルガを導入しました。新車はエルガだらけですが、4メーカーの車両を導入していた時代の古参車が意外に残っているうえ、移籍車でブルーリボンシティやエアロスターなどを導入しているので、仙台駅前にいてもエルガばかり来るというわけでもないです。

1612 (2)
仙台230あ1612
QDG-LV290N1
2017年式
こちらも2016年度のエルガですが、ベガルタ仙台のラッピング車になっています。2017年式からATになり、QKG-からQDG-に変わりました。