鉄道ファン各位…コアなファンは勿論のこと、ちょっと鉄道に興味がありますよ…というあらゆるファン各位。
映画ファン…王道作品だけでなくちょっとニッチな映画も嗜みますよ、というファン各位。
映画「電車を止めるな! ~のろいの6.4km~」の鑑賞を、強く強くお勧めいたします。
そして、映画を見終えて真っ先に思ったことは
「できるなら明日にでも銚子電鉄に乗りに行きたい!!!!!」
です。
自分は日頃映画を嗜む方ではないので、喜怒哀楽どの気持ちにおいても、感情移入の沸点が低い方だと思っています。
ちょっとしたことでも笑えるし、ちょっとしたことでも涙してしまう。
人間が曲がっている割には感情に素直なのかもしれませんが、とても映画を評することなどできる経験は持ち合わせていません。
ところがネットでの評価を見ると、映画鑑賞を趣味としている(であろう)人の評価が、この映画かなり良いんですよ。
感動するシーンも理由も同じ。
映画ファンも鉄道ファンも、喜怒哀楽を感じるところは一致するのですね。
映画ってちょっと遠い存在だと思っていましたが、そんなことはないと実感することができました。
映画サイドは「超C級映画」を自負しているようですが…(ちなみに「銚子」とのダジャレでもあります)。
映画の上映場所と日時は公式サイトをご参照いただくとして…。
今回は茨城県龍ケ崎市にあるレンタルレイアウト「ほぼ国鉄時代のジオラマ」の上映にお邪魔しました。
元々は田端にあったレンタルレイアウトですが、最近龍ケ崎市に引っ越してきたようです。知りませんでした。
映画チケットにレンタルレイアウト1時間無料券付きで2500円でした(レンタルレイアウトは近いうちにお世話になるでしょう)。
ちなみにこの映画のチケットには銚子電鉄1日乗車券「弧廻手形」付き。
言うなれば、約1時間半に及ぶ銚子電鉄PRのプロモーション映画といったところでしょうか。
銚子電鉄といえば経営難の第一人者として有名で、名物のぬれ煎餅が収益の凡そ7割を占めているくらいです。
その結果、最近では帝国データバンクで「業種:米菓製造」と明記されているくらいですから(笑…えねぇ)
ぬれ煎餅以外にも「経営がまずい」という実情になぞらえて「まずい棒」を販売したり、この映画でも「電車屋なのに自転車操業」と自虐ネタをぶっ込んできたり…。
ネタバレにならない程度に感想を申し上げると…思いのほか涙あり、そして笑いあり。
会社の方針から(おいおい…)全力でギャグ路線に振っている映画なのかと思いきや、素人目に見て脚本はかなり綿密。
楽しい1時間半でした。
キャストは…才色兼備な鉄道ファンの村井美樹さん、かつてからTwitterでフォローしている谷口礼子さんや小嶋みつみさん、そしてまさかの銚子電鉄社長ご自身(笑)
上映後はサプライズゲストとして、広瀬じゅず(←この配役名から、銚電がいかに本気の悪ふざけをしているか察してください)を演じている池上恵さんがお目見え!!
広瀬じゅず…映画の中では誰もが認める年増のババアなのに、演者は全然ババアじゃなかったことに驚きました。
メイクと演技の合わせ技ってスゲエ…。
上映後、鑑賞した人全員には見事な手土産まで用意されていました。
銚電関連のお菓子フルコース、銚電社長直筆のメッセージ(コピー。銚子電鉄の便箋が使われていて感動)、そしてそのメッセージが入れられていた封筒は「銚子電気鉄道株式会社」と刻まれたもの…「鉄道電話」の番号が記載されているのは個人的に大ツボでした(笑)
あと、アンケートの設問…下らないこと前提ですか(笑)
「電車を止めるな!」のブルーレイが発売されたら、ぜひ購入したいですね。
とても楽しい時間を過ごせました。
いやぁ、映画って、鉄道って、本当に素晴らしいもんですね~(*´▽`*)