昨日のつづき。三井寺を出て坂本方面へと向かう石坂線の電車は、住宅の立ち並ぶ中を右へ左へ折れながら進んでいく。アップダウンの激しい路線に対応するため、この路線を走る電車は全てM車で力強い。丹後地方で乗った113系5300番台の加速性能には、まるで失われた過去が背後から迫りくるような恐ろしさにも似たリニアを感じたが、京阪600形・700形もあれに通ずる性格をしていると思う。
浜大津まで戻ってきた。この場所へ来るとやっぱり、道路を走る電車の姿を撮りたくなる。義務のような気さえしてくる。概ね10分ヘッドの高頻度運転をしている列車たちが多くのチャンスを与えてくれているせいだと思う。
石坂線の併用軌道区間は短いが、色んな撮り方ができそうだ。可能性を感じる。まだトライしていないアングルもある。レンズや時間帯を変えながら、これからも色んな表情を切り取っていきたい。
<参考過去記事>