皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

キハ58系Nゲージ鉄道模型は、既にTomixさんやリニューアル後のKATOさんの製品は一通り揃えた感があるのでこれらの購入は一段落してきた雰囲気です。よって、再びキハ58系関係の鉄道資料の収集に軸足を向けてゆこうかと思っています。

 

私の幼少期はいわゆる「昭和末期」で、昭和40年代後半の蒸気機関車末期の鉄道ブームを「第1次鉄道ブーム」とすると、昭和50年代後半のブルトレや特急電車などを筆頭とする「第2次鉄道ブーム」とでも呼べる時期でした。 そもそも「ブルトレ」なんていう単語自体が現在では死語になりつつあります。

 

この昭和末期の鉄道ブームの内容としては、個人的な見解ですが、

 

1.ヘッドマークが付き一気に人気が高まったブルートレイン

 

2.そしてそれらをけん引する機関車たち、特に電気機関車 またこれら機関車がけん引する列車全般

 

3.ゴーサントオ(昭和53年10月)改正からイラストヘッドマークとなり一気に人気が高まった特急列車(特に電車)

 

4.用途別に形式や色が分かれ、また末期には先頭化改造など趣味的にも興味深かった通勤・近郊型電車

 

5.数が少なくなり、昔の旅情を残していると人気であった旧型客車列車

 

6.風光明媚ながら廃止されるものが出始め、人気が高まった地方のローカル線(特に特定地方交通線)

 

7.比較的画一的な車両ばかりの国鉄ではなく、バリエーションに富んだ私鉄車両。特に私鉄特急列車

 

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ということで、当時 各趣味誌以外にも様々な鉄道書籍が刊行されていましたが、多くは上記をターゲットとしたものばかりでした。

 

↑ネット通販で色々な書籍を探していると、昔私が幼少時代に読んでいたものが出てきました。

 

小学館の「コロタン文庫」や「ケイブンシャ」の文庫シリーズは、その手ごろなサイズながら意外と深くマニアックな内容から、濃い鉄を養成するにはピッタリのバイブルでした。当然私もいくつか持っていました。

 

これを見ると、当時の鉄道趣味の分野が良く分かります。しかし、この中に「キハ58系」が出てきそうなものは残念ながら見当たりません。「電車」「機関車」「特急」「ブルートレイン」、そういう方面ばかりです。

 

これはこの「コロタン文庫」に限らず、昭和の末期に刊行された鉄道書籍全般に言えることでしょう。JRに継承されたキハ58系車両の調査はほぼ(95%以上)終っていて、残りは国鉄時代に廃車になってしまった車両の調査をしていますが、国鉄末期のいわゆる昭和55年~昭和62年にかけての鉄道書籍へのキハ58系の登場率の低さはかなりの困りものです。強いて言えば「鉄道ジャーナル」誌が鉄道乗車ルポを多く刊行し、その中には当時多く走っていた気動車急行が含まれるので比較的登場率が高いですが、その他と言えば…。 探すのも大変です。 キハ58系は国鉄末期には普通列車に転用されるものが増えてきましたが、それでも特定地方交通線での活躍よりも非電化亜幹線のキハ55系や客車列車置き換え的な要素が強く、ローカル線ルポや写真集への登場も非常に少ないです。廃止される地方ローカル線はやはりキハ20系やキハ40系の単行がメインでした。

 

1990年代も後半になってくると原色を残す国鉄型車両がスポットを浴び始め、このキハ58系も一躍人気形式に躍り出ます。私が趣味誌にキハ58系関係の記事を書いたのもこの頃でした。そして2000年以降は急行色への塗戻しやリバイバル列車の運行など、鉄道会社側もこれを意識した営業政策を行い、キハ58系人気のピークとなりました。しかし2001年時点では在籍両数はキハ65を含めても約380両と、新製両数の2割にも満たない状況でした。それでも2001年の時点で1961年の新製開始から既に40年経過していましたので380両「も」居たという見方も出ますが。 よって、既にキハ58系の全容を解明するには非常に難しい状況でした。

 

ということでなかなか今から新ネタを見つけ出すのは非常に難しいですが、これからも地道に調査を続けたいと思います。またネタをひねり出してご紹介したいともいます。

 

それでは次回もお楽しみに!!