700系の団体列車で東京駅に到着しました。
このまま700系の回送を見送りたいところですが、この後はこの団体列車ツアー最大のイベントがあるのでホームを離れます。
オレンジの旗を持った方に連れられやってきたのはこちら。
普段は入れない東京駅のJR東海駅事務室です!
そのまま進み(途中は撮影禁止)、案内されたのはこちらの会議室のような場所。
ここで団体列車乗車記念イベントが行なわれます!
このイベント参加はJR東海ツアーズで3月1日の700系団体列車ツアーのうち50名限定として発売されたプランの特典。
貴重な体験です。
会場を見回すと…ホワイトボードが!
700系引退の少し前、東京駅日本橋口の案内用ホワイトボードに描かれていた700系のイラストが上手すぎるということで話題となりました。
今回はこのツアー参加者限定で特別バージョンが展示されました。
隠しネタとして京阪の700形が描かれているのが芸が細かい…
全員が着席したところでイベントが始まります。
まずはこのイベントに参加したことへの感謝の言葉から始まり、続いてこのイベントの説明が行なわれます。
このイベントの目玉は700系引退の記念プレートに名前を書くこと。
前回の記事で700系C60編成から抽出したアルミが乗車記念メダルに使われたことを書きましたが、同じように700系から抽出したアルミを建材として東京駅八重洲口側に「東京ギフトパレット」という商業施設が建設されています。
その東京ギフトパレットの壁に貼られる記念プレートの裏側に名前を書けるのです。
説明ではどのように700系からアルミを抽出するかについても語られました。
実はこれまで廃車となった車両は破砕後主に製鋼用添加剤(脱酸剤)として用いられ、リサイクル素材としては使用されていなかったとか。
その理由は車体には塗装や他の金属が付着しており、それを効率よく取り除く手段が無かったため。
しかし、作業工程を加えることでその問題をクリア。車両から製剤用アルミへとリサイクルを行い、東京ギフトパレットの建材として利用できるようになりました。
実際の破砕後の車両破片。車体塗装の青い塗料が付着したままになっています。
説明後は順番にプレートに名前を書いていきます。
こちらがそのプレート。
裏面に名前を書きます(画像は加工してあります)。
設置後は見えなくなりますが(笑)
【参考】2020.9.23撮影 東京ギフトパレット
実際に設置されるとこんな感じに。いい記念になりました。
(これを見るために後日わざわざ東京駅に行ったんですよね…(笑))
本来なら700系の運転士の方のお話を聞いたりする機会もあったようですが…COVID-19の影響で長時間同じ部屋に居続けるのは良くない、とのことで取りやめに。
終わった後は700系のお菓子をもらって駅事務室を後にしました。
ここが東京ギフトパレットになる場所。今は工事中です。
完成したら見に行きます。
(有言実行しました…(笑))
せっかくなので日本橋口の本家のホワイトボードを見に行きました。
JR東海なのにサフィール踊り子とか、
あとこれは…TRY-Z?
マニアでも一部の人しか知らないであろうJR東日本の試験車両を選ぶセンス、大好きです(笑)
TRY-Z:JR東日本で1994年~1999年に活躍した在来線試験車両。形式名はE991系。常磐線で180km走行の記録を達成したことで知られる。
このホワイトボードは定期的に描き換えられており、来るたびに違う姿が見れるのが楽しいですね。
この後、八重洲側のマクドナルドで休憩していると、予備編成のC54編成が上ってきているとの情報が入ったので急遽新幹線ホームへ。
やってきました。
回送列車ですが人が多いですね…
15分ほど停車し、大井車両基地へと回送されていきました。
このときは全く意識していなかったのですが、次に700系C編成が東京駅に現れたのは3月11日と12日の廃車回送のとき。
その前の最後の姿をとらえた貴重なシーンとなりました。
次回に続きます。
★列車データ
回7880A~回7703A 回送 新大阪→東京(12:29頃-12:44頃)⑮→大井車両基地 700系 C54編成
※2020年3月1日運転
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