昭和50年の3月改正では新幹線の博多開業があり、山陽本線の長距離列車が大幅に削減された。そのダイヤ改正は車両の大移動も伴い鉄道雑誌でも大きく扱われた。私たちのグループは「鉄道ファン」の取材を受けていて、列車の編成調査に協力していた。もちろん、写真も撮ったが、それはすでに発表している。サブカメラのハーフサイズで車両ナンバーを記録したが、そのネガにもいま未発表写真があった。

 ちょうどこの頃からは貨物の入換え機を撮影していて、大阪駅は遠出するための出発駅として利用するくらいになっていた。それでも少しは発着する列車を撮っている。
7501210 EF6117阿蘇大阪
EF6117の牽く急行「阿蘇」が到着。蒸気暖房のスチームが漏れる。

7501230 西海大阪
急行西海のグリーン車。

7501234 DF50504大阪
この頃は誰も関心がなかったDF50。SLの憎き敵だった。まだ福知山線では使われていた。1977年頃から注目されるようになった。

7501252 梅田貨物駅
大阪駅のホームから梅田貨物駅を撮影。DD13が見える。

7501261 EF58167大阪
取材には無関係の荷物列車はハーフで撮っていた。

7501433 キハ58大阪
山陰方面の特急や急行はダイヤ改正も関係ない。

7505132 EF589大阪
ダイヤ改正後はバレット積みの荷物列車も登場した。

7505133 大阪583回送
駅の中線に止まっていた回送車。「明星」は関係ない。

7505134 EF5836大阪
荷物列車の横にはパレットに積まれた荷物が待っていた。

7505801 マヤ34 2002大阪
軌道試験車のマヤ34は全国の線路を走り、蒸機時代にはよく話題になっていた。大阪駅では回送を見ることもあった。

7514307 大阪市バス、大阪
大阪駅前のバス停で市営バスを撮る。ここから近鉄連絡もあったのか。新塗装を意識しているが、旧塗装の方はあまり撮っていなかった。