昭和50年の3月改正では新幹線の博多開業があり、山陽本線の長距離列車が大幅に削減された。そのダイヤ改正は車両の大移動も伴い鉄道雑誌でも大きく扱われた。私たちのグループは「鉄道ファン」の取材を受けていて、列車の編成調査に協力していた。もちろん、写真も撮ったが、それはすでに発表している。サブカメラのハーフサイズで車両ナンバーを記録したが、そのネガにもいま未発表写真があった。
ちょうどこの頃からは貨物の入換え機を撮影していて、大阪駅は遠出するための出発駅として利用するくらいになっていた。それでも少しは発着する列車を撮っている。
EF6117の牽く急行「阿蘇」が到着。蒸気暖房のスチームが漏れる。
急行西海のグリーン車。
この頃は誰も関心がなかったDF50。SLの憎き敵だった。まだ福知山線では使われていた。1977年頃から注目されるようになった。
大阪駅のホームから梅田貨物駅を撮影。DD13が見える。
取材には無関係の荷物列車はハーフで撮っていた。
山陰方面の特急や急行はダイヤ改正も関係ない。
ダイヤ改正後はバレット積みの荷物列車も登場した。
駅の中線に止まっていた回送車。「明星」は関係ない。
荷物列車の横にはパレットに積まれた荷物が待っていた。
軌道試験車のマヤ34は全国の線路を走り、蒸機時代にはよく話題になっていた。大阪駅では回送を見ることもあった。
大阪駅前のバス停で市営バスを撮る。ここから近鉄連絡もあったのか。新塗装を意識しているが、旧塗装の方はあまり撮っていなかった。
コメント
コメント一覧 (2)
今後も読ませていただきます(「専用線の機関車」からのファンです)
「西海のグリーン車。」は貴重なスロ54の床下クーラー車ですね。2両のみの異端故に早期引退かと思っておりましたが、75-3までは現役でだったことの証拠で貴重な記録だと思います。
大阪駅は大変貌したようで地味に昔の名残も残っており、乗り換えなどで利用するたびに懐かしさに捉われる場所です。
(幼時高槻在住で、113系の快速でのお出かけが楽しみだったのです)
駅撮り写真は今思うと、それも貴重なそして時代性を残すカットが多いものですよね。
今後も楽しみにしております。
nainen66
がしました
駅や町の写真は撮っておけば損はしないです。車両アップの写真はあまり撮りたくないけど、仕事だから撮っています。誰も撮っていないカットを持っているのは快感です。
nainen66
がしました